基本的な光トポグラフィー
検査の流れ
光トポグラフィーの検査は医師や医師の指示のもと、専門のスタッフが行っています。
個室で行いますので、リラックスしてお受けいただけます。
STEP01検査についての説明
頭部に光トポグラフィー検査機器を装着します。医師および専門のスタッフが検査を受けるにあたっての方法や注意点を分かりやすくご説明します。また、検査にあたり、不明なことがありましたら、遠慮なく医師やスタッフに聞きましょう。
STEP02検査開始
検査時間は3分程度です。課題が始まり、簡単な質問が出ますので、そちらに対して答えるだけです。回答を考えている時や答えている時に、大脳の血液量がどれくらい増加しているのかを波形でチェックします。検査中は痛みなどはありませんので、安心して受けられます。
STEP03検査終了
検査結果がグラフ化されたデータで表示されます。
検査結果をもとに医師の診断を受けます。
光トポグラフィーの検査結果
データについて
グラフ化されたデータのため客観的に自分がうつなのかが判断できる、信頼性が高い検査方法です。
検査結果一例
光トポグラフィー検査の
4つのパターンとは
光トポグラフィー検査は、血流量のパターンがグラフ化され「うつ病・双極性障害(躁うつ病)・総合失調症・健常」の4つの典型パターンがみられます。
健常者
大うつ病性障害
双極性障害
統合失調症
数値化されたグラフデータのため、客観的に自分がうつ病か判断することができます。
実際のグラフの見方などは、医師や専門のスタッフに教えてもらいましょう。
光トポグラフィーの検査の
精度について
光トポグラフィー検査は、独立した診断装置として確立されていませんので、診断補助としての役割になります。
2012年11月、国立精神・神経医療研究センターで実施された報告書は、曲型的なうつ秒症状の患者群で6割から8割の精度で臨床診断の結果がでていますが、精神疾患の有無を確定したり、診断名を証明したりするものではありません。グラフパターンでは「うつ病・双極性障害(躁うつ病)・統合失調症・健常者」をある程度の症状を把握することができますが、医師の問診と総合的に診断することで精度の高い診断を可能にしています。