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職場うつの見分け方

うつ病を悪化させ休職になるのを防ぐためにうつを早期発見することは非常に大切です。
社員の不調を見つけるポイントをここでご紹介します。

社員のうつを早期発見

過度のストレスを感じると、人間は心・身体・行動のいずれかに変化が現れます。例として、飲酒・喫煙の量が増えるなどの「行動」に現われる人もいれば、普段より怒りっぽくなるなど「心」に変調をきたす人もいます。
予防策として、ストレスを感じたときに自分はどういった傾向にあるのかを把握し、変化が現れた時に早期コントロールすることです。
しかし、うつ傾向にある場合、自己の不調や症状をコントロールしたり、「うつ」であることを認めるのはなかなか難しいことです。
職場うつを予防するために重要なのは、本人の自己管理だけではなく、その上司が目を配ることです。一日の中で、睡眠を除いて一番長い時間を過ごす場所が会社です。些細なことでも、心の不調を見抜く重要な手掛かりとなる変化を早期発見するチャンスのある場所、と言えるでしょう。
異常にいち早く気づくことができれば、深刻な状態を避けることができます。

不調を仕事中にすぐに見つける「7つのチェックポイント」
(1)出勤状況
月2回以上(とくに月曜)、突然欠勤の連絡があった場合。
不調は朝(出勤時)に現れやすいため、遅刻や欠勤が目立つようになると要注意。
(2)身だしなみ
ひげ剃りや化粧など、毎朝の習慣が億劫でこなせなくなるのが典型的な症状。
朝に症状が出やすいため、出社後に身支度をしているなども危険なサイン。
(3)重要書類の紛失や電話での喧嘩
自己コントロールが苦手になるため電話での喧嘩は危険なサイン。
重要なことでも記憶があいまいになり、書類の紛失などの大きな騒ぎになる。
(4)ケアレスミス
単純ミスが月に2回以上ある場合は注意を。
金額の桁が違う、会議資料の配布ミスも指摘されるまで気づかないなど。
(5)市販薬の継続服用
胃の不調や睡眠障害など、うつに伴う身体症状に目をそむけている。
市販薬を2週間以上飲み続けている場合、要注意。
(6)親しい人間の転勤・退職
親身になってくれる相談相手を失うと、自分の殼に閉じこもってしまうことも。
(7)不自然な感情表出
普段の人格とは異なる感情表現をする。
冷静な人が過剰に明るくふるまうなど、不自然な仕草が月3~4回あったら注意の必要あり。

上記7つのチェック項目のうち、3つ以上が続くようなら、面談が必要です。

面談によって、ある程度社員の状態を把握することが可能です。
少しずつでも話してくれる場合、まだ重症化していない可能性があります。逆に、堰を切ったように話し出した場合、かなりストレスを抱えている状態です。

問題は、黙り込んでしまい話をしてくれないときです。しかし、そんな時は無理に話させようとせず、医師やカウンセラーなどの専門家の力を借りる必要があります。また、本人が問題を認めない場合もしばらく様子を見る必要があります。
職場内でケアをする際に、なるべく話しやすい環境を作り、じっくりと話を聞くことが重要です。しっかりと本人の話を聞いたうえで、抱えている問題を整理しなければなりません。
職場で対策を考える問題は、業務にかかわること(仕事の量・内容、職場での人間関係など)です。そのほかの問題(家庭・恋愛などプライベートの問題、また本人が抱える病的な精神状態)は、上司が深く追求する必要はないでしょう。

気分の落ち込みや意欲低下などの軽い「うつ状態」であれば、誰でもあることです。「うつ状態」が2~3週間続き、医師による支援が必要になっている状態が「うつ病」です。
この区別は明確ではなく、職場でどちらなのか判断することではありません。
問題は、本人にとって精神的につらい状態が続いているということです。業務に支障をきたす精神的な不調を「うつ」ととらえて対処すべきです。

「まさか自分がうつになるなんて」という方は多いですが、うつは誰でもなる可能性のある病気です。うつになりやすい人の特徴として、悲観的な性格や責任感の強さが挙げられます。しかし、過度のストレス・疲労の蓄積で、ネガティブになったり自分を責めたりすることは誰にでもあることです。
うつ病の発症は、予測できません。誰にでも起こり得ることであり、いつ起こるかはわからないのです。少しでも変化を感じた時は、普段以上に社員に気を配り、話せる環境を作る必要があります。また上司本人が原因となる場合もあるため、会社内に上司以外とも普段からコミュニケーションを取れる環境を設けることも必要です。
部下の異変を感じたときは、1人で抱える必要はありません。また、気のせいだと見逃すのは一番危険なことです。「なんとなくいつもと違う」という感覚は、当たることが多いと言われています。社内の他の人間や、専門家を交えて本人と面談することが最善です。

うつ病による休職者を出さないためには、「予防」がなによりも大切です。
日頃からコミュニケーションをよくとり、小さい変化を見逃さないような関係づくり、また職場づくりを心がけましょう。

症状が悪化する前に、うつ病かどうかの検査をすることをおすすめします
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