過食症ってどんな病気?症状・原因・治療法を解説
過食症は、衝動的に大量の食べ物を短時間で摂取する「過食」と、体重増加を防ぐために自己誘発性の嘔吐や下剤の乱用などを行う「代償行為」を繰り返すことを特徴とする精神疾患です。正式には「神経性過食症」と呼ばれます。この疾患は、摂食障害の一種であり、単なる「食べ過ぎ」とは異なります。過食症に悩む方は、食べることや体型、体重に対する強いこだわりを持ち、自己評価が著しく低い傾向があります。日本ではまだ十分な理解が進んでいない面もありますが、適切な治療を受けることで回復が可能です。もしご自身や周囲の方が過食に悩んでいる場合は、一人で抱え込まず、専門機関に相談することが大切です。
過食症とは?定義と特徴
過食症(神経性過食症)は、特定の期間内に、通常よりはるかに多量の食べ物を摂取し、その間、食べることをコントロールできないと感じるエピソード(過食エピソード)が繰り返されること、そして、体重増加を防ぐために、自己誘発性の嘔吐、下剤や利尿剤の乱用、絶食、過度な運動などの不適切な代償行為を繰り返すことを主な特徴とする精神疾患です。これらの行為が、一定期間にわたって繰り返し行われる場合に診断されます。
過食症の人は、自分の体型や体重に対する考え方が自己評価に過度に影響していることが多く、強いボディイメージの歪みを抱えていることがあります。この疾患は、単に食べ過ぎてしまうこととは異なり、衝動のコントロールが難しいこと、そしてその後の罪悪感や後悔から不健康な方法で体重をコントロールしようとすることが特徴です。
衝動的な過食とその後の代償行為
過食症の中核的な特徴は、過食エピソードとそれに続く不適切な代償行為が繰り返されるサイクルです。過食エピソード中は、非常に短時間(例えば2時間以内)に、普通では考えられないほど大量の食べ物を摂取します。この時、多くの人が「食べることを止められない」「自分が何をどれだけ食べているか分からない」といったコントロール喪失感を抱えます。
過食の後には、強い罪悪感、自己嫌悪、羞恥心、そして体重が増えることへの強い恐怖が襲ってきます。これらの苦痛な感情や恐怖を打ち消すために、あるいは過食によって摂取したカロリーを相殺しようとして、さまざまな代償行為を行います。最も一般的な代償行為は自己誘発性の嘔吐ですが、他にも下剤や利尿剤、浣腸の乱用、一定期間何も食べない絶食、そして過度な運動などが含まれます。これらの代償行為もまた、衝動的かつ強迫的に行われることが多く、健康に様々な悪影響を及ぼします。
この「過食」と「代償行為」のサイクルが過食症を特徴づける重要な要素であり、多くの場合、隠れて行われるため、周囲からは気づきにくいこともあります。
過食と「食べ過ぎ」は何が違う?量と心理の違い
単に「食べ過ぎた」と感じることと、過食症における「過食」エピソードは、量と心理の両面で明確な違いがあります。
- 量的な違い: 過食症の過食は、同じ時間や状況で多くの人が食べられないような、明らかに大量の食べ物を摂取します。例えば、一人でファミリーサイズのピザやアイスクリームを丸ごと食べたり、コンビニの食べ物を大量に買い込んで一気に食べ尽くしたり、といった極端な量が一般的です。一時的な食べ過ぎや暴飲暴食とは、摂取する量において一線を画します。
- 心理的な違い: 最大の違いは、食べる行為に対するコントロールの喪失感です。過食エピソード中は「やめたいのにやめられない」「自分が食べているものをコントロールできない」という強い無力感や苦痛を伴います。単に美味しくてついつい食べ過ぎてしまった、あるいは満腹になるまで食べてしまった、という「食べ過ぎ」とは異なり、圧倒的な衝動に突き動かされている感覚です。過食後は通常、強い自己嫌悪や罪悪感に苛まれます。
つまり、過食症の過食は、量的な異常さに加えて、コントロール喪失感とそれに伴う強い心理的な苦痛が伴う点が、単なる食べ過ぎとは根本的に異なります。
過食の量的な特徴
