【異食症とは?】原因や症状、子ども・高齢者・発達障害との関連を解説
「異食症」という言葉を聞いたことがありますか?これは、食べ物ではないものを食べ続ける行動や病気を指します。
土や紙、氷など、栄養価がないにも関わらず強い衝動に駆られて口にしてしまう異食症は、本人にとってだけでなく、健康にも様々なリスクをもたらす可能性があります。
この記事では、異食症の定義から、その原因、具体的な症状、どのように診断されるのか、そして放置することのリスクや、どのような治療法・対処法があるのかについて詳しく解説します。
もし、ご自身や周りの方が異食症かもしれないと思った時に、どのように考え、どこに相談すれば良いかの手がかりになれば幸いです。
異食症 とは
異食症(いしょくしょう、Pica)は、精神疾患の診断基準であるDSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)において、「栄養価がない物質を、少なくとも1か月間にわたって持続的に食べる行動」と定義される摂食障害の一種です。
この行動は、文化的に受け入れられている習慣や、発達段階に不相応なものではない場合に診断の対象となります。
異食症の定義
栄養価がないものを食べ続ける行動
異食症の最も特徴的な行動は、文字通り「栄養価がないもの」を繰り返し、持続的に食べることです。
ここでいう「栄養価がないもの」とは、人間の体にとって栄養源とならない物質全般を指します。
具体的には、土、粘土、氷、紙、髪の毛、布、石、塗料、金属片、排泄物などが挙げられます。
これらの物質を食べる行動は、空腹を満たすためではなく、多くの場合、強い衝動や欲求によって引き起こされます。
特定の物質に限定される場合もあれば、複数の物質を食べる場合もあります。
この行動は、単なる好奇心や一時的なものではなく、診断基準においては「少なくとも1か月以上持続する」ことが条件とされています。
また、この行動が個人の発達段階(例えば、乳児が何でも口に入れる行動は通常の発達過程の一部)や、社会文化的・宗教的な習慣(特定の儀式で土を使うなど)として適切ではない場合に、異食症と診断される可能性があります。
この行動は、しばしば本人にとって秘密にされがちであり、家族や周囲が気づかないうちに進行していることも少なくありません。
しかし、放置すると健康に深刻な影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
異食行動と異食症の違い
「異食行動」と「異食症」は似ている言葉ですが、診断上の観点からは区別されます。
異食行動とは、栄養価のないものを口にしたり、食べたりする行動そのものを指します。
これは、発達段階における探索行動(乳幼児が物を口に入れて確認するなど)や、一時的なストレス、退屈、特定の状況下での衝動などによって、誰にでも起こりうる可能性のある行動です。
例えば、鉛筆の端をかじる、爪を噛む、といった行動も広義には異食行動の一部と言えるかもしれません。
一方、「異食症」は、この異食行動が持続的であり、医学的な診断基準を満たす状態を指します。
DSM-5では、前述のように「少なくとも1か月間にわたって」「発達段階に不相応」「文化的に受け入れられている習慣ではない」といった条件が設定されています。
つまり、一時的に珍しいものを口にしたとしても、それが繰り返し起こらず、特定の期間(1か月以上)継続しない場合は、異食症とは診断されません。
また、知的障害や発達障害など、異食行動を引き起こしやすい背景がある場合でも、異食症として診断されるためには、その異食行動が、基礎疾患の症状として予想されるよりも重度であるか、独立した注意を要する臨床像である必要があります。
このように、異食行動は幅広い概念であり、異食症は特定の診断基準を満たす病的な状態を指すという違いがあります。
診断には専門家の判断が必要です。
異食症の種類と主な対象
異食症で食べられるものは多岐にわたります。
対象となる物質によって、異食症はさらに細かく分類されることもあります。
どのようなものを食べるかによって、健康へのリスクも異なります。
どのようなものを食べるか(土、紙、毛、氷など)
異食症の対象となる物質は非常に多様です。
代表的なものをいくつか挙げ、それぞれの特徴や考えられるリスクについて説明します。
- 土や粘土 (Geophagia): 最も古くから知られている異食症の一つです。
土壌中のミネラルを摂取しようとする本能的な行動と考えられた時期もありましたが、現代では特定の栄養欠乏や精神的な要因との関連が指摘されています。
リスクとしては、寄生虫感染、細菌感染、有害物質(鉛、ヒ素など)の摂取による中毒、消化管の閉塞や損傷などが挙げられます。 - 紙 (Pagophagia): 紙やティッシュペーパー、新聞紙などを食べる行動です。
比較的よく見られます。
