TMSの効果実績

TMS治療は、2002年にカナダで初めて承認された、多くの治療効果をあげている治療方法です。カナダの後は、2008年にアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)でうつ病治療の医療器具として認可を受けました。うつ病の新たな治療法として、現在では広く世界に認知されている治療法です。

治療実績

約8割の方におおきな改善が見られ、2人に1人以上が寛解しております。

軽傷化80%(1,516名) 軽傷化57%(1,089名)

※うつ病の重症度を評価するための尺度HAM-D(ハミルトンうつ病評価尺度)による。
治療30下院時点でHAM-Dの点数が13点以下に改善下型の場合。
新宿ストレスクリニック2017年12月1,914名を対象とした治療結果

TMS治療 6週間後の効果

臨床医の評価(尺度:CGI)患者さんの自己評価(尺度:PHQ-9)

用語解説

CGI:臨床上の医師の印象による重症度と全般改善度の医師が評価判定。7段階で判定します。

PHQ-9:うつ病に関わる9つの項目から抑うつの度合いを測定するための質問紙法です。診断の精度を向上させるために考案されました。過去2週間の症状について4段階で回答します。

TMS治療とプラセボ効果との比較

うつ症状の度合い(数字が低いほどうつの症状が軽い)

他の治療との比較

現在、日本で行われている主なうつ病の治療として、磁気刺激治療・薬物療法&カウンセリング・電気けいれん療法があります。磁気刺激治療は治療期間も短く、仕事を続けながら通院して改善することができます。身体への負担も少ないことから、今後期待できる新たな治療法といえるでしょう。

項目治療費治療期間副作用仕事
国内
TMS治療
(通院)
約60万円約1.5か月ほとんど
なし
支障
なし
アメリカ
TMS治療
約240万円約1か月ほとんど
なし
休職
薬物治療と
カウンセリング
約72万円平均5年副作用
あり
副作用が
でると
支障あり
電気けいれん
療法
約50~
70万円
数週間~
数か月
体に
大きな負担
入院の
ため
休職

TMS治療のメリット・デメリット

TMS治療は他のうつ病治療に比べるとメリットが多いと言われています。特に身体への負担が少ないことや短時間での治療が可能なことがあげられます。

TMS治療のメリット

副作用がほとんどない

最短1ヶ月半で治療可能

約8割がうつ症状が改善

仕事に支障なく通院

抗うつ薬の減薬・断薬が可能

一方、デメリットととしては、保険適用となったものの、保険適用で治療が受けられる病院はごく一部で、治療対象者も限定されているため、治療を希望しても受けられないという現状があります。

TMS治療のデメリット

治療開始初期は軽度の違和感を感じる

自由診療のため、費用が高い

希望しても多くの方が保険適用で受けられない

TMS治療の
保健適用の現状について

2019年6月に日本において、うつ病のTMS治療が保険適用となりました。しかし、日本の精神科・心療内科の医療施設において、保険適用でうつ病のTMS治療を受けることは、ほとんどできない状況です。ごく一部の病院で認められていますが、医療施設や治療対象者の認定基準等が厳しく、保険適用を患者本人が希望しても誰でも治療が受けられない状況なのです。
したがって、TMS治療を希望する場合、ほとんどの方は保険適用外である自由診療で治療を受けています。