過食エピソードにおける「大量」とは、具体的にどの程度の量を指すのでしょうか。診断基準では具体的なグラム数などで定義されているわけではありませんが、「同じ時間・状況下で、ほとんどの人が食べるよりも明らかに多い量」とされています。これは、個人の年齢や性別、体格、その日の活動量などを考慮しても、明らかに過剰な量を指します。
例えば、夕食後に一人で大量の菓子パン、スナック菓子、チョコレート、アイスクリームなどをまとめて食べ尽くす、といったケースが挙げられます。これは、空腹を満たすためではなく、何らかの感情(ストレス、不安、退屈など)を麻痺させるためや、衝動に突き動かされて行われることが多いです。通常、このような過食は隠れて行われ、非常に短時間(多くは2時間以内)で終わります。
過食症の診断においては、この量的な特徴と、同時に生じる「食べることをコントロールできない感覚」の両方が存在することが重要視されます。
過食症の主な症状
過食症は、過食エピソードと代償行為の繰り返しに加えて、様々な精神的・身体的な症状を伴います。これらの症状は、病気の重症度や個人によって異なります。
過食エピソードの特徴
過食症の過食エピソードは、以下のような特徴を持つことが一般的です。
- 短時間での大量摂取: 定義でも触れたように、比較的短い時間(通常2時間以内)に大量の食べ物を食べます。
- コントロール喪失感: 食べている間、「止められない」「コントロールできない」という感覚が伴います。
- 隠れて行う: ほとんどの場合、人に見られないように隠れて過食を行います。これは、自分の行為に対する強い羞恥心があるためです。
- 満腹感を超えて食べる: 空腹を感じていなくても、あるいは既に満腹でも、食べることを止められません。不快なほど満腹になるまで食べ続けることがあります。
- 特定の感情がトリガーになる: ストレス、不安、悲しみ、退屈、怒り、孤独といった感情や、人間関係の問題、体型や体重への不安などが過食の引き金となることが多いです。
- 食べたことへの苦痛: 過食エピソードの後には、強い罪悪感、自己嫌悪、憂鬱感、後悔といった激しい心理的な苦痛が伴います。
不適切な代償行為の種類と影響
過食の後に起こる不適切な代償行為は、過食症の重要な特徴の一つです。これは体重増加を防ぐために行われますが、実際には様々な健康問題を引き起こします。
代償行為の主な種類は以下の通りです。
- 自己誘発性の嘔吐: 最も一般的です。指や物を口に入れて吐き出す行為を繰り返します。
- 下剤・利尿剤・浣腸の乱用: 大量に、あるいは頻繁に使用することで、体の水分や電解質のバランスを崩します。
- 絶食: 過食の埋め合わせとして、一定期間食事を全く摂らない、あるいは極端に制限します。
- 過度な運動: 健康的な運動量を超えて、長時間や高強度の運動を強迫的に行います。
これらの代償行為が身体に与える影響は深刻です。
- 自己誘発性の嘔吐: 胃酸による歯のエナメル質の浸食(酸蝕歯)、唾液腺の腫れ(おたふく風邪のように見えることがあります)、食道炎や食道裂傷、電解質異常(カリウム、ナトリウムなどの不足)、脱水、手背の傷(ラッセル徴候)などが起こり得ます。重度の電解質異常は不整脈を引き起こし、命に関わることもあります。
- 下剤・利尿剤・浣腸の乱用: 慢性の便秘、腸の機能低下、電解質異常、脱水、腎臓への負担などが起こります。利尿剤はむくみを一時的に解消するように感じさせますが、実際には体液バランスを崩し、使用をやめるとリバウンドでむくみが悪化することがあります。
- 絶食: 栄養不足、疲労、集中力の低下、低血圧、徐脈などが起こります。また、絶食後の反動でさらに過食を引き起こしやすくなるという悪循環に陥りがちです。
- 過度な運動: 疲労骨折、靭帯損傷、関節炎などの怪我のリスクを高めます。女性の場合は、月経不順や無月経を引き起こすこともあります。
これらの代償行為は、一時的に安心感をもたらすかもしれませんが、根本的な問題を解決せず、かえって心身の健康を損ない、過食症のサイクルを強化してしまいます。
精神的・身体的な症状例
過食症は、摂食行動の異常だけでなく、様々な精神的・身体的な症状を伴うことが一般的です。
精神的な症状:
