1. 受験うつ予防ナビTOP
  2. 受験生にこんなサインがあったら注意!家族の対応編

受験生に以下のような徴候が表れたら、「受験うつ」などメンタル面のご病気や、何らかの脳機能の問題が潜んでいる可能性があります。 まずは、以下のリストに沿って、お子様の様子をチェックしてください。

お子様の将来を奪う「素人判断」は厳禁!

「受験うつ」の怖いところは、単なる性格の問題と区別がつきにくいことです。わがままな性格であれば、「うるさい!」と怒鳴り散らすこともあります。ヤル気のない性格だったら、すぐに受験勉強を投げ出します。このため、多くの親御様が「きっと性格のせいだろう」と甘く見てしまい、「受験うつ」の徴候を見逃しているのです。その結果、治療が遅れ、浪人を繰り返すことになり、お子様の将来が奪われているというのが現実です。素人判断は、とても危険なことです。

専門の検査と医師の診断が不可欠!

「受験うつ」の診断には、光トポグラフィー検査や認知機能の検査と、経験が豊富な医師による問診の両方が不可欠です。私はこれまで、「受験うつ」のお子様を数多く診療してきたため、ほんのささいな徴候も見逃さないという自負を持っています。しかし、脳内で何が起こってその徴候が生じているのかは、検査のデータを見ないと詳細にはわかりません。そのため、問診の前に必ず検査を受けていただいています。

薬に頼りすぎるのは危険!

国際的に見て日本の医療は、抗うつ薬に過剰に依存しているのが実情です。もちろん、薬が必要な場合もありますが、受験生のような若い世代は、うつ病のタイプによって、抗うつ薬が禁忌(原則として使用しない)と定められている場合もあります。また、十分な治療の効果が現れるまで長い年月を要することもあり、入試に間に合わず、結果として一生を棒に振ってしまう受験生も多いのです。 さらに、抗不安薬の大半は脳の活動を抑える作用があるため、試験の問題を解く能力も大幅に低下してしまいます。このように、少なくとも「受験うつ」については、薬が治療の決定打とはなっていないのです。

「磁気刺激治療」は一石二鳥!

「受験うつ」は単なる心だけの問題ではなく、脳機能の不調によって生じるものです。この部分を改善しない限り、根本的な解決にはなりません。 その点で大きな効果が期待できるのが、磁気刺激治療です。これは、頭の外から安全な磁気のパルスを当て、脳を刺激して機能の回復を図る最新の治療法です。すでにアメリカでは優れた治療実績を残し、今、世界の専門家の間で注目を集めています。 特徴は、大きな副作用がほとんどないにも関わらず、極めて短い期間で効果が現れることです。合格のためには、なんとしても早期に回復したい受験生にとって、とりわけ打ってつけだといえる治療法です。 また、磁気刺激治療は、問題を解くときに不可欠となるワーキングメモリーという脳の機能を高める効果を持つことも実証されています。入試でより高得点を稼ぎ出すためにも役立つので、「受験うつ」には、まさしく一石二鳥の治療法だといえます。

医師による脳機能に合わせた受験指導!

「受験うつ」に陥ると脳機能が不調を起こすため、記憶力や集中力など、問題を解くのに必要となる能力が低下してしまいます。こうした状態で合格を勝ち取るには、脳機能の特徴に合わせた受験勉強や専門の対策が不可欠です。 そこで私は、検査のデータをもとに、どのタイプの問題をどのように攻略していけば合格を勝ち取れるのか、カウンセリングの中で個別に指導をしています。 学習塾や予備校は、あくまでも心身ともに健康な受験生を前提に指導を行うものです。「受験うつ」の場合は、検査データと医師としての経験や知識がなければ、適切な指導は行なえません。

磁気刺激治療とカウンセリングで早期合格!

「受験うつ」から立ち直り早期に合格を勝ち取るには、磁気刺激治療と医師によるカウンセリングを組み合わせることが極めて有効です。そこで、この2つを一体として提供する「磁気刺激治療(受験うつ)早期合格コース」を設けました。 「受験うつ」は、お子様にとってもご家族にとっても、とても辛いものです。それに耐えかね、受験を投げ出してしまうご家族も少なくありません。そのお気持ちは、よくわかります。 でも、あきらめるのは、ちょっと待って下さい。多くのお子様が「受験うつ」のドン底から立ち直り、志望校への合格通知を手にされています。まずは、一日も早く検査をお受けになることを強くおすすめします。少しだけ勇気を出して、お子様の未来のために第一歩を踏み出しましょう。

家族からのお悩み相談!

明らかに不調で心配ですが、病院に行きたがりません。どうしたら、良いですか?

怒鳴りつけ病院に行かせるのはNG!

大人でも、病気と向き合うというのは勇気のいることです。ましてや、メンタル面の不調に悩むお子様が病院に行きたがらないというのは、当然のことだといえます。怒鳴りつけるなどして無理やりに病院に連れて行こうとする親御様は少なくありませんが、適切な対応ではありません。

塾に行く感覚でクリニックへ!

私がおすすめしているのは、「脳科学を応用して、短い勉強時間でも合格できるようにしてくれるクリニックがある」と、お話していただくことです。病気の診断や治療ということではなく、個別指導の学習塾に行くような感覚でお連れいただくと、お子様の心理的な負担はかなり軽くなります。

お子様の気持ちを配慮した問診!