リスクとしては、消化不良、消化管の詰まり、インクなどの化学物質の摂取が考えられます。 - 髪の毛 (Trichophagia): 自分の髪の毛や他人の髪の毛を食べる行動です。
これは特に注意が必要で、髪の毛は消化されないため、胃や腸の中で絡まり合い、「毛髪胃石(もうはついせき)」と呼ばれる塊を形成することがあります。
これが大きくなると、腹痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、体重減少、最終的には消化管閉塞や穿孔(穴が開くこと)を引き起こし、緊急手術が必要になることもあります。 - 氷 (Pagophagia): 氷を食べることに限定した異食症です。
これも比較的よく見られます。
リスクは他のものに比べて低いと考えられがちですが、歯のエナメル質を損傷したり、顎関節に負担をかけたりする可能性があります。
また、後述しますが、鉄欠乏性貧血との関連が強く指摘されています。 - 塗料や壁の破片 (Plumbophagia): 特に古い建物に使われている鉛を含む塗料を食べる行動は危険です。
鉛中毒は神経系に深刻なダメージを与え、特に発達期の子どもでは認知機能障害や行動障害を引き起こす可能性があります。 - 金属 (Metallophagia): 金属片や硬貨、釘などを食べる行動です。
消化管の損傷や穿孔、中毒のリスクがあります。 - 布や糸 (Textilophagia): 服の繊維や糸を食べる行動です。
髪の毛と同様に、消化管内で絡まり合い、閉塞を引き起こすリスクがあります。 - 石 (Lithophagia): 小さな石や砂利を食べる行動です。
歯の損傷、消化管の損傷や閉塞のリスクがあります。 - 排泄物 (Coprophagia): 自分自身や動物の排泄物を食べる行動です。
感染症のリスクが非常に高いです。 - 洗剤や石鹸: これらは化学物質であり、中毒を引き起こす非常に危険な行為です。
これらの物質を食べる行動が見られる場合、その背景にある原因を特定し、適切な対処を行うことが極めて重要です。
対象物によっては、命に関わる危険を伴うこともあります。
氷食症とは
氷食症(ひょうしょくしょう、Pagophagia)は、異食症の中でも特に「氷」を食べることに特化した状態を指します。
ただ喉が渇いたから氷を食べる、暑いから氷を食べる、といった一時的な行動とは異なり、氷を無性に食べたくなったり、大量に食べ続けたりする強い衝動が特徴です。
氷食症は、他の異食症と比較すると、食べ物以外のものを食べるという点では同じですが、対象物が比較的害の少ない「氷」であるため、深刻な健康被害につながりにくいと考えられがちです。
しかし、それでも歯や顎への負担といったリスクは存在します。
氷食症が異食症の中で特筆されるのは、鉄欠乏性貧血との関連が非常に強いことが多くの研究で報告されているためです。
鉄分が不足すると、なぜか氷を食べたくなるというメカニズムは完全には解明されていません。
いくつかの説がありますが、一つには、鉄欠乏状態では口の中や舌に炎症(舌炎など)が起こりやすく、氷を食べることでその不快感を和らげているのではないか、という説があります。
また、鉄分不足によって脳機能の一部に影響が出ている可能性や、氷を噛むことによる刺激が何らかの精神的な効果をもたらしている可能性なども考えられます。
実際に、氷食症の人を調べると、かなりの高確率で鉄欠乏性貧血が見つかります。
そして、鉄剤の投与によって貧血が改善すると、多くの場合、氷を食べたいという衝動も自然に消失すると言われています。
このことから、氷食症が見られる場合は、鉄欠乏性貧血を強く疑い、血液検査を行うことが非常に重要になります。
特に、妊婦さんや成長期の子ども、偏食のある人など、鉄欠乏性貧血になりやすい層で氷食症が見られる場合は、貧血の可能性を念頭に置く必要があります。
しかし、氷食症が必ずしも貧血のサインであるとは限らず、精神的なストレスや不安、単なる癖として現れる場合もあります。
そのため、自己判断せず、医療機関を受診して原因を調べることが大切です。
異食症の原因
異食症の原因は一つに特定できるものではなく、様々な要因が複雑に絡み合っていることが多いです。
大きく分けて、精神的な要因と身体的な要因が考えられます。
精神的な要因
異食症は、しばしば精神的な状態と関連が深いとされています。
様々な精神的な要因が異食行動の引き金となったり、異食行動を維持させたりする可能性があります。
- ストレスや不安: 日常生活での強いストレス、学業や仕事に関する悩み、人間関係のトラブルなどが、異食行動の原因となることがあります。
異食行動が、これらのストレスや不安からの逃避、あるいは気を紛らわせるためのコーピングメカニズム(対処行動)として機能している場合があります。
