光トポグラフィー検査

光トポグラフィー検査
うつ病を「見える化」する先進医療技術です。

うつ病を数値で診断できる唯⼀の検査

⾝体的疾患の場合、⾎液検査やMRIなどの様々な検査を⾏い数値で診断をしています。⼀⽅、うつ病は⻑くにわたって問診のみで診断されてきました。
しかし、脳の病気であるうつ病も、実は数値で診断することができることが研究の結果により近年明らかになってきました。
光トポグラフィーが脳の状態を測定し、数値でうつ病を診断できる現在唯⼀の⽅法なのです。

光トポグラフィー検査とは?

光トポグラフィー検査は、『光トポグラフィー装置』を使い脳活動に伴う⼤脳⽪質の⾎中ヘモグロビン濃度変化を計測します。
この装置は脳の状態を測定するための機器で、広告やマーケティングにも活⽤されている機械です。
光トポグラフィ技術は、微弱な近⾚外光を⽤いて⼤脳⽪質部分を計測し画像化します。⾝体への負担が少ない計測技術です。

様々な場⾯における脳の活動を簡単に「⾒える化」する技術なのです。

検査では、⾝体に害のない近⾚外光を使⽤して前頭葉の⾎流量の変化パターンをグラフ化されたデータとして測定します。
⾎流量のパターンは、健常、うつ病、双極性障害(躁うつ病)、統合失調症で異なり、それぞれ典型パターンがあります。
ただし、検査結果は単独で⽤いるものではなく、あくまでも診断補助として利⽤するのです。
うつ病にも特有の変化パターンがあり、前頭葉の全体的な⾎流量は低下すると⾔われています。
この検査により数値化されたデータのため、客観的に⾃分がうつなのかが判断でき、信頼性が⾼い検査⽅法となります。

※光トポグラフィー検査はあくまでも医師による診断補助の検査であるため、適確な診断をするのには、⼗分な問診が必要とされます。

光トポグラフィー検査の精神疾患への応用

光トポグラフィー検査のポイント

最先端医療として注⽬される⽇本発の技術

光トポグラフィ装置には、⽇⽴が切り開いてきたNIRS(近⾚外線分光法)による脳機能イメージングの歴史があります。
1995年、⽇⽴の研究グループはNIRSによる脳機能のイメージング(光トポグラフィ)に世界で初めて成功しました。
画期的な技術・製品として国内・海外で多くの賞を受賞、世界的にも⾼く評価されています。

簡単な検査で正確な脳の状態を測定

検査フロー

1. 被験者は「光トポグラフィー装置」を頭部に装着します。すると頭部の⾎流の状態を知ることが可能となります。

2. 課題が始まり、簡単な質問が出るので、被験者はそれに適宜回答を述べます。

3. 被験者が回答を考えているときと答えているときに⼤脳の⾎液量がとのように、どれくらいまで増加してくるのかを波形でチェックします。

検査結果データ

グラフ化されたデータのため客観的に⾃分がうつなのかが判断できる、信頼性が⾼い検査⽅法です。

光トポグラフィー Q&A

「光トポグラフィ装置」とは、どのような装置ですか?

光を⽤いて、脳活動に伴う⼤脳⽪質のヘモグロビン濃度変化を測定・画像化する装置です。

頭⽪上から測定できるのですか?

はい、できます。光、特に⾚い⾊(波⻑)の光は、⽣体組織を透過しやすい性質を持っています。例えば、暗闇で懐中電灯の⽩い光を掌に透かしてみると、掌を通して⾚い光が⾒えると思います。このように、全ての⾊を含んだ⽩い光の中から、⾚い光が透けて⾒えるということが、その性質を⽰しています。この性質を⽤いて、頭⽪上から測定します。

どのような分野で利⽤されていますか?

医療分野で⾔うと、脳外科関連の保険適⽤と、精神科・⼼療内科関連の先進医療が代表的です。

副作⽤や危険はないですか?

光トポグラフィー検査では、⾝体に害のない光を使⽤するため、特記すべき副作⽤、危険性はありません。安全性は広く認められています。

光トポグラフィー検査で病気は治りますか?

光トポグラフィー検査は、検査のため治療とは異なりますので、病気が治ることはありません。しかし検査結果によって、より有効な治療法を⾒つけられる可能性があります。

光トポグラフィー検査が受けられる医療機関一覧

新宿ストレスクリニック
東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー 25F
TEL:0120-772-248

検査費用:6,015+消費税

HPはこちら→

大阪医科大学附属病院
大阪府高槻市大学町2-7
TEL:072-683-1221

費用:不明

北海道・東北地方

しもでメンタルクリニック
〒062-0922 北海道札幌市豊平区中の島2条1丁目3番25号 カムオンビル
TEL:011-833-6662 費用:13,000円+消費税 サイトはこちら
先進医療実施機関公立大学法人福島県立医科大学附属病院
〒960-1295 福島県福島市光が丘1
TEL:024-547-1111 費用:不明 サイトはこちら

関東地方

先進医療実施機関自治医科大学附属病院
〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311-1
TEL:0285-44-2111 費用:13,800円 サイトはこちら
先進医療実施機関群馬大学医学部附属病院
〒371-0034 群馬県前橋市昭和町3丁目39−15
TEL:027-220-7111 費用:不明 サイトはこちら
先進医療実施機関学校法人日本医科大学 千葉北総病院
〒270-1694 千葉県印西市鎌苅1715
TEL:0476-99-1111 費用:13,000円 サイトはこちら
先進医療実施機関東京大学医学部附属病院
〒113-8655 東京都文京区本郷7丁目3−1
TEL:03-3815-5411 費用:70,000円前後(3泊4日入院) サイトはこちら
先進医療実施機関慶應義塾大学病院
〒160-8582 東京都新宿区信濃町35番地
TEL:03-3353-1211(代) 費用:不明 サイトはこちら
先進医療実施機関東京都立松沢病院
〒156-0057 東京都世田谷区上北沢2丁目1−1
TEL:03-3303-7211 現在受け入れをしていない サイトはこちら
先進医療実施機関東京警察病院
〒164-8541 東京都中野区中野4丁目22-1
TEL:03-5343-5611(代) 費用:不明 サイトはこちら
先進医療実施機関東邦大学医療センター大森病院
〒143-8541 東京都大田区大森西6−11−1
TEL:03-3762-4151 費用:14,000円 サイトはこちら
新宿ストレスクリニック本院
〒156-0057 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー 25F
TEL:0120-772-248
(平日・土日祝も検査可)
費用:6,015円+消費税 サイトはこちら
銀座メンタルクリニック
〒104-0061 東京都中央区銀座1-7-6 タニザワビル8階
TEL:0120-5250-66 費用:13,000円+消費税 サイトはこちら
青山渋谷メディカルクリニック
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-24-6 マトリクス・ツービル7F
TEL:03-5464-5467 費用:不明 サイトはこちら
先進医療実施機関国立精神・神経医療研究センター
〒187-8551 東京都小平市小川東町4-1-1
TEL:042-341-2711 費用:55,000円(1泊2日入院) サイトはこちら
座間メンタルクリニック
〒252-0024 神奈川県座間市入谷5丁目1684-3 座間駅前クリニックビル1F
TEL:046-257-4255 費用:不明 サイトはこちら