事前にお伝えいただければ、私の方でも、お子様にいきなり症状をうかがうことはせず、「苦手な科目はなんですか?」、「暗記できなくて困っていることはありますか?」など、まずは受験の指導に関するカウンセリングから始めます。こうしてお子様と信頼関係が築いたうえで病気の診断に進むと、その後の治療も効果が上がります。

ウソをついて病院に行かせるのもNG!

ただし、お子様にウソをつくことは、絶対にしないでください。以前、「ゲームを販売するお店だ」と、ウソをついてクリニックにお子様を連れてこられた親御様がいました。だまされたと知ったお子様はショックを受け、心を開くことはありませんでした。

磁気刺激治療は健康な受験生も利用!

弊院では、受験指導だけを行うということがウソにならないよう、一部ではありますが、実際に健康なお子様も受け入れています。そのことをホームページにも明記しています。 また、磁気刺激治療は、うつ病などのメンタル面のご病気の治療だけでなく、健康な方が集中力や記憶力を高めるためにも利用されており、そのための専門のコースも設けています。お子様が不審に思われているようでしたら、このこともしっかりとお伝え下さい。

「受験うつ」は、食事では治りませんか?

サバ・イワシ・サンマなど、いわゆる青魚に豊富に含まれる「オメガ3系脂肪酸」が、うつ症状の緩和に役立つというデータが発表されています。
また、食事の時間をたっぷり取って、よく噛んで食べるようにするという食習慣が、脳内でヒスタミンという物質の分泌を促すことで、意欲などの回復を支える効果を持っています。
この他にも、「受験うつ」のそれぞれのタイプごとに、症状の緩和に役立つ食材や成分が数多く見つかっています。食事についても、カウンセリングの中で個別にアドバイスをしており、ご家族で一丸となって実践していただいています。

ただし、残念ながら食事による治療効果はごくわずかで、それだけで「受験うつ」が治るというのは、医学的に考えて、まずありえないことです。あくまでも、磁気刺激治療などを中心にし、食事はその効果を支える副次的なものだと理解しておきましょう。

「受験うつ」の子どもには、どんな言葉をかけてあげたらいいでしょうか?

私は多くの親御様から、子どもにどうアドバイスしていいのかわからず、困っているという悩みを打ち明けられます。そんなとき、真っ先にお伝えするのは、早計にアドバイスはしないように心がけたほうがいいということです。不用意な親の一言が、お子様を自殺に駆り立てることもあるからです。

ヤル気はどうしたら戻ってくるのか?
勉強はどうやるべきか?
どの学校を受験すべきか?
こうした質問に対し、私自身は必ず、脳機能の検査データや模擬テストの解答用紙を分析したうえで、これまでのカウンセリングの経験や心療内科医としての専門の知識を照らし合わせ、慎重にお答えを選んでいます。一般の親御様が適切な答えを簡単に見つけ出せるとは思わないでください。



では、ご家族は悩める受験生に何も言葉をかけなくていいのでしょうか?それも間違いです。親御様に心がけていただきたいのは、お子様の気持ちに寄り添い、共感の言葉をかけてあげることです。
「辛いんだな…」でも結構です。「そうか…」の一言だってかまいません。共感してあげている親御様の気持ちがお子様に伝われば、言葉の中身なんて、どうでもいいのです。
大切なのは、お子様が苦しんでいたら、親御様も苦しみを共有してあげることです。それだけで、お子様の気持ちは救われます。

子どもの受験が心配で、母親である私自身もイライラするのですが、どうすればいいですか?

私は、日々、「受験うつ」に苦しむお子様の診療を行う中で、親御様にも何らかの形でメンタル面の不調が生じている場合がとても多いことを痛感させられています。
うつ症状は、遺伝因子と環境因子の両面で発病します。親子は遺伝子が50%共通し、環境面でも共有していることが多いので、うつ症状が同時に現れるというのは、医学的にも十分にあり得ることです。
お子様が「受験うつ」に陥った場合、特にお母様にはほぼ半数に何らかのメンタル面の不調が現れています。そのようなケースでは、お子様だけでなくお母様にも検査を受けるようおすすめしています。
「子どもの治療が先で、自分自身は受験が終わってからでいい」とお話になるお母様もいます。しかし、家庭の中で母親の心理状態は、確実にお子様にも投影されます。受験を成功させるためだけを考えても、同時にお母様の治療も早期に行うのが理想的です。
合格は、お子様がひとりぼっちでつかみ取るものではありません。心身ともに健康になったご家族が、一丸になってこそ勝ち取れるものだと考えてください。

  • 受験うつと勉強方法
  • 新型うつと勉強方法
  • 受験生を救う磁気刺激治療:薬に比べて副作用が少ないうつ治療のひとつです
  • DLPC勉強法:DLPC(背外側前頭前野)の概要
  • DLPFC記憶術:暗記と思考は同時に行いましょう。
  • DLPFC音読勉強法:脳を活性化させる音読ができていますか?
  • DLPFC時間管理術:時間帯に合わせて勉強科目を上手に選択していますか?
吉田先生監修 受験うつ、親のサポート講座
パート1お母さん必見!親が受験勉強のコーチになる方法とは
パート2親が大げさに褒めると「受験うつ」が悪化する!その理由とは?
パート3学校との交渉が子供の人生を決める!
パート4受験生の心を守る食事の鉄則!