- 自己評価の低さ: 自分の価値を低く見積もっており、体型や体重などの外見的な要素に過度に依存して自己肯定感を保とうとします。
- ボディイメージの歪み: 実際よりも自分の体を太っていると感じたり、特定の部分(お腹、太ももなど)を過度に気にしたりします。
- うつ病や不安障害の併存: 過食症の人の多くが、うつ病や不安障害を同時に発症しています。これは、病気による苦痛や、原因となる心理的な問題が関連していると考えられます。
- 衝動性: 過食や代償行為だけでなく、買い物やアルコール、薬物などに依存したり、衝動的な行動を取ったりすることがあります。
- 人間関係の問題: 病気を隠すために社交的な場を避けたり、感情の波が大きくなったりすることで、人間関係に困難を抱えることがあります。
- 強い罪悪感や羞恥心: 自分の行動を恥じ、誰にも知られたくないという気持ちが強いです。
身体的な症状:
- 体重の変動: 過食症の人は、神経性やせ症のように著しく低体重になることは少なく、標準体重あるいはやや過体重のことが多いです。しかし、過食と代償行為によって体重が大きく変動することがあります。
- 消化器系の問題: 腹痛、胃の不快感、便秘、下痢などが起こり得ます。
- 月経不順や無月経: 特に過度な運動や栄養状態の偏りがある場合に起こることがあります。
- 電解質異常による症状: 筋肉のけいれん、脱力感、疲労感、不整脈など。重度の場合は意識障害や命の危険もあります。
- 顔や首の腫れ: 自己誘発性の嘔吐による唾液腺の腫れです。
- 疲労感: 栄養不足、睡眠不足(夜中に過食や代償行為をすることがあるため)、精神的な疲労などにより、慢性的な疲労を感じることがあります。
これらの症状は、過食症が心と体の両方に大きな影響を与える疾患であることを示しています。早期に専門家の診断を受け、適切な治療を開始することが、これらの症状を改善し、回復への道を開くために不可欠です。
過食症の様々な原因
過食症の原因は単一ではなく、様々な要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。個人の心理的な特性、生物学的な要因、家庭環境、そして社会文化的な影響など、複数の要素が相互に作用することで、過食症のリスクを高めるとされています。
心理的・精神的な要因
過食症の発症や維持には、個人の心理的な特性や精神状態が大きく関わっています。
- 自己評価の低さ: 自分の価値を低く見積もっており、体型や体重などの外見的な要素に過度に依存して自己肯定感を保とうとします。
- 完璧主義: 自分自身や他者に対して非常に高い期待値を持ち、少しの失敗でも許容できない傾向があります。ダイエットや体型維持においても完璧を目指し、それが破綻したときに過食につながることがあります。
- 感情の調整困難: 自分の感情(特にネガティブな感情)を適切に認識したり、対処したりすることが苦手な場合があります。過食や代償行為を、苦痛な感情から一時的に逃れるための手段として用いることがあります。
- 衝動性: 計画性がなく、目の前の欲求にすぐに行動してしまう傾向があります。これが過食エピソードにおけるコントロール喪失感につながります。
- 過去のトラウマや虐待: 幼少期のトラウマ体験(身体的、性的、精神的な虐待など)がある場合、摂食障害を含む精神疾患のリスクが高まることが指摘されています。
- ダイエット歴: 無理な食事制限や極端なダイエットの経験は、過食衝動を引き起こす大きなリスク因子となります。
生物学的要因や遺伝的要因
脳の機能や遺伝的な要素も、過食症の発症に関与している可能性が研究されています。
- 脳内の神経伝達物質の異常: セロトニンやドーパミンといった、気分や食欲、衝動のコントロールに関わる神経伝達物質の働きに異常があることが示唆されています。これらの物質のバランスの乱れが、過食衝動や抑うつ気分に関係していると考えられています。
- 遺伝的な脆弱性: 摂食障害や気分障害の家族歴がある人は、そうでない人に比べて発症リスクが高いという報告があります。これは、特定の遺伝子が気質や脳機能に影響を与え、摂食障害になりやすい体質を作っている可能性を示唆しています。