中部地方

新宿ストレスクリニック名古屋院
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅5-7-30 名駅東ビル2F
TEL:0120-726-980
(平日・土日祝も検査可)
費用:6,015円+消費税 サイトはこちら
先進医療実施機関医療法人楽山会三島病院
〒940-2302 新潟県長岡市藤川1713-8
TEL:0258-42-2311 費用:3,000円 サイトはこちら
先進医療実施機関金沢医科大学病院
〒920-0293 石川県河北郡内灘町大学1-1
TEL:076-286-3511 費用:60,000円前後(入院 2泊3日) サイトはこちら
先進医療実施機関医療法人 愛精会 あいせい紀年病院 
〒457-8515 愛知県名古屋南区曽池町4-28
TEL:052-821-7701(代表) 費用:11,000円 サイトはこちら

近畿地方

先進医療実施機関国立病院機構舞鶴医療センター
〒625-8502 京都府舞鶴市字行永2410
TEL:0773-62-2680 費用:不明 サイトはこちら
嵯峨嵐山・田中クリニック
〒616-8421 京都市右京区嵯峨釈迦堂門前瀬戸川町4-8
TEL:075-862-5688 費用:11,000円+消費税 サイトはこちら
先進医療実施機関近畿大学医学部附属病院
〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2
TEL:072-366-0221 費用:不明(医療機関からの紹介による完全予約制) サイトはこちら
先進医療実施機関大阪医科大学附属病院
〒569-8686 大阪府高槻市大学町2-7
TEL:072-683-1221 費用:不明 サイトはこちら
新宿ストレスクリニック 梅田院
〒530-0001 大阪市北区梅田2-6-20 パシフィックマークス西梅田 B1F
TEL:0120-809-270
(予約制)
費用:6,015円+消費税 サイトはこちら
先進医療実施機関奈良県立医科大学附属病院
〒634-8522 奈良県橿原市四条町840
TEL:0744-22-3051 費用:不明 サイトはこちら

中国・四国・九州・沖縄地方

先進医療実施機関山口大学医学部附属病院
〒755-8505 山口県宇部市南小串1-1-1
TEL:0836-22-2111 費用:13,000円 サイトはこちら
先進医療実施機関独立行政法人国立病院機構鳥取医療センター 
〒683-8504 鳥取県米子市西町36-1
TEL:0859-33-1111 費用:13,650円 サイトはこちら
先進医療実施機関鳥取大学医学部附属病院
〒683-8504 鳥取県米子市西町36-1
TEL:0859-33-1111 費用:不明 サイトはこちら
先進医療実施機関島根大学医学部附属病院
〒693-8501 島根県出雲市塩冶町89-1
TEL:0853-23-2111 費用:不明 サイトはこちら
ハンス心療内科 広島医院
〒730-0022 広島県広島市中区銀山町4-17大同生命ビル1F
TEL:082-247-5577 費用:8,900円+消費税 サイトはこちら
先進医療実施機関医療法人社団以和貴会 いわき病院
〒761-1402 香川県高松市香南町由佐113-1
TEL:087-879-3533 費用:不明 サイトはこちら
先進医療実施機関大分大学医学部附属病院
〒879-5593 大分県由布市挾間町医大ヶ丘1丁目1番地
TEL:097-549-4411 費用:13,800円 サイトはこちら
先進医療実施機関琉球大学医学部附属病院
〒903-0215 沖縄県中頭郡西原町字上原207
TEL:098-895-3331 費用:不明 サイトはこちら

※2014年3月時点

双極性障害とは

双極性障害とは

双極性障害とは

双極性障害は、うつ病と同様に「気分障害」に分類され、躁状態(躁病エピソード)とうつ状態(大うつ病エピソード)という病相(エピソード/症状を発症している状態)を繰り返す精神疾患です。少し前では、躁うつ病と呼ばれていたものがこれに当たります。また、双極性感情障害などと呼ばれる場合もあります。

生涯有病率は疫学調査によると、日本では約0.2%と報告されており、かなり低い数値です。しかし、海外に目を向けてみると、1.0 – 1.5%とされています。
このように大きな差が生まれる原因として、人種・環境などの違いも考えられます。しかし、それだけではありません。日本と海外では研究、調査の方法が異なるため、アンケートの回答率や回収率、実施の有無などが影響している可能性もあり、日本の発表している生涯有病率が確たるものであるとは考えられていません。

また、双極性障害は遺伝的要因も高いと多くの研究者に指摘されています。
一卵性双生児の場合は50~80%、二卵性双生児の場合は5~30%の一致率とされており、一卵性双生児の方が双子で発症する確率が高いことから、遺伝子的な関連性がある可能性は否定できません。
ほとんどのケースで、双極性障害の患者さんは回復に向かいますが、再発の可能性も大きく、薬物治療での症状緩和、抑制、予防が必要となるのが一般的です。

原因・発症要因

遺伝的要因

発症の原因として、上記に述べたように遺伝的要因が考えられていますが、双極性障害は遺伝病ではありません。(通常、遺伝病はある遺伝子を持っている場合に発症する病気を指します)
単一の遺伝子による要因ではなく、要因となる複数の遺伝子を持つことで、発症すると考えられています。

それは、一卵性双生児と二卵性双生児を比較した場合、半分の遺伝子が一致する二卵性よりも、基本的に同一の遺伝子を持つ一卵性の方が、双子で発症する確率が高いことが理由です。一卵性双生児での発症率も、決して100%ではありません。
このとおり、双極性障害の発症に遺伝的要素は関係していますが、それだけで発症する病気ではないことがわかっています。「同じ遺伝子を持つから双極性障害になる」のではなく「原因となる複数の遺伝子を持っているからなりやすい」のです。

環境的要因

双極性障害の発症について、「どのような環境をたどった際に発症する」ということははっきりわかっていません。幼少期からの育った環境や、日常的に周囲から受けるストレスは、要因になりうると考えられていますが、解明はされていないのです。

