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合格を勝ち取る!脳のメカニズムに則した効率的な勉強法

多様な機能を担う脳の中で、合格を勝ち取るために極めて重要な役割を果たしている領域が「DLPFC (背外側前頭前野)」です。
この部分を医学的に適切な方法で効率よく育めば、受験勉強がはかどり、成績はアップします。

さらに、試験会場でも高い能力を発揮できるので、受験に勝ち抜くことが可能になるのです。脳機能に関する研究はめざましく進歩しており、こうした最新の研究を集大成する形で、「DLPFC (背外側前頭前野)」を効果的に活用する勉強法をまとめました。これが、「DLPFC勉強法」です。

  • DLPFC記憶術
  • DLPFC音読勉強法
  • DLPFC時間管理術
  • DLPFC論理的思考法
  • DLPFC応用問題対策
  • DLPFCモチベーション管理術

「DLPFC勉強法」は、具体的には以上のような様々な方法論から成り立っていますが、まず第一弾として、この中から「DLPFC記憶術」をご紹介します。

早期合格コースLP


DLPFC勉強法 No.1「DLPFC記憶術」

暗記が苦手なのも苦痛なのも、「DLPFC (背外側前頭前野)」の使い方が原因!

「暗記は勉強の本質ではない」などと言って記憶を軽視する教師も少なくありませんが、現実問題として最後は記憶量が合否にモノを言うということは、受験生ならどなたでも感じているはずです。
実際、私のクリニックを訪れる受験生の大半が暗記に苦戦していると訴えており、これを克服しない限り合格はありえないとも話しています。

また、勉強の中でも暗記は特に苦痛だという悩みも抱えています。そんな場合に、ぜひとも実践していただきたいのが「DLPFC記憶術」です。
暗記ができないのも暗記が苦痛なのも、脳の「DLPFC (背外側前頭前野)」が十分に活用できていないのが大きな原因です。逆に言えば、これを解決すれば、記憶力は一気に改善します。

反面教師にしたい「世界で一番ダメな記憶法」

効率のよい記憶法を確実に身に着けるには、まず、最も役に立たないダメな記憶法を知っておき、反面教師にするとよいでしょう。
実は、確実に忘れてしまうので、まったく受験には役に立たないことが実験によって確認されている記憶方法があります。それは、「維持リハーサル」と呼ばれているものです。

「維持リハーサル」とは、頭の中で言葉や数字をただ単に反復し、記憶にとどめようとすることです。たとえば、「応仁の乱:1467年」を覚えるときに、頭の中で「1467、1467、1467・・・」とただひたすら繰り返して情報を頭の中に維持しようとする方法です。
このやり方で暗記するというのは、単に記憶の効率が悪いと言うだけにとどまらず、長期的な記憶として定着する割合は、ほぼ0であることが実験で確かめられているのです。

つまり、科学的にも「世界で一番ダメな記憶法」だといえるわけです。「そんな記憶はしていない」という受験生であっても、私がカウンセリングを行う中で勉強方法を詳細にチェックすると、ほぼ全員が何らかの形で「維持リハーサル」に陥っています。
特に、英単語、古文単語、地理・歴史などの暗記では顕著です。日々、行っているすべての受験勉強の中から、「維持リハーサル」を徹底的に排除しる取り組みが求められます。

「DLPFC (背外側前頭前野)」を効果的に使って長期記憶へ!

勉強したことを効率よく長期記憶に残すには、頭の中で情報を処理することが不可欠です。
このとき、カギを握っているのが「DLPFC (背外側前頭前野)」なのです。脳内のこの領域の機能を駆使し、情報を深く処理するほど長期記憶に残りやすい傾向にあることが指摘されています。
これは、「情報水準説」と呼ばれ、研究者の間で広く支持されています。情報の処理には、「形態的処理」、「音韻的処理」、「意味的処理」の三種類があるのですが、このうち「意味的処理」が最も深い情報処理で、このため記憶に残す効果も圧倒的に大きいのです。

つまり、受験勉強の成否は、いかに「意味的処理」が深く行えるかにかかっているわけです。脳内で、この「意味的処理」を中心になって進めるのが「DLPFC」です。

実際、「受験うつ」になると「DLPFC」の機能が低下するため、「意味的処理」が十分に行えなくなり、記憶の効率が格段に悪くなります。「維持リハーサル」は「意味的処理」を伴わないので長期記憶に残りにくいわけですが、これに対し「意味的処理」を伴う記憶は「精緻化リハーサル」と呼ばれています。
意味を探求していくと、情報の中身がより詳しく綿密になっていくため、この名がつけられました。

脳内で「意味的処理」を徹底させる超効率暗記術!