- 食欲や満腹感の調整機構: 体重や食欲を調整する脳の領域やホルモン(レプチン、グレリンなど)の働きに何らかの異常がある可能性も研究されています。
ただし、これらの生物学的な要因だけで過食症になるわけではなく、他の心理的・環境的要因と組み合わさることで発症すると考えられています。
社会文化的要因
現代社会の文化や価値観も、過食症を含む摂食障害の背景にある重要な要因です。
- 痩せを賛美する文化: メディア、ファッション業界、ソーシャルメディアなどを通じて、「痩せていること=魅力的、健康的、成功している」といったメッセージが強く発信されており、これが多くの人々に体型への強いプレッシャーを与えています。
- ダイエットの普及: 手軽に始められる様々なダイエット情報があふれており、極端な食事制限や不健康なダイエット方法が安易に行われがちです。これが過食衝動を引き起こしたり、体重への過度なこだわりを生んだりします。
- 外見至上主義: 人間を評価する際に、内面よりも外見を重視する傾向が強い社会では、体型や容姿に対する不安が増大しやすくなります。
- ストレス社会: 学業、仕事、人間関係など、様々なストレスにさらされやすい現代社会では、ストレス対処法として不適切な食行動に走る人も少なくありません。
これらの社会文化的なプレッシャーは、特に思春期や青年期の感受性の高い時期に、自己肯定感の低い個人に影響を与えやすく、過食症の発症リスクを高める可能性があります。
過食症は「どこから」始まるのか?発症のきっかけ
過食症の発症には様々なきっかけがありますが、多くの場合、以下のような出来事や状況が引き金となります。
- ダイエットの失敗や挫折: 体重や体型へのコンプレックスから始めたダイエットがうまくいかなかったり、リバウンドしたりした際に、コントロールを失って過食に走ることがあります。
- 人間関係の悩みやストレス: 友人、家族、恋愛関係などの問題、いじめや孤立などが原因で精神的な苦痛を感じ、その捌け口として過食に依存することがあります。
- 環境の変化: 進学、就職、引っ越しなど、大きな環境の変化に伴うストレスや不安が引き金となることがあります。
- 体型や外見への否定的なコメント: 他者からの体型に関する批判やからかいなどが、ボディイメージの歪みを悪化させ、過食症の発症につながることがあります。
多くは思春期後期から青年期(10代後半~20代前半)に発症しますが、それ以降に発症するケースや、小児期や中年期に発症するケースもあります。発症の背景には、前述した心理的、生物学的、社会文化的な素因が複合的に影響していると考えられます。
過食症の診断基準
過食症の診断は、専門家(医師、特に精神科医や心療内科医)が、患者さんの症状、行動、心理状態、病歴などを詳細に聞き取り、国際的な診断基準に基づいて行います。自己判断で行うべきではありません。
診断基準(DSM-5など)の概要
世界的に広く用いられている精神疾患の診断基準には、米国精神医学会が発行する「精神疾患の診断・統計マニュアル(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)」があり、現在の最新版はDSM-5-TRです。過食症(神経性過食症)の診断基準は、主に以下の項目を満たすかどうかが評価されます。
- 繰り返し起こる過食エピソード:
- 一定期間(例:2時間以内)に、ほとんどの人が同じ時間・状況下で食べるよりも明らかに多量の食べ物を摂取する。
- 過食中、食べることをコントロールできない感覚(やめられない、止められない)がある。
- 体重増加を防ぐための不適切な代償行為の繰り返し: 自己誘発性の嘔吐、下剤・利尿剤・浣腸の乱用、絶食、過度な運動など。
- 過食エピソードと代償行為が繰り返される頻度: 過去3ヶ月間に、平均して週に1回以上、過食エピソードと不適切な代償行為の両方が起きている。
- 体型や体重が自己評価に過度に影響している: 自分の体型や体重に対する考え方が、自己肯定感に著しく関わっている。