●病前性格(びょうぜんせいかく)

病前性格とは、発症前の性格のことです。この病前性格を調査した報告では、下記のような性格の方が双極性障害を発症しやすいと言われています。

・社交的 ・周囲への心配りができる ・ユーモアがある ・現実的

しかし、あくまでこういった性格は発症の可能性がある危険因子であり、大きなストレスや生活リズムの乱れ(仕事が急に忙しくなり睡眠や食事がおろそかになる)など、何らかのきっかけがあった時に、複数の要因が重なり、双極性障害を発症すると言われています。

症状

双極性障害とは「2つの極を持つ」という意味です。2つの極とは、躁とうつのことであり、上下の二つの方向へ気分が変化することを指します。

躁とうつの間には正常な精神状態があり、それを上向きに行き過ぎた状態を躁状態と呼びます。また、躁状態にも2つのタイプがあり、激しく気分の上向いている状態を「躁状態」(双極性障害Ⅰ型)、 気分の上向きが軽度である場合を「軽躁状態」(双極性障害Ⅱ型」と言います。

●症状の例として、躁状態では下記のような症状が挙げられます。

・高揚気分または易怒性  ・自尊心の肥大または誇大  ・睡眠欲求の減少
・多弁          ・観念奔逸         ・注意散漫
・目標志向性活動の増加  ・焦燥           ・危険な快楽的活動への熱中
※目標志向性活動(仕事・勉学、社会的活動、性的行動のいずれか)

上記のような症状が一週間以上継続し、さらに仕事や人間関係に大きな障害をきたして入院の必要があるような場合を「躁的エピソード」、4日間程度継続し入院は不要な場合は「軽躁病エピソード」と診断されます。

Ⅰ型・Ⅱ型の違い

診断上のⅠ型・Ⅱ型の区別は、「躁状態の重症度」「深刻さ」「激しさの違い」にあると言えます。

しかし、Ⅰ型の躁状態は期間が長引くため深刻で、正常時には持つことのできる「社会適応性・他者協調性が、極端に欠如してしまうほどの気分の高揚や開放」を伴う躁病です。Ⅱ型と比較して、長期間に渡り躁状態となるため、一時的異常とみなされず、複数の問題行動が、社会的・対人的・経済的な不利益に直接つながってしまうこととなります。Ⅱ型は軽い躁状態「軽躁状態」を繰り返します。以前よりも今は調子が良いと思うため、正常時より気分が高揚していることに気づかない事が多いのです。

Ⅰ型の特徴は、「躁状態」がはっきりしていて症状が重いことです。上向きの躁状態が、Ⅱ型と比較して大きく現れます。
近年まで「躁うつ病」と呼ばれていた病気は、ほとんどの場合がⅠ型の双極性障害を指します。
わかりやすく躁うつの波があり、躁状態のときは、本人は「気分が高揚」し、「無敵状態」になります。また、病気だという自覚がないため、他社へ攻撃的態度をとりトラブルを起こす、仕事や家族を失うなどの深刻な喪失を伴う場合があります。

Ⅱ型の特徴は、「軽躁状態」とうつ状態を頻繁に繰り返すことです。「軽躁状態」は入院するほど重篤ではなく、幻聴や妄想もなく、社会生活に大きな支障を来さない事が特徴です。
本人は「以前より今は調子が良い」と思うため、正常時より気分が高揚していることに気づきません。また、「今日は気分がいい」という程度なのでトラブルはなく、本人も周囲も見過ごすケースが多いです。実は深刻な問題で、摂食障害や過度な不安を感じる、アルコール依存を合併しやすいという傾向にあります。

身近に発症しうるⅡ型

双極性障害チェックリスト
あなたはどのくらい当てはまりますか?

躁状態とうつ状態の症状:躁状態の症状/・エネルギーにあふれ、気分が高まって元 気になった気がする。・あまり眠らなくても元気・急に偉くなったような気になる・なんでもできる気になる・おしゃべりになる・アイデアが次々に浮かんでくる・怒りっぽくなる・すぐに気が散る・じっとしていられない・浪費・性的逸脱 うつ状態の症状/・気分が落ち込む・寝てばかりいる・やる気が起きない・楽しめない・疲れやすい・なにも手につかない・自分には生きる価値がないと自分を責めてしまう・決断力がなくなる・死にたくなる・食欲がなくなる

上記のような当てはまる症状はありませんか?
うつ病、または双極性障害の可能性があるかもしれません。

うつ病と双極性障害

うつ病と双極性障害
うつ病とは違う、双極性障害とは?

うつ病と双極性障害の違いは?

「双極性障害」という病名を聞いたことがあるでしょうか?
一般には「躁うつ病」と呼ばれる病気で、「うつ病」と同じ気分の障害を基本とする精神疾患です。
共通症状として“抑うつ状態”があるため「うつ病」と似ていますが、双極性障害の場合、抑うつ状態に加えて躁状態にもなります。

躁状態とは、極端に気分の高揚した状態が持続することをいいます。一般的に、楽しいことをするとだれでも気分が高揚しますが、双極性障害の場合は特に理由がなく気分が高揚します。
抑うつ、躁状態の二つの病相を繰り返す疾患が、双極性障害です。

また、最近では異論もありますが、「うつ病」と同様に回復、治療が可能とされています。

その原因は複合的な要因によることが多く、下記の複数の要素を含んだ問題であることがほとんどです。傾向として、うつ病よりも身体的要因など内因の割合が大きいことが特徴です。

図:外的要因・内的要因

また双極性障害は、季節や天候など自然の変化に「うつ病」よりも影響されやすく、環境変化に適応しようとする働き「自律神経系」が大きく関係していることが知られています。

日本人の双極性障害の生涯有病率は、Ⅰ型とⅡ型を合わせて0.7%と厚生労働省が発表しています。
世界的に見ると2~3%とされているため、日本では本格的調査の実施が少なく正確なところは不明とされています。ちなみに、双極性障害の発症率に男女差はありません。

図:うつ病と双極性障害の違い

治療方法

双極性障害の治療で重視されることは、躁うつの状態からの回復だけではありません。
再発を繰り返すごとにそのスパンが短期間になり、悪化しやすいというリスクがあるため、再発を予防することが最も重要な治療となります。
主に、薬物治療と心理社会的治療を組み合わせての治療となります。