特定の物質を噛むことや、その行為自体に集中することで、一時的に嫌な感情から意識をそらすことができるのかもしれません。 - 発達障害: 自閉スペクトラム症(ASD)や知的障害のある人では、異食行動が見られる頻度が高いことが知られています。
これは、感覚過敏や感覚鈍麻といった特性に関連している場合があります。
特定の物質の触感や匂い、味に強く惹かれたり、逆に感覚刺激を求める行動の一つとして異食行動が現れたりすることがあります。
また、危険を認識する能力が不十分であったり、衝動性が高かったりすることも異食行動につながる要因となり得ます。 - 強迫性障害(OCD): 異食行動が強迫観念(食べ物ではないものを食べなければならないという強い考え)と強迫行為(実際に食べてしまう行動)として現れる場合があります。
この場合、異食行動は、不安を打ち消すための儀式的な行為として行われることがあります。 - その他の精神疾患: うつ病、統合失調症、境界性パーソナリティ障害など、他の精神疾患の症状の一部として異食行動が現れることもあります。
これらの疾患では、現実検討能力の低下、衝動性の制御困難、感情調節の困難さなどが異食行動に関与している可能性があります。 - 感情的な問題: 愛情不足、ネグレクト、虐待といった幼少期のトラウマや、現在の孤独感、満たされない感情などが異食行動の背景にあることがあります。
異食行動が、これらの感情的な苦痛を和らげるための自己刺激行為や、満たされない欲求を代償する行為として現れる可能性も指摘されています。
これらの精神的な要因によって異食症が引き起こされている場合、異食行動そのものだけでなく、その背景にある精神的な問題へのアプローチが治療において重要となります。
身体的な要因
異食症は精神的な要因だけでなく、身体的な要因とも関連があると考えられています。
特に栄養素の欠乏が異食症の一因となることが知られています。
- 栄養欠乏: 特定の栄養素が体内で不足している場合に、それを補おうとする体のサインとして異食行動が現れるという説があります。
最も関連が深いと考えられているのは鉄欠乏性貧血です。
前述の氷食症との関連がその典型例ですが、土を食べるジオファジーも、鉄や亜鉛、その他のミネラル不足と関連がある可能性が指摘されています。
ただし、必ずしも異食対象の物質に不足している栄養素が含まれているわけではないため、メカニズムは完全には解明されていません。
栄養欠乏が異食行動を引き起こすメカニズムとしては、神経伝達物質の異常や、特定の味覚・嗅覚の変化などが考えられています。 - 特定の疾患: まれに、消化器系の問題や神経系の疾患が異食行動を引き起こす可能性も指摘されています。
例えば、消化管の機能異常によって栄養素の吸収が悪くなっている場合や、特定の神経疾患が異常な食行動を誘発する場合があります。 - 妊娠: 妊娠中は、胎児の成長のために鉄分などの栄養素の必要量が増加するため、鉄欠乏性貧血になりやすい状態です。
このため、妊婦さんで異食症(特に氷食症)が見られることがあります。
妊娠に伴うホルモンバランスの変化や、特定の味覚・嗅覚の変化も影響している可能性が考えられます。 - 飢餓や極端な食事制限: 深刻な飢餓状態にある場合や、無理なダイエットなどで極端に食事量を制限している場合に、異食行動が現れることがあります。
これは、体が栄養を求めるサインとして、本来食べ物ではないものにまで食欲が向かう状態と考えられます。
身体的な要因、特に栄養欠乏が原因となっている異食症の場合は、原因となっている栄養素を補給することが治療の第一選択となります。
栄養状態の評価のために、血液検査などが行われることが一般的です。
異食症になりやすい人(小児、妊婦など)
異食症は、特定の集団でより多く見られる傾向があります。
特に以下の人々は異食症を発症しやすいと考えられています。
- 小児: 特に1歳半から6歳頃の幼児期にかけて、異食行動が見られることがあります。
これは、この時期の子どもが世界を探索する手段として、手にしたものを何でも口に入れて確認するという発達段階にあるため、ある程度の異食行動は正常な発達過程の一部と見なされます。
しかし、口にするものが危険な物質であったり、異食行動が長期間続いたり、その年齢としては不適切であったりする場合は、異食症の可能性を考慮する必要があります。
発達障害や知的障害のある子どもでは、異食症のリスクが高いことが知られています。 - 妊婦: 妊娠中は、母体と胎児の両方に栄養が必要になるため、特に鉄分などの栄養素が不足しやすく、鉄欠乏性貧血になるリスクが高まります。
前述のように、鉄欠乏性貧血は氷食症との関連が強いため、妊婦さんで氷食症が見られることが比較的よくあります。 - 知的障害のある人: 知的障害のある人、特に重度の知的障害のある人では、異食行動が見られる頻度が高いことが報告されています。
