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職場うつの実態・原因

職場で強いストレスを感じたり、上司や同僚に良く思われたくて頑張りすぎていませんか?
まじめに仕事に取り組んだり、親しい人間のために頑張ろうとすることは大事なことです。しかし、どんなことにも限度があります。
多忙で息つく暇もない、いつも何かやらなければいけないことに追われている。そんな状態じゃありませんか? また、そんな方が周囲にいませんか?
過労や過度なストレス負荷は要注意のサインです。こうした状態が続くと、うつ状態に陥る恐れがあります。
職場における過労・対人ストレスにより発症するうつは「職場うつ」と呼ばれています。

日本における職場うつの人数

グラフ:日本における職場うつの人数

企業での休職者の推移を知っているでしょうか?
厚生労働省の調査によると、うつ病の患者数は年々増加傾向にあります。1996年では43.3万人だったのに対し、2005年で92.4万人、2011年では95.8万人と増加しています。
このデータは、あくまでも病院にかかった患者数のため、うつ病患者の総数はもっと多いと言えるでしょう。

また、近年では企業でのうつ病患者や休職者の増加も大きな課題となっており、企業でもメンタルヘルスに関する取り組みは以前より行われるようになってきました。
社員10名以上の民間企業を対象とした厚生労働省による平成24年の労働者健康状況調査の結果では、従業員の60.9%が現在の仕事や職業に関することで「強い不安、悩み、ストレスがある」と回答しています。2007年の調査結果58.0%より、2.9%も増加しているのが事実です。

働いている人の半分以上の人が、職場での対人関係や労働環境、また仕事の内容に対して不安や悩みを感じていることがわかります。うつ病にかかる可能性を持った人が、それだけ多いということが言えるかもしれません。
では、職場でうつになる具体的な原因とは何でしょうか。

職場うつになる原因

うつ病になりやすい、危険な働き方

職場で不安・ストレスを感じる人がすべてうつ病なるというわけではありません。うつ病になりやすい人には、3つの危険な働き方の傾向があります。

【危険な働き方のポイント】
1)完璧主義、理想主義。
2)人に頼まれると断れない。
3)自分の考えや想いをうまく表現できない。

特別に変わったことではないため、該当する人が多いかもしれませんが、「うつかも……」と過敏になることはありません。うつ病は誰でもかかる可能性のある病気だということを知っておくことが大事でしょう。

仕事量が多く手が抜けない、睡眠時間が少ない、相談できる相手がいない。こんな状態は、もちろんメンタルにいい影響を与えません。
そこで、少し視点を変えてみるのはどうでしょうか。
「危険な働き方」にならないよう調整することも、健全に働くための大事な仕事のひとつなのです。

職場うつの原因は人間関係も

職場うつの原因は、働き方や労働環境のみではありません。
実は、労働環境や仕事内容についての悩みより多いのは、職場での人間関係です。

【強い不安・悩み・ストレスの原因(上位)】
1位 職場の人間関係の問題 41.3%(38.4%)
2位 仕事の質の問題 33.1%(34.8%)
3位 仕事の量の問題 30.3%(30.6%)
※平成24年の労働者健康状況調査(厚生労働省)より
()内は平成19年の調査結果

仕事によりストレスを感じている場合、うつを発症するきっかけは「上司からの心無い言葉」や「同僚に無視された」などの人間関係のトラブルです。言葉を発した当人には大した意味がないことでも、うつ状態になりかけている人にとっては大きな引き金となることもあるのです。
職場での対人関係に悩んでいる場合、上司からの嫌味や同僚の無視なども、真に受けず受け止め方を変えることで、危険を回避することにつながるでしょう。