1 薬物治療

双極性障害に有効な薬は、気分安定薬です。
日本で主に処方される気分安定薬には、リチウム・バルプロ酸・カルバマゼピンです。最も広く使われているのはリチウムで、躁うつ症状の改善・予防効果、突発的に起こる自殺予防の効果があります。
しかし、リチウムは効果的な薬である反面、副作用が強く、血中濃度を測りながら服用する必要のある、難しい薬でもあります。
主な副作用は、飲み始めの下痢、食欲不振、喉が渇く、尿意が頻繁になる、といった症状が見られます。また、適切な血中濃度で服用した場合でも長期間手の震えが出る場合もあります。

血中濃度が高すぎると、足元がおぼつかず歩行困難、意識が朦朧とする、など中毒症状がでる場合があり、副作用が軽い薬とは言えません。

しかし、副作用がこわいから、と薬の服用を止めるのはおすすめしません。どんな薬にも副作用がある反面で、治療の見込みがあるのです。「副作用が出たから、薬をやめる」となると、双極性障害の治療は途端に難しくなります。
薬物治療では、副作用があることを前提として、副作用による症状との折り合いをつけながら、病状をコントロールすることで治療に望む姿勢が必要です。

2 心理社会的治療

薬での症状緩和に加えて、根本的な解決のために用いるのが心理社会的治療となります。
単純な心の問題だけではないため、うつ病のようにカウンセリングをすれば治るというものではありません。
しかし、下記のような精神療法ももちろん必要となります。

1、双極性障害という病気を理解すること
2、病気に対する心理的反応に目を配ること
3、治療のために、支援をすること

これらの精神療法的治療を、医師の間では「心理教育」と呼びます。

まずは、自分の病気に対する理解を深めることからはじめます。
双極性障害の性質や特徴、薬で解決できる症状と、それぞれの薬の副作用。また、再発のサインは何なのかを自分で把握できるようになることを目指します。

再発に気づけないと、自分自身で「発症している」という自覚を持てなくなり、病状悪化、通院不可などの状態に陥る可能性があります。
しかし、再発時でも初めのうちに治療をはじめることで、重度な症状を食い止めることができます。
再発時の初期症状を知ること、家族や身の回りの人間と共有することで再発の放置を予防します。
また、きっかけとなりやすい心理的負担を事前に把握し、避けること、そのストレスに直面した際の対処法を考えることで、予防に関する知識を学ぶことができます。

また、双極性障害は、天候変化などに適応しようとする力(自律神経系の働き)が影響することが多いため、規則的な生活が効果的です。徹夜をしない、朝日を浴びる、適度な運動(散歩など)をする。どんな心理状態の場合でも、このように一定のルールを守った生活をすることで、病気の安定に繋がります。

過去の事例

現在40代の男性の例です。
仕事が原因で調子が悪くなり、病院に行った所、鬱病と診断をされました。
それで通院を始めたのですが、全然状態が変わらないので、病院を変えたところ病名が双極性障害II型と診断され、病名が変わりました。

それからその病院に通院をして約3年になるのですが、少し良くなったと思えば又悪くなったりを繰り返していました。
それで先日一体いつになったら治るのでしょうか?とドクターに聞いた所、こういう病気は完治と言う事はない、寛解と言うんだと言われました。
寛解と言う言葉は、ある程度知っていましたがまさか自分がそういう状況だなんて思っていなかったもので正直ショックでした。
ちなみに寛解と言うのは、ある程度症状が落ち着いた状態が続いている状態の事を言うのだとドクターから言われました。

誤診かも?

初めはうつ病だと思われている患者さんの約10人に1人が最終的に双極性障害と判明すると言われています。

うつ病と双極性障害が似ている、というのは「うつ」の症状が双方で現れるからです。その症状は、どちらの病気でも同じため、区別がつきません。

「躁(無意味に高揚している)」状態が現れて初めて双極障害であると診断できるため、双極性障害の場合でも、はじめはうつ病と診断されている場合が多いのです。
誤診を避けたい、というのは当然の話ですが、双極性障害の症状として、「躁」と「うつ」を繰り返すスパンは人それぞれのため、数ヶ月~数年という長い期間で現れる双極性障害に対して、正確な診断をするのは非常に難しいと言われています。

また、初診時にうつ病と診断された患者さんの内、約10人に1人が実は双極性障害であると判明します。そのため、うつ病と診断された場合でも、躁症状が現れるまで、うつ病なのか双極性障害なのか、わからないと言われています。

双極性障害の場合、2/3の患者さんはうつの時にしか病院を受診しないとされています。
それは、発症後に症状がある期間の内、約1/3~半分が「うつ」状態であると言われており、「うつ」の期間が「躁」の期間よりも多いためです。
「躁」症状になった経験がある場合も、本人には「うつに付随する症状」という自覚がないため診療時に医師に話をしません。そして、「躁」状態の時には本人では「最近調子がいい」と感じる(気分が高揚している)ので、医者にかかることが稀なのです。
このように「うつ」状態の時のみ受診する、「躁」状態に気づかないため、双極性障害を見抜くことが難しいのです。
特に、比較的軽い躁状態「軽躁」の場合、家族や主治医に見逃されることがあります。

近年では研究が進んだことで、うつ病や双極性障害であることを調べるために、「光トポグラフィー検査」といううつ病の状態を数値化する検査があります。

うつ病の予防方法

予防方法
うつ病を予防するヒントは毎日の生活にあります

うつ病につながるポイントを探して、改めてみましょう

うつ病は、遺伝的要因、毎日のライフスタイルの外的、内的要因などで発症する疾患です。
うつ病にならないようにするには、ライフスタイルを根本から見直して、「ストレスを抱え込まない」そして「バランスの取れた」ライフスタイルに近づいていくことが大切でしょう。

うつ病を予防するには、自身の考え方を見直すことから

「うつ病は、責任感が強い人や完璧主義の人に多いとよくいわれます。
実際にこうしたタイプの人は、何をするにしても妥協を許さない傾向がありますが、いつでも非の打ちどころがない結果に恵まれるわけではありません。
何か欠点があると、それだけでネガティブな感情を引きずりがちです。

見直す時の注意点

「自分はそんな極端な性格じゃないから…」という方も多いですが、うつ病はささいなことが積み重なって起こる疾患でもあります。
仕事や家事、学業等で、求められた期待にうまくこたえられなくて引け目を感じることや、思い描いた結果に届かずに屈辱を味わうこと、そうしたことが続くだけでもうつ病になりやすくなります。
精神的な負担が大きいと、体力も落ちて過労や睡眠不足にも耐えられなくなるため、責任感の強い方ほどうつ病にかかりやすくなります。

予防を実践するために

普段から、自分のものの考え方を客観的に分析して、柔軟性のないパターンに陥っていないか見直すことが大切です。
とはいえ、自分で自分の性格や考え方を振り返ることはなかなか難しいものです。
やり方がわからないときは、周囲に相談してみるのもよいでしょう。