- 神経性やせ症のエピソード中にのみ起きているものではない: 著しい低体重を伴う神経性やせ症の経過中にのみ過食と代償行為が起きている場合は、神経性やせ症の診断となります。
これらの基準に加えて、症状の重症度(週あたりの代償行為の頻度によって軽度から極度まで分類される)や、合併している他の精神疾患(うつ病、不安障害、パーソナリティ障害など)、身体的な合併症の有無なども評価されます。
自己判断ではなく専門家へ
過食症の診断は非常に専門的な判断が必要であり、インターネット上の情報やチェックリストだけで自己判断することは危険です。前述の診断基準は専門家向けに作成されており、素人が正しく解釈するのは困難です。
- 正確な診断のため: 過食症と他の摂食障害(神経性やせ症、むちゃ食い症など)は症状が似ている部分があり、専門家による鑑別診断が必要です。また、気分障害や不安障害など、他の精神疾患が合併していることも多く、それらを含めた全体的な評価が重要です。
- 適切な治療計画のため: 診断に基づいて、その人に最も適した治療法(精神療法、薬物療法、入院など)が検討されます。誤った自己判断で不適切な対処をすると、かえって病状を悪化させる可能性があります。
- 身体合併症の評価のため: 過食や代償行為によって生じている身体的な問題(電解質異常、心臓への影響、消化器系の問題など)を専門家が正確に評価し、必要に応じて適切な医療処置を行うことが重要です。
したがって、もしご自身で「もしかして過食症かもしれない」「過食と代償行為を繰り返してしまう」と感じている場合は、勇気を出して精神科や心療内科などの専門医療機関に相談してください。早期に診断と治療を開始することが、回復への最も重要なステップです。
過食症と「むちゃ食い症(過食性障害)」の違い
過食症と「むちゃ食い症」は、どちらもコントロールの喪失感を伴う過食エピソードを特徴としますが、重要な違いがあります。むちゃ食い症は、DSM-5で初めて独立した疾患として位置づけられました。
代償行為の有無による分類
過食症とむちゃ食い症の最も大きな違いは、不適切な代償行為の有無です。
- 過食症(神経性過食症): 過食エピソードの後に、体重増加を防ぐための自己誘発性嘔吐、下剤乱用、絶食、過度な運動などの不適切な代償行為を繰り返し行います。
- むちゃ食い症(過食性障害): 過食エピソードはありますが、過食症に見られるような習慣的な代償行為は行いません。
この代償行為の有無が、診断を分ける決定的なポイントとなります。
それぞれの特徴と診断
代償行為の有無以外にも、両者にはいくつかの特徴の違いが見られます。
特徴 | 過食症(神経性過食症) | むちゃ食い症(過食性障害) |
---|---|---|
過食エピソード | あり(コントロール喪失感を伴う大量摂取) | あり(コントロール喪失感を伴う大量摂取)。過食症の過食と比べて、食べるスピードが速い、不快なほど満腹になるまで食べる、空腹でなくても大量に食べる、人に見られないように隠れて食べる、過食後に自己嫌悪や罪悪感を強く感じる、といった特徴を伴うことが多い |
代償行為 | あり(自己誘発性嘔吐、下剤乱用、絶食、過度な運動など) | なし(体重増加を防ぐための習慣的な代償行為は行わない) |
体重 | 標準体重あるいはやや過体重のことが多い(著しい低体重は神経性やせ症)。体重の変動が見られることがある。 | 標準体重から過体重、肥満である人が多い。過食のカロリーを消費しないため、体重が増加しやすい傾向がある。 |
自己評価 | 体型や体重が自己評価に過度に影響している。 | 体型や体重への懸念はあるが、過食症ほど自己評価に過度に影響しているとは限らない。ただし、過食そのものに対する強い自己嫌悪や罪悪感は共通している。 |
発症年齢 | 思春期後期~青年期が多い。 | 過食症よりやや遅い傾向がある(20代後半~30代が多い)。 |
主な苦痛 | 過食衝動、代償行為の苦痛、体型・体重への強い不安、自己嫌悪、罪悪感。 | 過食衝動、過食後の強い自己嫌悪、罪悪感、羞恥心、抑うつ気分。 |