これは、危険を判断する能力の制限、衝動性の制御困難、コミュニケーションの困難さ、感覚的な特性などが複雑に関係していると考えられます。 - 特定の精神疾患がある人: 発達障害、強迫性障害、統合失調症など、特定の精神疾患を持つ人も異食症を発症しやすいリスクがあります。
これらの疾患の症状や特性が、異食行動を引き起こしたり維持させたりすることがあります。 - 栄養不足や飢餓状態にある人: 貧困などにより十分な食事が得られない環境にいる人や、極端なダイエットなどで意図的に栄養摂取を制限している人も、異食症を発症するリスクが高まります。
これらの集団で異食行動が見られる場合、単なる癖と見過ごさず、その背景に異食症の可能性や、それに伴う栄養欠乏や精神的な問題を疑うことが重要です。
早期に専門家の評価を受けることで、適切な対応や治療につながります。
異食症の診断基準
異食症の診断は、医師や精神科医といった専門家によって行われます。
診断には、アメリカ精神医学会が定めるDSM(精神疾患の診断・統計マニュアル)の基準が広く用いられます。
現在の最新版はDSM-5です。
DSM-5による診断基準
DSM-5における異食症(Pica)の診断基準は以下の通りです。
- 栄養価のない物質を、少なくとも1か月間にわたって持続的に食べる。
- その物質を食べることは、発達段階に不相応である。
- その摂食行動は、文化的に受け入れられている習慣や社会的に規範とされていることの一部ではない。
- その摂食行動が、他の精神疾患(例:知的障害、自閉スペクトラム症、統合失調症)または医学的疾患(妊娠を含む)の経過中のみに起こる場合、それは独立した臨床的な注意を要するほど重度である。
これらの基準について、もう少し具体的に説明します。
- 基準A(持続性と期間): 異食行動が一回限りや一時的なものではなく、1か月以上継続していることが診断の必須条件です。
例えば、子どもが好奇心で一度土を口にしただけでは、異食症とは診断されません。 - 基準B(発達段階): その人の年齢や発達レベルに対して、異食行動が適切かどうかを判断します。
乳幼児が物を口に入れて確かめる行動は正常な発達過程の一部ですが、学童期や成人になってから同様の行動が見られる場合は、発達段階に不相応と見なされます。 - 基準C(文化的・社会的要因): 特定の文化や地域では、儀式や伝統として特定の非食物物質を摂取する習慣がある場合があります(例:一部の地域での土壌摂取)。
このような文化的に容認されている行動は、異食症の診断からは除外されます。
診断は、あくまでその社会文化的な背景から見て異常な行動であるかどうかに基づいて行われます。 - 基準D(他の疾患との関連): 知的障害や自閉スペクトラム症など、他の精神疾患や医学的状態がある場合に異食行動が見られることもあります。
この場合、異食行動が基礎疾患の症状として予想される範囲内であれば、異食症として独立して診断されないこともあります。
しかし、異食行動が非常に重度で、基礎疾患の症状とは別に特別な臨床的注意や治療が必要な場合は、異食症としても診断されることがあります。
また、妊娠に伴う異食症の場合も、通常は妊娠という医学的状態に関連して生じますが、診断基準上は独立した状態として考慮される場合があります。
診断のためには、これらの基準を満たしているかどうかを医師が評価します。
問診によって、どのような物質を、どのくらいの頻度で、どのくらいの量食べているのか、いつから始まったのか、どのような状況で異食行動が起こるのかなどを詳しく聞き取ります。
また、異食行動の背景にある精神的・身体的な要因を探るために、心理的な評価や、貧血の有無などを調べるための血液検査、消化管の状態を確認するための画像検査などが行われることもあります。
自己チェックについて
DSM-5のような診断基準は専門家による評価のために用いられるものですが、異食症の可能性に自分で気づくためのチェックポイントとして参考にすることはできます。
以下のような項目に当てはまるかどうか、ご自身やご家族、周囲の方について考えてみてください。
- 食べ物ではない特定の物質(土、紙、髪の毛、氷、布など)を、無性に食べたくなる衝動がある。
- 実際に、そのような物質を繰り返し、こっそり、または止められないで食べている。
- この行動が、少なくとも1か月以上続いている。
- これらの物質を食べる行為が、自分の年齢や状況から見て適切ではないと感じる。
- この行為が、特別な文化や習慣に基づいたものではない。
- 異食行動によって、お腹の調子が悪くなったり、他の体調不良を感じたりすることがある。
- 貧血を指摘されたことがある、または貧血になりやすい状態(妊娠中など)である。
- 強いストレスや不安を感じている時に、異食行動が出やすい。
- 特定の精神的な問題を抱えている(例:発達障害、強迫性障害など)。
上記のチェックリストは、あくまで異食症の可能性に気づくためのものです。