うつ病を予防するには、食生活のバランスも大事

うつ病の原因まだ研究段階にありますが、脳内の神経伝達物質「セロトニン」の欠乏が原因につながっているという考え方が有力です。
セロトニン欠乏を避けるためには? 
セロトニンは、「トリプトファン」という成分から生成されます。
トリプトファンが多い食品を普段から摂取することが大切です。

・肉類
・牛乳、チーズのような乳製品
・納豆
・たらこ

見直す時の注意点

肉類や牛乳であれば、定期的に摂取することはそんなに難しいことではないでしょう。
肉類の摂取はネガティブに見られがちですが、バランスを保って摂取すれば気にすることはありません。
肉の食べすぎは、コレステロールの増加やメタボにつながるというイメージがありますがコレステロールも多すぎなければ問題はありません。むしろ、コレステロールの不足も健康を害します。
コレステロールはセロトニンの伝達を助ける役割も果たしており、他の食品と一緒にほどよい摂取を続ければ、うつ病の予防につながります。

予防を実践するために

肉類を増やすにしても、肉が中心の食生活になってしまうと、やはり健康に多くの支障をきたします。結論としては、多様な食品を取り入れたバランスのよい食生活を心掛けることがいちばんです。

うつ病を予防するには、毎日日光を浴びることも大事

光を浴びない生活を続けることがうつ病の主因になるとはいえませんが、現代人は室内にこもって日に当たらない生活パターンを持つ人が多く、その習慣が抑うつ状態を進めてしまう可能性は考えられます。
(日本ではあまり一般的ではありませんが、「冬季うつ病」という日当たりの悪い時期に発症しやすい種類も実際にあります)。

見直す時の注意点

現在、うつ病の治療法として「運動療法」が研究されていますが、まだ学会で広い支持を集めるには至っていない状態です。
しかしうつ病患者の中には、あまり運動をしない人や日光を浴びる機会がない人は多く、適度な運動によって改善されるケースがあることは事実です。個々のライフスタイルとよく照らし合わせて検討することが大切です。

予防を実践するために

光を浴びるには、日中に外出する機会を増やすにこしたことはありません。
外を歩く時間を設けることは、運動になるほかに気晴らしにもなりますから、うつ病の予防としてはかなりの効果を期待できます。
日中にあまり外出できない事情がある場合は、せめて窓を開放して光を取り入れる工夫をするとよいでしょう。

大切な人のうつについて

大切な人がうつ病になってしまったらどうする?
家族・パートナーに伝えたいこと

家族やパートナーが気付いてほしい変化

うつ病と正しく理解して寄り添ってあげること

うつ病になるきっかけは

うつ病は強いストレスや長期的なストレスから、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れてしまうことで、発症すると言われています。
仕事や育児・介護、就職活動に受験、転校などで環境が変わった時など、些細なことでもうつ病になるきっかけを持っているのです。
大切な人から発せられる心と体のサインを見逃さないことが大切になります。

心のサインとは

毎日憂鬱そうで不機嫌な様子、集中力や決断力が欠けている、死にたい、消えたということがうつ病のサインです。

体のサインとは

疲れやだるさを訴える、食欲がなく体重が減量、寝付きが悪くて不眠気味、身なりや生活がだらしなくなったという変化が、体のサインになります。

家族が行う対応について

家族やパートナーがサインを見逃さないためには

  • 日常生活での変化に注意しましょう
  • 身体の症状に変化があれば黄色信号です。
  • 精神症状に変化があれば赤信号のサインとなります。

症状を理解して、受け止めるはどうするのか

  • まずは病気を受け止めることから始めましょう。
  • 正しい病気の知識を知りましょう。
  • 辛いという気持ちを受け入れてください。
  • 意見することを控えて、話をじっくり聞いてあげましょう。

大切な人を支えるために求められる対応

  • 非難や叱責の言葉よりも、ほめてあげましょう。
  • 安心・リラックスできる環境づくりをしてください。
  • 気分転換は無理にさせないようにしましょう。
  • 治療者ではなく協力者として支えてください。
  • 大切で必要としている存在であることを伝えましょう。
  • 疲れないように長い目で見ることが大切です。
  • 静かに見守り、支えてあげましょう。
  • 回復してきたら、規則正しい生活に戻すようにサポートしてください。

うつ病の症状と状態を知る診断補助

ご家族がうつ病かもしれないとお悩みの方は、光トポグラフィー検査を病院で受けてみましょう。
この検査は脳の活動状態がどう変化しているのかをグラフにして、うつ病診断の正確性を診断することができます。
どんな病状かをしっかり理解することで、有効な治療法を見つけ出すことができるでしょう。

家族やパートナーが必要とする対応とは

非難の言葉や失敗を責めずにほめる

非難の言葉や失敗を責めずにほめる

治療に先が見えず、本人の不規則な生活から悲観的な思考に合わせることが嫌になり、非難したくなる場合もありますが、相手がますます自分を責めてしまう要因となるので、非難や叱責は避けるようにしてください。
逆に何か達成できた時は、その場で褒め、感謝の気持ちを伝えることが大切です。
患者さんの心を落ち着かせて、気分も良くさせることで、回復に向かうことができます。

安心できる環境づくりをしましょう

うつ病を回復させるには、十分な休息が必要不可欠です。
ご自宅で休養する場合、家事や育児、近所付き合いがあると、なかなか心と体を休ませることは困難と言えます。
「休んでも大丈夫」と本人が感じ、リラックスできる環境づくりが欠かせません。
費用がかかってしまいますが、入院も手段です。

気分転換を無理に勧めないでください

「気分転換したら?」と勧めたくなる気持ちは分かりますが、そこは抑えましょう。
もし本人が強く希望する場合は、逆に賛成してあげることが大切です。

治療者ではなく協力者となりましょう

治療者ではなく協力者となりましょう

家族やパートナーであれば、うつ病を良くしてあげたいと誰もが思うでしょう。
しかし、病気を治そうという気持ちは、相手に想いを強く押し付ける態度に繋げてしまう可能性があります。
治療者ではなく、協力者という立場で支えてあげましょう。

大切な人であることを伝えてください

うつ病患者さんの多くが「死にたい」と思うことがあり、時には口に出してしまうこともあります。
このような態度をした時は軽視せず、「死なないで」「あなたは大切な人」としっかり伝えましょう。
必要とされていることが、生きようという気持ちに繋がります。

