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家族やパートナーの役割

家族やパートナーが気付いてほしい変化

第1段階:日常生活でのパフォーマンスが低下する変化

パフォーマンスとは、掃除にかかる時間や歩く速さなど日常の活動での能力や行動のことです。 うつ病は少しずつパフォーマンスが低下する特徴があります。
いつもと違うような気がすると思いながらも、気のせいだと判断してしまい、自分がうつ病だと気付かないケースはほとんどです。

  • 寝付きが悪い「入眠困難」
  • 夜中に何度も目が覚めてしまう「中途覚醒」
  • 明け方から目覚めてしまう「早朝覚醒」
よく眠れない

第2段階:身体の症状に変化があれば黄色信号で注意

うつ病になりやすい体質の人は、いろいろなストレスを感じてしまい、脳内のストレスを抑制する機構がつり合いを失った状態となり、うつ病を起こすと言われています。
また、自律神経の状態が変化を起こし、常に緊張状態が続くと交感神経が優位な状態となり、それが原因で体温が上昇して微熱の症状として現れるのです。
さらに、体のあちこちが痛みだし、時に頭痛が頻繁に起きやすくなります。
他にもめまいや吐き気、平衡感覚がなくなって怪我をしやすくなります。
体の疲労感やだるさで朝は調子が悪く、午後から調子が良くなる「日内変動」といった特徴的な症状、気象の変化に敏感になる変化もみられるでしょう。

第3段階:精神の症状の変化は赤信号です

精神の症状の変化は赤信号です

うつ病は脳の前頭葉機能が低下して起きる病気なので、集中力や注意力が落ちてしまいます。 最初は気分よりも、物忘れなど認知機能の低下が先です。
テレビを見ていても面白くない、いつも会っている人なのに名前が思い出せないなど、日常会話でも違和感があらわれるでしょう。
時にはアルツハイマー病のような記憶力の障害もありますが、一過性のものなので、うつ病の回復と共に治ります。
また、この段階になると感情も少しずつ鈍麻していき、趣味なども楽しく感じられなくなっています。
特に早朝は感情の異常性に敏感で、急に怒り出す、暴言を吐くことも多いです。しかし、自分がその行動を抑制できないことを不思議に思うこともあります。

家族やパートナーがうつ病で理解するべきこと

病気のことを受け入れてあげましょう

何もせずに弱音を吐き続け、沈んでいる姿を見てしまうと、つい「しっかりしろ」「気にするな」と言ってしまうこともあるでしょう。
しかし、家族やパートナーから理解されない苦しさで、言い争うになってしまうケースは少なくありません。
気力が出ず、思うように体が動かせないのは、「うつ病」がそうさせているのです。
病気であることを理解し、受け入れることから始めましょう。

正しい知識を身につけましょう

うつ病は脳の病気です

うつ病は脳の病気です。
しかし、何もできないほど落ち込んでいたのに、夜に近付くと元気になる姿をみると、「今までの心配は何だったのか」「ただ怠けたかっただけ?」と疑い、振り回されることに悩むご家族も多いでしょう。
このうつ病によって起きる変動を「日内変動」と言います。

正しい治療への理解

うつ病の治療と回復する過程は、個人の生活リズムを整えつつ、無理をしない生活を過ごすうちに、回復していくものです。
また、医師から処方されている薬は勝手にやめてしまうと、うつ病を再発させる可能性がるので、家族やパートナーが服用のサポートしてあげましょう。

治療方法について

うつ病の一般的な治療は「薬物療法」「精神療法」「休養」を組み合わせて行われます。
ただし、薬物が使用できない、または効果がなかなか実感できない患者さんには、磁気刺激治療というアメリカで多くの症例がある療法を選ぶことが可能です。
また、電気けいれん療法など頭皮に電極をつけ、電流を流す療法という手段となります。

辛い気持ちを理解することが大切です

辛い気持ちを理解することが大切です

本人自身は動きたい、何かをしたいと思っていても、気持ちと体がついていかないことに苦しみを感じています。
また、今までできて当たり前だったことが、できないことにも辛い気持があるのです。
そのような不安定な気持ちによりイライラし、人に当たることもあるので、家族は辛いという気持ちを理解し、受け止めてあげてください。

意見ではなく、話をよく聞いてあげてください

悲観的、消極的な話や態度を見ていると、ついアドバイスを与えたくなってしまいますね。
しかし、その行為は逆に相手を追い詰めてしまう場合もうつ病にはるのです。
ですが、それは病気がさせていることなので、気にすることなく、まずはじっくり話を聞いてあげてください。
もし不調が続いているようなら心配していることを告げ、できるだけ一緒に付き添って病院へ受診しましょう。

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