これらの項目に当てはまったからといって、必ずしも異食症と診断されるわけではありませんし、自己診断は禁物です。
しかし、もし気になる点がある場合は、そのサインを見過ごさず、早めに専門家(医師や心理士など)に相談することが大切です。
特に、危険な物質を食べてしまっている場合や、異食行動によって健康被害が出ている場合は、速やかに医療機関を受診する必要があります。
異食症を放置するリスクと合併症
異食症は、食べ物以外のものを食べるという行動自体が、健康に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。
放置しておくと、異食の対象となる物質の種類や量、期間に応じて、軽微な不調から命に関わる重篤な合併症まで引き起こすリスクがあります。
異食対象物による健康被害
異食対象物によって引き起こされる具体的な健康被害は、その物質の性質に依存します。
異食対象物 | 考えられる健康被害のリスク |
---|---|
土、粘土 | 寄生虫・細菌感染、有害物質(鉛、ヒ素など)中毒、消化管の閉塞・損傷、ミネラルの過剰摂取または吸収阻害 |
紙、布、糸 | 消化不良、消化管の詰まり(特に大量の場合)、消化管内の異物形成、化学物質(インク、染料など)の摂取 |
髪の毛 | 消化管内の毛髪胃石(塊)形成、腹痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、体重減少、消化管閉塞、消化管穿孔(緊急手術が必要になることも) |
氷 | 歯のエナメル質損傷、虫歯リスク増加、顎関節への負担、寒冷刺激による体調変化(まれ) |
塗料、壁の破片 | 鉛中毒(特に古い建物の場合)、神経系へのダメージ、認知機能障害、行動障害、他の化学物質中毒 |
金属片、釘 | 口腔内・消化管の損傷、穿孔、中毒(金属の種類による)、出血 |
排泄物 | 高い感染症リスク(細菌、ウイルス、寄生虫)、食中毒 |
洗剤、石鹸 | 中毒、化学熱傷(口、食道、胃)、消化管損傷、呼吸器への影響(蒸気吸入)、全身症状(嘔吐、腹痛、意識障害など) |
ガラス片、石 | 口腔内・消化管の損傷、出血、穿孔、閉塞 |
これらのリスクは、食べる量や頻度、個人の体の状態によって異なります。
特に、鉛や洗剤など、少量でも強い毒性を持つ物質を誤って食べてしまうと、命に関わる重篤な事態に陥る可能性があります。
異食行動が見られる場合は、どのようなものを食べているかを把握し、その物質の危険性を評価することが非常に重要です。
消化管への影響(毛髪胃石など)
異食症の中でも特に注意が必要なのは、消化されない物質を繰り返し食べる場合です。
これらの物質は消化管の中で蓄積し、様々な問題を引き起こします。
最も典型的な例が、毛髪胃石(Trichobezoar)です。
これは、髪の毛を繰り返し食べるトリコファジー(Trichophagia)によって生じます。
食べられた髪の毛は消化されず、胃の中で絡まり合って徐々に大きな塊を形成します。
この塊が胃の形を模倣して、胃全体を覆うようになることもあり、これを「ラプンツェル症候群」と呼ぶこともあります(胃から十二指腸、さらに小腸にまで髪の毛のしっぽが伸びている状態)。
毛髪胃石ができると、以下のような症状が現れることがあります。
- 腹痛: 特にみぞおちや上腹部の痛み。
- 吐き気、嘔吐: 食事が通過しにくくなるため。
- 食欲不振、早期満腹感: 胃の中に塊があるために少し食べただけで満腹になる。
- 体重減少: 十分な栄養が摂れなくなるため。
- お腹のしこり: 胃のあたりを触ると硬い塊が触れることがある。
- 貧血: 胃石による慢性的な刺激で消化管から少量の出血が続くことによる。
毛髪胃石がさらに大きくなったり、小腸に移動したりすると、消化管が完全に詰まってしまう**消化管閉塞**を引き起こす可能性があります。
消化管閉塞は、激しい腹痛、持続する嘔吐、便秘といった症状を引き起こし、緊急性の高い状態です。
放置すると、腸に血流が供給されなくなり(絞扼性イレウス)、腸組織が壊死したり、腸に穴が開いて腹膜炎を起こしたりする**消化管穿孔**に至る可能性もあり、命に関わります。
毛髪胃石の治療には、内視鏡で取り除く方法や、手術で胃や腸を切開して塊を摘出する方法があります。
大きな胃石や小腸に達した胃石は、手術が必要となることが多いです。
髪の毛以外にも、布の繊維、プラスチック片、ビニールなども消化されずに蓄積し、同様の消化管の問題を引き起こす可能性があります。
異食症によって消化管の不調や症状が見られる場合は、速やかに医療機関(消化器内科や外科)を受診して、適切な検査と治療を受けることが重要です。
鉄欠乏性貧血との関連
異食症、特に氷食症(Pagophagia)は、鉄欠乏性貧血と強い関連があることが広く知られています。
鉄欠乏性貧血は、体内の鉄分が不足することによって、酸素を運搬するヘモグロビンが十分に作られなくなり、全身に酸素が十分に供給されなくなる状態です。