長い目で見てあげることが大切です

うつ病は良くなったり悪くなったりを繰り返し、回復していくもので、その変化に家族やパートナーも一喜一憂し、疲れてしまいます。
焦って病状を戻さないように、長い目で見ることを心掛けましょう。

そっと見守り、そして支えてあげましょう

そっと見守り、そして支えてあげましょう

うつ病の症状に巻き込まれ、家族やパートナーも時に感情が不安定になる、または共倒れしてしまうケースは少なくありません。
時には聞き流し、本人が避けていると感じない程度の距離で接すことも大切です。

回復の兆しがあれば規則的な生活に改善しましょう

病状が回復した時、療養の流れから生活が不規則になっている場合があるので、医師と相談をして少しずつ、規則正しい生活に改善しましょう。
日中は散歩や買い物に出かけるなど、体力に合わせて行動範囲を広げるようにサポートしてあげてください。

家族やパートナーの役割

家族やパートナーの役割

家族やパートナーが気付いてほしい変化

第1段階:日常生活でのパフォーマンスが低下する変化

パフォーマンスとは、掃除にかかる時間や歩く速さなど日常の活動での能力や行動のことです。
うつ病は少しずつパフォーマンスが低下する特徴があります。
いつもと違うような気がすると思いながらも、気のせいだと判断してしまい、自分がうつ病だと気付かないケースはほとんどです。

  • 寝付きが悪い「入眠困難」
  • 夜中に何度も目が覚めてしまう「中途覚醒」
  • 明け方から目覚めてしまう「早朝覚醒」
よく眠れない

第2段階:身体の症状に変化があれば黄色信号で注意

うつ病になりやすい体質の人は、いろいろなストレスを感じてしまい、脳内のストレスを抑制する機構がつり合いを失った状態となり、うつ病を起こすと言われています。
また、自律神経の状態が変化を起こし、常に緊張状態が続くと交感神経が優位な状態となり、それが原因で体温が上昇して微熱の症状として現れるのです。
さらに、体のあちこちが痛みだし、時に頭痛が頻繁に起きやすくなります。
他にもめまいや吐き気、平衡感覚がなくなって怪我をしやすくなります。
体の疲労感やだるさで朝は調子が悪く、午後から調子が良くなる「日内変動」といった特徴的な症状、気象の変化に敏感になる変化もみられるでしょう。

第3段階:精神の症状の変化は赤信号です

精神の症状の変化は赤信号です

うつ病は脳の前頭葉機能が低下して起きる病気なので、集中力や注意力が落ちてしまいます。
最初は気分よりも、物忘れなど認知機能の低下が先です。
テレビを見ていても面白くない、いつも会っている人なのに名前が思い出せないなど、日常会話でも違和感があらわれるでしょう。
時にはアルツハイマー病のような記憶力の障害もありますが、一過性のものなので、うつ病の回復と共に治ります。
また、この段階になると感情も少しずつ鈍麻していき、趣味なども楽しく感じられなくなっています。
特に早朝は感情の異常性に敏感で、急に怒り出す、暴言を吐くことも多いです。しかし、自分がその行動を抑制できないことを不思議に思うこともあります。

家族やパートナーがうつ病で理解するべきこと

病気のことを受け入れてあげましょう

何もせずに弱音を吐き続け、沈んでいる姿を見てしまうと、つい「しっかりしろ」「気にするな」と言ってしまうこともあるでしょう。
しかし、家族やパートナーから理解されない苦しさで、言い争うになってしまうケースは少なくありません。
気力が出ず、思うように体が動かせないのは、「うつ病」がそうさせているのです。
病気であることを理解し、受け入れることから始めましょう。

正しい知識を身につけましょう

うつ病は脳の病気です

うつ病は脳の病気です。
しかし、何もできないほど落ち込んでいたのに、夜に近付くと元気になる姿をみると、「今までの心配は何だったのか」「ただ怠けたかっただけ?」と疑い、振り回されることに悩むご家族も多いでしょう。
このうつ病によって起きる変動を「日内変動」と言います。

正しい治療への理解

うつ病の治療と回復する過程は、個人の生活リズムを整えつつ、無理をしない生活を過ごすうちに、回復していくものです。
また、医師から処方されている薬は勝手にやめてしまうと、うつ病を再発させる可能性がるので、家族やパートナーが服用のサポートしてあげましょう。

治療方法について

うつ病の一般的な治療は「薬物療法」「精神療法」「休養」を組み合わせて行われます。
ただし、薬物が使用できない、または効果がなかなか実感できない患者さんには、磁気刺激治療というアメリカで多くの症例がある療法を選ぶことが可能です。
また、電気けいれん療法など頭皮に電極をつけ、電流を流す療法という手段となります。

辛い気持ちを理解することが大切です

辛い気持ちを理解することが大切です

本人自身は動きたい、何かをしたいと思っていても、気持ちと体がついていかないことに苦しみを感じています。
また、今までできて当たり前だったことが、できないことにも辛い気持があるのです。
そのような不安定な気持ちによりイライラし、人に当たることもあるので、家族は辛いという気持ちを理解し、受け止めてあげてください。

意見ではなく、話をよく聞いてあげてください

悲観的、消極的な話や態度を見ていると、ついアドバイスを与えたくなってしまいますね。
しかし、その行為は逆に相手を追い詰めてしまう場合もうつ病にはるのです。
ですが、それは病気がさせていることなので、気にすることなく、まずはじっくり話を聞いてあげてください。
もし不調が続いているようなら心配していることを告げ、できるだけ一緒に付き添って病院へ受診しましょう。

うつ病の診断検査

うつ病の診断検査
うつ病の検査方法は進化しています

うつ病の疑いがあるときは迷わず検査を受けましょう

うつ病の診断・検査については、「うつ病診断の基準」のページでご紹介したポイントを使ってチェックすることもできますが、本格的に発症している疑いが強いときは、専門の医療機関にて特別な機材を使った検査を受けることができます。
最近はうつ病が珍しくない疾患になっているため、検査のテクニックも進歩し、精度の高い方法で調べてもらうことができます。その代表例をいくつかご紹介しましょう。

光トポグラフィー検査が受けられる医療機関一覧

新宿ストレスクリニック
本院:東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー 25F
TEL:0120-772-248

検査費用:1回 6,015円

HPはこちら→

大阪医科大学附属病院
大阪府高槻市大学町2-7
TEL:072-683-1221

費用:不明

北海道・東北地方

しもでメンタルクリニック
〒062-0922 北海道札幌市豊平区中の島2条1丁目3番25号 カムオンビル
TEL:011-833-6662 費用:13,000円+消費税 サイトはこちら
先進医療実施機関公立大学法人福島県立医科大学附属病院
〒960-1295 福島県福島市光が丘1
TEL:024-547-1111 費用:不明 サイトはこちら