身体への影響 | 電解質異常、歯の浸食、消化器系の問題、脱水など、代償行為による特有の合併症リスクが高い。 | 肥満に関連する健康問題(糖尿病、高血圧、脂質異常症、心血管疾患など)のリスクが高い。睡眠障害を伴うことが多い。 |
むちゃ食い症の人も、過食行為そのものに対して強い苦痛を感じ、自分の行動を恥じ、自己嫌悪に陥る点は過食症と共通しています。しかし、代償行為を行わないため、過食症に見られるような嘔吐や下剤乱用による身体合併症のリスクは低い代わりに、過食によるカロリー摂取量が多いため、肥満になりやすく、それに関連する健康問題のリスクが高くなります。
どちらの疾患も、単なる食欲の問題ではなく、感情の調整やストレス対処、自己肯定感など、心理的な問題が深く関わっている精神疾患であり、専門家による適切な治療が必要です。
過食症の治療法
過食症の治療は、通常、精神療法(心理療法)が中心となりますが、必要に応じて薬物療法や、重症の場合は入院治療が検討されます。治療の目標は、過食と代償行為のサイクルを断ち切り、健康的な食行動を取り戻し、自己評価を改善し、心理的な問題に対処できるようになることです。回復には時間がかかることが多く、根気強く取り組む必要があります。
精神療法(認知行動療法、対人関係療法など)
精神療法は、過食症に対する最も効果が期待できる治療法です。特に以下の療法がよく用いられます。
- 摂食障害に特化した認知行動療法(CBT-E): 過食症に対する精神療法の第一選択肢とされることが多いです。過食や代償行為を維持している思考パターン(認知)や行動に焦点を当て、それらを修正していく方法です。具体的には、定期的な食事パターンの確立、過食や代償行為を誘発する状況や感情の特定とその対処法の習得、体型や体重に関する否定的な考え方の修正などを行います。構造化されたセッションを通じて、具体的な行動の変化を目指します。
- 対人関係療法(IPT): 過食症が、人間関係の問題(例えば、意見の対立、役割の変化、悲嘆、社会的孤立など)と関連が深い場合に有効とされることがあります。摂食行動そのものに直接的に焦点を当てるのではなく、患者さんが抱えている人間関係の問題を特定し、その問題解決能力を高めることを通じて、過食症の症状を改善することを目指します。
- 弁証法的行動療法(DBT): 衝動性が強く、感情の波が激しい、自殺念慮があるなど、より複雑な問題を抱えている場合に適用されることがあります。感情の調整、苦痛耐性、対人スキル、マインドフルネスといったスキルを習得することで、衝動的な行動を減らし、感情をより適切に管理できるようになることを目指します。
- 家族療法: 特に若い患者さんの場合、家族全体で病気を理解し、回復をサポートしていくことが重要です。家族療法では、家族間のコミュニケーションパターンを改善したり、病気に対する家族の理解を深めたりします。
これらの精神療法は、個別のセッションだけでなく、集団療法として行われることもあります。精神療法を通じて、患者さんは過食症のサイクルを断ち切るための具体的なスキルを学び、自己理解を深め、健康的な coping mechanism(対処法)を身につけていきます。
薬物療法
薬物療法は、過食症の中核症状(過食や代償行為)を直接的に「治す」というよりは、合併している精神症状(うつ病、不安障害、強迫症状など)を和らげる目的や、過食衝動を軽減する目的で用いられることがあります。
- 抗うつ薬: 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)という種類の抗うつ薬が、過食や代償行為の頻度を減らし、うつ症状や不安症状を改善するのに有効であることが示されています。ただし、抗うつ薬だけでは完治は難しく、精神療法と併用されるのが一般的です。
- その他: 必要に応じて、不安を和らげる薬や睡眠導入剤などが補助的に使用されることもありますが、これらは依存のリスクもあるため慎重に使用されます。
薬物療法を開始するかどうか、どのような薬を使用するかは、医師が患者さんの症状や状態を総合的に判断して決定します。