疲労感、息切れ、動悸、顔色の悪さ、頭痛、めまいといった症状が現れます。
なぜ鉄分が不足すると氷を食べたくなるのか、その詳しいメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、複数の説があります。
- 口腔内の不快感の緩和説: 鉄欠乏によって舌炎や口角炎など、口腔内に炎症や不快感が生じることがあります。
氷を噛むことによって、これらの不快感が一時的に和らげられるという説です。 - 脳機能への影響説: 鉄は脳の神経伝達物質の合成にも関与しています。
鉄欠乏によって脳の機能に何らかの変化が生じ、特定の食行動(氷食行動)が引き起こされるという説です。 - 覚醒効果説: 鉄欠乏による疲労感やだるさを打ち消すために、氷を噛む刺激が覚醒効果をもたらすという説です。
- 味覚・嗅覚の変化説: 鉄欠乏によって味覚や嗅覚が変化し、本来は食べ物ではないものに興味を持つようになるという説です。
実際に、鉄欠乏性貧血の患者さんを調べると、かなりの割合で氷食症が見られます。
そして、鉄剤の投与によって貧血が改善すると、氷食行動も自然に消失することが多いと報告されています。
このことから、氷食症は鉄欠乏性貧血のサインの一つとして捉えることができます。
ただし、注意が必要なのは、鉄欠乏性貧血が異食症を引き起こすだけでなく、異食症が鉄欠乏性貧血を引き起こす場合もあるということです。
例えば、土や粘土、塗料など、有害物質を含むものを食べることで、栄養素(特に鉄分)の吸収が阻害されたり、慢性的な消化管からの出血が起こったりして、鉄欠乏性貧血になる可能性があります。
また、栄養価のないものを食べることで、本来食べるべき栄養のある食事の量が減り、結果として栄養不足(鉄分不足を含む)に陥ることもあります。
このように、異食症と鉄欠乏性貧血は密接に関連しており、どちらが原因でどちらが結果となっているかは、個々のケースによって異なります。
氷食症が見られる場合は、まず鉄欠乏性貧血を疑って検査することが重要です。
他の物質を食べる異食症の場合も、栄養状態の評価や、異食対象物による健康被害の有無を確認するために、医師の診察を受けることが強く推奨されます。
異食症の治療と対処法
異食症の治療は、その根本原因によってアプローチが異なります。
単に異食行動を止めさせるだけでなく、なぜその行動が起きているのかを見極め、多角的な支援を行うことが重要です。
原因に合わせた治療
異食症の治療は、まず原因を特定することから始まります。
原因が身体的なものか、精神的なものか、あるいは両方かによって、治療方針が変わります。
- 栄養欠乏が原因の場合: 鉄欠乏性貧血など、特定の栄養素の不足が異食症の原因となっている場合は、その栄養素を補給することが最も効果的な治療法です。
例えば、鉄欠乏性貧血であれば、鉄剤の内服や注射が行われます。
貧血が改善するにつれて、異食行動(特に氷食症)が自然に消失することが期待できます。
ビタミンやミネラルの不足が疑われる場合も、適切なサプリメントの投与や食事指導が行われます。 - 精神的な問題が原因の場合: ストレス、不安、うつ病、強迫性障害、発達障害など、精神的な要因が異食症の背景にある場合は、それらの精神疾患に対する治療が中心となります。
- 心理療法・精神療法: 異食行動の衝動を管理する方法を学ぶための認知行動療法(CBT)や、異食行動の背景にある感情的な問題やストレスに対処するための精神力動的療法などが行われることがあります。
特に子どもや知的障害のある人の異食症には、行動療法が有効な場合があります。 - 薬物療法: 背景にある精神疾患(うつ病、強迫性障害など)に対する治療薬(抗うつ薬、抗不安薬など)が処方されることがあります。
異食行動自体に対する直接的な効果が証明された薬は少ないですが、根本原因である精神症状を和らげることで異食行動が軽減することが期待できます。
- 心理療法・精神療法: 異食行動の衝動を管理する方法を学ぶための認知行動療法(CBT)や、異食行動の背景にある感情的な問題やストレスに対処するための精神力動的療法などが行われることがあります。
- 発達障害や知的障害に関連する場合: 行動療法が中心となります。
異食行動を減らすための具体的なスキル訓練や、安全な代替行動への誘導などを行います。
環境調整も重要であり、危険な異食対象物を子どもの手の届かない場所に置くといった対策も必要になります。 - 医学的疾患に関連する場合: 消化器疾患や神経疾患など、異食行動を引き起こす可能性のある基礎疾患がある場合は、その疾患に対する治療を行います。
原因が複数にわたることも少なくないため、精神科医、心療内科医、内科医、小児科医、管理栄養士、心理士など、様々な専門家が連携して治療を進めることもあります。
栄養指導