関東地方

先進医療実施機関自治医科大学附属病院
〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311-1
TEL:0285-44-2111 費用:13,800円 サイトはこちら
先進医療実施機関群馬大学医学部附属病院
〒371-0034 群馬県前橋市昭和町3丁目39−15
TEL:027-220-7111 費用:不明 サイトはこちら
先進医療実施機関学校法人日本医科大学 千葉北総病院
〒270-1694 千葉県印西市鎌苅1715
TEL:0476-99-1111 費用:13,000円 サイトはこちら
先進医療実施機関東京大学医学部附属病院
〒113-8655 東京都文京区本郷7丁目3−1
TEL:03-3815-5411 費用:70,000円前後(3泊4日入院) サイトはこちら
先進医療実施機関昭和大学医学部附属東病院
〒142-0054 東京都品川区西中延2-14-19
TEL:03-3784-8000(代) 費用:不明 サイトはこちら
先進医療実施機関慶應義塾大学病院
〒160-8582 東京都新宿区信濃町35番地
TEL:03-3353-1211(代) 費用:不明 サイトはこちら
先進医療実施機関東京都立松沢病院
〒156-0057 東京都世田谷区上北沢2丁目1−1
TEL:03-3303-7211 現在受け入れをしていない サイトはこちら
先進医療実施機関東京警察病院
〒164-8541 東京都中野区中野4丁目22-1
TEL:03-5343-5611(代) 費用:不明 サイトはこちら
先進医療実施機関東邦大学医療センター大森病院
〒143-8541 東京都大田区大森西6−11−1
TEL:03-3762-4151 費用:14,000円 サイトはこちら
新宿ストレスクリニック本院
〒156-0057 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー 25F
TEL:0120-772-248
(平日・土日祝も検査可)
費用:6,015円 サイトはこちら
銀座メンタルクリニック
〒104-0061 東京都中央区銀座1-7-6 タニザワビル8階
TEL:0120-5250-66 費用:13,000円+消費税 サイトはこちら
青山渋谷メディカルクリニック
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-24-6 マトリクス・ツービル7F
TEL:03-5464-5467 費用:不明 サイトはこちら
先進医療実施機関国立精神・神経医療研究センター
〒187-8551 東京都小平市小川東町4-1-1
TEL:042-341-2711 費用:55,000円(1泊2日入院) サイトはこちら
座間メンタルクリニック
〒252-0024 神奈川県座間市入谷5丁目1684-3 座間駅前クリニックビル1F
TEL:046-257-4255 費用:不明 サイトはこちら

中部地方

新宿ストレスクリニック名古屋院
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅5-7-30 名駅東ビル2F
TEL:0120-726-980
(平日・土日祝も検査可)
費用:6,015円+消費税 サイトはこちら
先進医療実施機関医療法人楽山会三島病院
〒940-2302 新潟県長岡市藤川1713-8
TEL:0258-42-2311 費用:3,000円 サイトはこちら
先進医療実施機関金沢医科大学病院
〒920-0293 石川県河北郡内灘町大学1-1
TEL:076-286-3511 費用:60,000円前後(入院 2泊3日) サイトはこちら
先進医療実施機関医療法人 愛精会 あいせい紀年病院 
〒457-8515 愛知県名古屋南区曽池町4-28
TEL:052-821-7701(代表) 費用:11,000円 サイトはこちら

近畿地方

新宿ストレスクリニック 梅田院
〒530-0001 大阪市北区梅田2-6-20 パシフィックマークス西梅田 B1F
TEL:0120-809-270
(予約制)
費用:6,015円+消費税 サイトはこちら
先進医療実施機関国立病院機構舞鶴医療センター
〒625-8502 京都府舞鶴市字行永2410
TEL:0773-62-2680 費用:不明 サイトはこちら
嵯峨嵐山・田中クリニック
〒616-8421 京都市右京区嵯峨釈迦堂門前瀬戸川町4-8
TEL:075-862-5688 費用:11,000円+消費税 サイトはこちら
先進医療実施機関近畿大学医学部附属病院
〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2
TEL:072-366-0221 費用:不明(医療機関からの紹介による完全予約制) サイトはこちら
先進医療実施機関大阪医科大学附属病院
〒569-8686 大阪府高槻市大学町2-7
TEL:072-683-1221 費用:不明 サイトはこちら
先進医療実施機関奈良県立医科大学附属病院
〒634-8522 奈良県橿原市四条町840
TEL:0744-22-3051 費用:不明 サイトはこちら

中国・四国・九州・沖縄地方

先進医療実施機関山口大学医学部附属病院
〒755-8505 山口県宇部市南小串1-1-1
TEL:0836-22-2111 費用:13,000円 サイトはこちら
先進医療実施機関独立行政法人国立病院機構鳥取医療センター 
〒683-8504 鳥取県米子市西町36-1
TEL:0859-33-1111 費用:13,650円 サイトはこちら
先進医療実施機関鳥取大学医学部附属病院
〒683-8504 鳥取県米子市西町36-1
TEL:0859-33-1111 費用:不明 サイトはこちら
先進医療実施機関島根大学医学部附属病院
〒693-8501 島根県出雲市塩冶町89-1
TEL:0853-23-2111 費用:不明 サイトはこちら
先進医療実施機関医療法人社団以和貴会 いわき病院
〒761-1402 香川県高松市香南町由佐113-1
TEL:087-879-3533 費用:不明 サイトはこちら
先進医療実施機関大分大学医学部附属病院
〒879-5593 大分県由布市挾間町医大ヶ丘1丁目1番地
TEL:097-549-4411 費用:13,800円 サイトはこちら
先進医療実施機関琉球大学医学部附属病院
〒903-0215 沖縄県中頭郡西原町字上原207
TEL:098-895-3331 費用:不明 サイトはこちら

※2014年3月時点

唾液検査

唾液に、どんな分泌物が含まれているのかを検査します。
その分量やバランスを調べることで、うつ病かどうかを判断するという方法です。

● 概要および手順

人体は、強いストレスを感じ続けると、腎臓からアドレナリンが放出されます。
アドレナリンは代謝が早く、濃度が変わりやすいという性質を持っているため検査することは困難でした。
しかしアドレナリンと同時に分泌される「クロモグラニンA」という物質については
唾液中の量を調べることが比較的容易です。このクロモグラニンAをはじめ、うつ病と関係が深いと考えられる数種類の成分が唾液にどれくらい含まれているか、かなり正確に分析することが現在では可能となりました。

● 実際にこの方法を選んだ場合は?