入院治療が必要なケース
過食症は通常、外来での治療が可能ですが、以下のような場合には入院治療が検討されます。
- 重度の身体合併症: 電解質異常(特に低カリウム血症)が深刻で、心臓への影響など生命の危険がある場合。
- 自己破壊的な行動や自殺リスク: 自傷行為や自殺を計画している、あるいは過去に試みたことがあるなど、安全確保が難しい場合。
- 外来治療での改善が見られない: 長期間外来治療を受けても、過食や代償行為が改善せず、心身の状態が悪化している場合。
- 重度の抑うつや精神病症状の合併: 幻覚や妄想などの精神病症状が見られる場合や、重度の抑うつで日常生活が著しく困難な場合。
- 家族のサポートが不十分: 家庭環境が悪く、自宅での治療継続や十分なサポートが難しい場合。
入院治療では、身体状態の安定化を図るとともに、集中的な精神療法や食事療法、薬物療法が行われ、規則正しい生活リズムを取り戻すことが目指されます。
日常生活でできる対処法
専門的な治療と並行して、日常生活の中で回復をサポートするための対処法があります。ただし、これらのセルフケアだけで過食症が完治するわけではないことを理解し、必ず専門家の指導のもとで行うことが重要です。
- 規則正しい食事: 1日に3回、決まった時間にバランスの取れた食事を摂ることを目指します。絶食や極端な食事制限は過食衝動を強めるため避けるべきです。食事日記をつけることも、自分の食行動や感情のパターンを理解するのに役立ちます。
- 感情のモニタリング: どのような感情(ストレス、不安、悲しみなど)が過食や代償行為のトリガーになっているかを認識し、感情を適切に表現したり、対処したりする方法を学びます。
- ストレス管理: リラクゼーション法(深呼吸、瞑想など)、趣味、軽い運動、十分な睡眠などを通じて、ストレスを健康的に管理します。
- 衝動への対処: 過食や代償行為の衝動が起きた時に、すぐにその行動に移るのではなく、衝動が過ぎ去るのを待つ練習(例えば、散歩する、音楽を聴く、誰かに連絡するなど)をします。
- 信頼できる人への相談: 家族や友人など、信頼できる人に自分の悩みを打ち明けることも、孤独感を和らげ、精神的な支えとなります。ただし、病気の理解がある人に相談することが望ましいです。
- 完璧主義や自己批判からの脱却: 小さな成功を認めたり、自分自身に優しく接したりするなど、自己肯定感を高める練習をします。体型や体重だけでなく、自分の内面的な価値に目を向けるようにします。
これらの対処法は、専門的な治療の中で指導されることが多く、治療計画の一部として取り組むことが効果的です。一人で抱え込まず、専門家と一緒に回復への道のりを歩んでいくことが大切です。
過食症に関するよくある質問
過食症について、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。
過食と食べすぎの違いは何ですか?
過食症における過食は、量的な異常さとコントロール喪失感を伴う点が、一般的な「食べすぎ」と異なります。単に満腹になるまで食べたり、美味しいからと少し多めに食べたりすることは、過食症の過食エピソードには含まれません。過食症の過食は、短時間で普通では考えられないほど大量に食べ、その間「やめられない」「止められない」という強い無力感や苦痛を伴います。
過食症の例は?
過食症の例としては、以下のような行動パターンが挙げられます。
- 強いストレスを感じた日の夜、コンビニで大量の菓子類やパンを買い込み、自室にこもって誰にも見られないように短時間で全て平らげてしまう。
- 過食後、体重が増えることへの強い恐怖から、トイレに行って無理やり食べたものを全て吐き出す。
- 週末になると過食衝動が抑えられなくなり、大量に食べては下剤を大量に服用する、ということを繰り返す。
- 厳しいダイエットの反動で過食が始まり、その後は毎日欠かさず数時間の過度な運動をすることで体重増加を防ごうとする。
これらの例のように、過食と代償行為がセットで繰り返されることが特徴です。
過食症とむちゃ食い症の違いは何ですか?