異食症、特に栄養欠乏が原因である場合や、異食によって栄養バランスが偏っている場合には、栄養指導が非常に重要です。
管理栄養士による専門的な指導を受けることで、バランスの取れた食事習慣を身につけ、必要な栄養素を適切に摂取できるようになります。
栄養指導では、以下のような内容が扱われます。
- 現在の栄養状態の評価: 食事内容の聞き取りや、血液検査の結果などに基づいて、どのような栄養素が不足しているか、あるいは過剰になっているかを把握します。
- バランスの取れた食事の具体的な方法: 5大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル)をバランス良く摂取するための食事メニューの提案や、調理方法のアドバイスなどを行います。
- 不足している栄養素を多く含む食品の紹介: 例えば、鉄分が不足している場合は、レバー、赤身の肉、魚、大豆製品、ほうれん草、ひじきなどを積極的に食事に取り入れる方法を具体的に教えます。
- 異食対象物に含まれる栄養素(または有害物質)に関する情報提供: 異食対象物が栄養価がないこと、あるいは有害物質が含まれているリスクがあることを伝え、なぜそれを食べることが体にとって良くないのかを理解してもらうことを目指します。
- 代替となる安全な食べ物や行動の提案: 異食行動の衝動が起きたときに、代わりに何を食べれば良いか(例:氷食症なら、鉄分を多く含む食品や、安全な代替品)、あるいは異食行動以外のストレス解消法や気分転換の方法などを一緒に考えます。
栄養指導は、異食症の直接的な治療だけでなく、再発予防や全体的な健康状態の改善にもつながる重要な要素です。
特に、偏食が激しい場合や、栄養に関する知識が不十分な場合には、専門家による丁寧なサポートが不可欠です。
精神療法・行動療法
異食症が精神的な要因によって引き起こされている場合や、異食行動そのものをコントロールすることが難しい場合には、精神療法や行動療法が有効なアプローチとなります。
- 認知行動療法(CBT): 異食行動につながる考え方(認知)や感情(不安、ストレスなど)に焦点を当て、それらを健康的なものに変えていくことを目指します。
異食の衝動が起きたときに、その衝動をどのように受け止め、どのように対処すれば異食行動以外の行動を選択できるようになるか、具体的なスキルを学びます。
例えば、「〇〇を食べたい」という衝動が起きたら、「深呼吸をする」「水を飲む」「好きな音楽を聴く」といった代替行動をリストアップし、実際に試す練習をします。 - 行動療法: 異食行動そのものに直接働きかける治療法です。
- 嫌悪療法: 異食対象物と不快な刺激(例:まずい味の液体を塗る、軽い電気刺激など。倫理的な配慮が必要)を結びつけることで、異食対象物に対する欲求を減らそうとします。
特に、知的障害のある人や自閉スペクトラム症の人に対して、慎重に検討される場合があります。 - 差別の強化: 異食行動ではない適切な行動(例:おもちゃで遊ぶ、本を読むなど)をしたときに褒めたり報酬を与えたりすることで、適切な行動を増やし、結果的に異食行動を減らそうとします。
- 刺激制御: 異食行動が起こりやすい特定の状況や場所を特定し、そのような状況を避けるか、異食行動を誘発する刺激を排除する工夫を行います。
- 嫌悪療法: 異食対象物と不快な刺激(例:まずい味の液体を塗る、軽い電気刺激など。倫理的な配慮が必要)を結びつけることで、異食対象物に対する欲求を減らそうとします。
- ペアレント・トレーニング: 子どもの異食症の場合、保護者に対して異食行動への対応方法や、子どもの行動を理解し、適切にサポートするためのスキルを教えます。
- 精神力動的療法: 異食行動の背景にある、より深い感情的な問題や過去の経験(トラウマなど)を探り、それらを乗り越えることで異食行動を改善しようとします。
どの精神療法・行動療法が適切かは、個々の患者さんの年齢、異食症の原因、合併している他の精神疾患などを考慮して、専門家が判断します。
通常、これらの療法は、医師の診断・治療と並行して行われます。
周囲ができるサポート
異食症は、本人だけでなく、家族や周囲の人々にとっても理解や対応が難しい場合があります。
周囲の適切なサポートは、本人の回復にとって非常に重要です。
- 異食症について理解する: 異食症は単なる「変わった行動」や「ワガママ」ではなく、様々な原因によって引き起こされる病気であることを理解することが第一歩です。
病気として捉え、本人を責めたり恥じたりしない姿勢が大切です。
異食症に関する正しい知識を得るために、専門家から説明を聞いたり、信頼できる情報源を調べたりしましょう。 - 本人を受け入れ、共感する: 異食の衝動は本人にとって非常に辛く、コントロールが難しい場合があります。
その苦しみに寄り添い、「大変だね」「苦しいね」といった共感の言葉をかけることが大切です。