唾液の採取だけでよいことから被験者にとっては負担がなく、また料金も格安に済むことが特長です。
ただし、あくまでもストレスの度合いを分析する調査であって、「確実にうつ病を診断できるかどうか」という点では他の方法に一歩譲ります。

血液検査

平成23年に発表されたばかりの方法です(まだ研究が続いている状態です)。

● 概要および手順

うつ病の患者と健常者の血漿(けっしょう)を比較したところ、うつ病患者の血漿には「EAP(エタノールアンミリン酸)」という成分の濃度が低いことが明らかになりました。
この新事実を活用して、うつ病かどうかを検査します。

● 実際にこの方法を選んだ場合は?

血液の採取だけで済むため被験者にとっては負担がかかりませんし、料金も高額ではありません。
しかし、対応している医療機関がまだ極めて限られており、まだ研究途上の方法であるため、信頼性にはまだ疑問が残ることもまた事実です。

運営者情報・お問い合わせ

運営者情報・お問い合わせ

運営者情報

運営者 一般社団法人 日本メンタルヘルス研究センター
(Japan mental helth Research Center)
住所 東京都港区港南2丁目5番4号
設立 平成25年2月14日
代表理事 石橋 太郎
メール
URL https://utu-yobo.com

失敗しない心療内科(精神科・メンタルクリニック)の選び方

失敗しない心療内科の選び方

はじめに

現在、心療内科・精神科の医療施設が全国で約9,404あります。(2008年 厚生労働省調査)「病院がたくさんあるので、そのなかでどこが自分に合っているのか分からない」「通院中だけど、治療が本当に合っているのか分からない」と疑問や不安を抱く方が世の中に多いです。
特に、以下のようなクリニックは再検討した方がいいかもしれません。すでに通院中の方もこれから受診しようと思っている方もぜひ参考ください。

こんな医師、クリニックには要注意!

薬の説明をせずに処方し、必ず飲むように指示する

今あなたが診断されている「大うつ病性障害」または「双極性障害うつ病エピソード」という病気は、薬による治療が一般的である一方、いくつかの問題点が指摘されています。
効果が出るまでに長い時間がかかることが多く、精神的、身体的副作用も多く、治療効果がはっきりしない場合にはいくつもの薬を同時に飲まなければならないなど、患者の負担が問題視されるケースも少なくありません。

同じ効果の薬を大量に処方する

たとえば、抗不安剤(デパス、メイラックス)、SSRI(パキシル)、睡眠薬(ハルシオン、アモバン)など、同じ作用をもたらす薬を処方され、日中ずっと眠気やふらつきに襲われ、生活ができなくなるケースもあります。

予約が取りづらい。次の予約が数ヶ月後。

次の予約までもしも何かあったとき取り合ってもらない可能性が高いです。
また治療途中で症状が変わったときに相談にのってもらえないおそれもあります。

初診編(初めて心療内科を受診した場合)

話をろくに聞かずに一方的に診断する

たとえ名医と呼ばれていても話を聞かない医師と信頼関係を築くのは困難であり、それは治療にも大きな影響をもたらします。
また、今の状況やこれまでの経緯を聞いてもらえないため、誤診のおそれもあります。

通院編

通院中の診察の際に、治療による変化などを尋ねない

人によっては、うつ病から躁うつ病など別の病状に変化することがあります。
通院中の途中経過も把握してもらうことが治療には大切です。

何年経っても投薬治療しかしない・治そうとする意志を感じない

5年、10年飲み続けるのは問題です。主に薬は症状の悪化を防止するために利用されます。
治すために様々な治療法を提示してもらえないのは、正しい治療法とはいえません。

重症度が高くても治そうとする姿勢が感じられない。諦められている。

症状が悪化しないように薬を服用することと、うつの原因を探るための精神療法やカウンセリングを用いていくのも投薬と並ぶ大切な治療法です。

やたらと薬を増やしたり、薬をすぐに変えるクリニック

治療方針がしっかりした医師がいるクリニックを選択しましょう。

よい病院を見つけるコツ

ホームページ有無や医師の経歴が掲載されている

精神科は検査機など高額投資が不要なため、経験値の浅い医師がクリニック開院ということも多いです。

口コミサイトや、信頼できる人からの紹介

心療内科・精神科・メンタルクリニックの違いとは?

心療内科とは「心身症を扱う診療科」です。心身症とは、ストレスや精神不調によって引き起こされる身体の不調のことです。

精神科とは「精神疾患を扱う診療科」です。精神疾患とは、不安・抑うつ・不眠・苛立ち・幻覚など、様々な精神異常のことです。

しかし「精神科」という言い方は、世の中の偏見や誤解を招きやすい名称であったため、抵抗感を軽減するために「心療内科」と称しているクリニックが多いです。

「メンタルクリニック」は、心療内科・神経科・精神科という心の分野を取り扱っているという総称ですので、診療科目ではありません。

「心療内科」「精神科」「メンタルクリニック」は『精神科的治療』が行われているクリニックであり、実質的には同じだと考えてよいです。

大切なのは、うつ病を軽症化・寛解(かんかい)へ導くために、医師が本人に合った治療を提案し、実行できるかです。

うつ病診断の基準

うつ病診断の基準
うつ病を診断できる、簡単なテストがあります

「大うつ病」の9つの基準

うつ病には「大うつ病」と呼ばれる、狭義の定義がありますが、この「大うつ病」に関して診断するための、9つの基準が知られています。

以下の9つをよく確認しながら、自分自身ないし身近な人の現状を振り返ってみると、比較的楽に、うつ病かどうかのセルフチェックが可能になります。
過去2週間以上続いているかどうかがポイントです。

これといった理由がなくても気分が滅入っていたり、悲しみに沈んだりします。

日仕事や、熱中していた息抜きなどに対する情熱が薄れた状態です。

精神活動が停滞すると、あらゆる動作が遅れ気味になります。特に会話に表れることが多く、言葉が出るのが遅くなったり、しゃべりたがらなくなったりします。
それと対照的に焦燥感が増幅されると、絶えず焦りやいら立ちを感じるため、じっとしていることができなくなります。

あまり体を動かしていないのにすぐに疲れを感じてしまい、何をするのもおっくうになります。

自分を「価値がない人間」などと感じて自分を責めてばかりいるようになります。

物事を深く考えることが難しくなり、何か大切なことを決めないといけないときでも、そのことが頭に入ってこなくなります。

死ぬことや消滅することを考察する機会が多くなります。顕著になると、本格的な自殺の実行につながる恐れもあります。

うつ病診断テストを行った結果は…?