過食症とむちゃ食い症の最も大きな違いは、代償行為の有無です。どちらもコントロール喪失感を伴う過食エピソードはありますが、過食症では過食の後に自己誘発性嘔吐や下剤乱用などの不適切な代償行為を行いますが、むちゃ食い症ではそのような習慣的な代償行為は行いません。そのため、むちゃ食い症の人は肥満になりやすい傾向があります。
過食量とはどの程度の量ですか?
過食エピソードにおける「過食量」は、特定のグラム数やカロリー数で定義されているわけではありません。「同じ時間・状況下で、ほとんどの人が食べるよりも明らかに多い量」とされています。例えば、夕食後にデザートを少し多めに食べる程度は一般的な食べすぎですが、過食症の過食では、一人で数人前の食事や、大量の菓子類・ジャンクフードを短時間で一気に食べ尽くす、といった極端な量が典型的です。量だけでなく、「食べることをコントロールできない」という感覚が伴うことが重要です。
過食症かなと思ったら:専門機関への相談
もしご自身や大切な人が「過食症かもしれない」「コントロールできない過食と代償行為を繰り返してしまう」と感じているなら、一人で悩まず、専門機関に相談することが最も大切です。過食症は適切な治療によって回復が可能な病気です。
精神科や心療内科の受診を検討
過食症は精神疾患であり、その治療には専門的な知識が必要です。まずは精神科や心療内科を受診することを検討してください。
- どこを受診するか: 精神科医や心療内科医は、摂食障害の診断と治療の専門家です。お近くの医療機関を検索するか、かかりつけ医に相談して紹介してもらうこともできます。
- 摂食障害専門医: 可能であれば、摂食障害の専門医や、摂食障害の治療経験が豊富な医療機関を選ぶと良いでしょう。ウェブサイトなどで専門分野を確認したり、問い合わせてみたりしてください。
- 受診をためらう気持ちがある場合: 受診することに抵抗や不安を感じる人も多いかもしれません。しかし、それは病気の症状の一つでもあります。まずは電話で相談してみる、家族や信頼できる人に付き添ってもらう、など、第一歩を踏み出すための方法を考えてみましょう。
専門家は、あなたの状況を丁寧に聞き取り、適切な診断を行い、あなたに合った治療計画を提案してくれます。病気を正しく理解し、適切なサポートを受けることが、回復への道のりを大きく前進させます。
相談窓口や支援機関の活用
医療機関への受診にハードルを感じる場合や、まずは匿名で相談したいという場合は、公的な相談窓口や支援機関を利用することも有効です。
- 精神保健福祉センター: 各都道府県・政令指定都市に設置されており、心の健康に関する相談を受け付けています。電話や面談で相談できます。
- 保健所: 地域住民の健康に関する相談に応じており、精神的な健康についての相談も可能です。
- 摂食障害に関する相談窓口: 摂食障害に特化したNPO法人や患者会などが、電話相談やメール相談を受け付けている場合があります。経験者が相談に乗ってくれることもあります。
- 患者会・自助グループ: 同じような経験を持つ人たちが集まり、支え合う場です。体験談を聞いたり、自分の経験を話したりすることで、孤独感が和らぎ、回復への意欲につながることがあります。
これらの相談窓口は、受診の必要性について一緒に考えたり、適切な医療機関や支援機関の情報を提供してくれたりすることもあります。一人で苦しまず、外に助けを求めることが回復への第一歩です。
過食症は、隠れて行う行動が多いため、一人で抱え込みがちな病気ですが、決してあなただけではありません。適切な治療と周囲のサポートがあれば、必ず回復できます。勇気を出して、専門家の扉を叩いてみてください。
免責事項:本記事の情報は一般的な知識の提供を目的としており、個別の症状に関する診断や治療法の決定には適用されません。読者の健康状態や具体的な症状については、必ず医療専門家にご相談ください。本記事の情報に基づいて行われた行為によって生じたいかなる結果についても、一切の責任を負いかねます。
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