効率よく長期記憶に残すためには、「意味的処理」をできる限り深く、より高頻度に行うべきです。これを実現できる具体的な勉強方法をまとめました。

鉄則1:必ず「暗記」と「思考」を同時に行う

多くの受験生が「暗記」と「思考」は相反するものだという印象を持っているようですが、これは間違いです。

「意味的処理」を行うには、脳の「DLPFC」が中心になって「思考」を行わなければなりません。また、勉強の中で「思考」をしても、その結果を記憶に残さなければ、受験には役立ちません。
つまり、「暗記」と「思考」を表裏一体のものとみなして同時に行うのが受験に勝ち抜く秘訣なのです。

具体例:
次のように、思考を巡らせながら暗記します。「応仁の乱は、1467年に始まって10年後の1477年に終わる。1467より1477のほうが覚えやすいので、こっちを覚えて、始まった年は10を引けばいいんだ。関ヶ原の合戦が1600年は常識だけど、応仁の乱はその百年ちょっと前だから、1400年台だというのは考えればわかる。だから、終わった年の77を覚えればいい。ラッキ7のゾロ目と暗記しよう。」

鉄則2:「あ!そうか!」と思った瞬間が最も暗記しやすい!

あれこれと思考を巡らせる中で何かに気づき、「あ!そうか!」、「なるほど!」などと思うことがあります。
実は、この瞬間、脳内では「意味的処理」が一気に進んでいるのです。だから、長期記憶に残す絶好のチャンスです。

さらに、発見や気づきに対して感動が大きいほど、鮮明に記憶が残りやすいことも実験で確認されています。
こうした心の動きを大事にしながら、その瞬間にすべて覚えきるように心がけましょう。

具体例:
次のように、発見に感動しながら暗記します。「応仁の乱の1467年は、初めの1は当然なので、残りの467を覚えよう。あ!そうか!4567の順番から5を除いた467だ!これって大発見かな!感動!よし!もう忘れないぞ!」

鉄則3:内容を「構造化」して、教科書の余白に図解する!

「意味的処理」の中でも、特に内容の構造を分析して整理することが、とりわけ記憶を促進する強力な効果を持ちます。
英単語は対義語や類義語をセットにして暗記すると覚えやすいのも、この効果が働くためです。この場合も脳内では「DLPFC」が主導的な役割を果たしています。内容の構造化を進めるには、図解することが必要です。
教科書や参考書の余白に、要点を図解して書き入れる習慣を身につけましょう。

具体例:次のように、内容を構造化した図解を余白に書いて暗記します。

暗記する用語:カルボン酸、酸化還元反応、無機化学、芳香族、エステル、理論化学、脂肪族炭化水素、有機化学、熱化学方程式。

用語が羅列された状態では暗記が困難ですが、以下のように図解すると、記憶が一気にはかどります。

鉄則4:連想を広げて余白にメモしておく!

直接は関係のないことでも、連想を広げると、すでに脳内にある記憶と結びつくことにより「意味的処理」が行われ、記憶が定着しやすくなります。

連想したことを教科書の余白などに書き入れておくようにしましょう。

具体例:
その科目とは関係のないことでも、連想したことを余白に書き入れる。「応仁の乱は、1467年から1477年まで、10年間にわたって続いた」

⇒関連性が高い連想「ドイツの三十年戦争は、1618年から1648年まで、30年間にわたって続いた」実際には、こうした関連性の高い連想は、なかなかできないものです。

そのようなときは、もっと関連が低いことでも、何か連想を引っ張りだし、書き出しておきましょう。

⇒10年間は英語だと「decade」だったな。「December」は12月だけど、古代ローマではもともと10月という意味だったんだよね。
ということで、余白に「decade」と「December」をメモしておく。

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