頭ごなしに否定したり、無理に止めさせようとしたりすると、本人を追い詰めてしまう可能性があります。 - 安全な環境を整える: 異食対象物が危険な物質である場合、本人の手の届かない場所に置くなど、物理的に安全な環境を整えることが重要です。
特に子どもや知的障害のある人に対しては、誤飲のリスクを減らすための配慮が必要です。 - 異食行動の引き金となる状況を把握する: どのような状況で異食行動が起こりやすいか(例:ストレスを感じた時、特定の場所、退屈な時など)を本人と一緒に把握し、その状況を避けるか、別の対処法を見つける手助けをします。
- 専門家への相談を促す・付き添う: 異食症は専門的な診断と治療が必要です。
本人に医療機関への受診を勧めたり、予約を取る手伝いをしたり、必要であれば診察に付き添ったりすることで、本人の受診へのハードルを下げることができます。 - 治療へのモチベーションを維持する: 治療には時間がかかる場合があり、途中で挫折しそうになることもあります。
本人が治療を続けられるように、目標達成を一緒に喜んだり、小さな進歩を認めたりしながら、根気強くサポートします。 - 焦らない: 異食行動はすぐに止まるものではありません。
一喜一憂せず、長期的な視点で回復を支える姿勢が大切です。 - 周囲自身も休息を取る: 異食症の本人を支えることは、周囲の人々にとっても大きな負担となることがあります。
自分自身が無理をせず、休息を取ったり、他の人に相談したりすることも重要です。
異食症は、本人の意思の力だけで克服することが難しい病気です。
周囲の理解と根気強いサポート、そして専門家による適切な介入が、回復への道のりを切り開く鍵となります。
どこに相談・受診すべきか
異食症かもしれないと思ったとき、あるいは異食行動が見られる場合に、どこに相談したり、受診したりすれば良いのでしょうか。
異食症の原因や本人の年齢、状況によって適切な相談先は異なります。
相談・受診先の選択肢を以下の表にまとめました。
相談・受診先 | 特徴・対応内容 | 特に考慮すべきケース |
---|---|---|
精神科・心療内科 | 精神疾患の専門医がいる。DSM-5に基づく診断、異食行動の背景にある精神的な問題(ストレス、不安、うつ、強迫性障害、発達障害など)の評価と治療(薬物療法、精神療法)を行う。心理士や精神保健福祉士と連携していることも多い。 | 成人の異食症で精神的な要因が疑われる場合。既存の精神疾患がある場合。どこに相談すべきか分からない場合。 |
小児科 | 子どもの病気の専門医。子どもの異食行動の評価、発達段階との関連性の判断、身体的な問題(栄養欠乏など)や発達障害のスクリーニングを行う。必要に応じて精神科や他の専門医に連携する。 | 子どもの異食症。発達の遅れや障害が疑われる場合。 |
内科 | 全身の健康状態を診る。異食行動による身体的な影響(栄養欠乏、貧血、消化器症状など)の評価や検査(血液検査、画像検査など)を行う。身体的な原因が疑われる場合(特に氷食症で貧血が疑われるなど)。必要に応じて消化器内科や他の専門科に紹介する。 | 成人の異食症で身体的な要因(栄養欠乏、貧血など)が疑われる場合。異食行動による体調不良(腹痛、吐き気など)がある場合。 |
消化器内科 | 消化管の病気の専門医。異食対象物による消化管への影響(詰まり、損傷、胃石など)を詳しく検査(内視鏡、レントゲンなど)し、治療(内視鏡的摘出、手術など)を行う。 | 異食行動によって消化器症状(激しい腹痛、嘔吐、便秘など)が出ている場合。髪の毛など消化されないものを繰り返し食べている場合。 |
保健所・精神保健福祉センター | 地域の公的な相談機関。精神的な健康問題に関する相談、情報提供、医療機関への紹介、福祉サービスに関する情報提供などを行う。専門の職員(保健師、精神保健福祉士、医師など)がいる。 | まずどこに相談すべきか分からない場合。医療費や福祉サービスについて知りたい場合。匿名での相談を希望する場合。 |
スクールカウンセラー・学校医 | 学校に配置されているカウンセラーや医師。子どもの精神的な悩みや行動の問題について相談できる。学校での様子を踏まえたアドバイスや、必要に応じた専門機関への紹介を行う。 | 学校に通っている子どもで異食行動が見られる場合。学校生活や友人関係に関するストレスが疑われる場合。 |
異食症の診断や治療には、複数の専門家が関わる必要がある場合が多いです。
例えば、まず内科で栄養状態をチェックし、精神科で精神的な評価を受ける、といった流れになることもあります。
迷う場合は、まずかかりつけ医や地域の相談窓口に相談してみるのも良いでしょう。
特に、危険な物質を食べてしまった場合は、速やかに救急医療機関を受診してください。
まとめ:異食症について
異食症は、栄養価のないものを食べ続ける行動や病気であり、その対象は土、紙、髪の毛、氷など多岐にわたります。
単なる一時的な行動ではなく、少なくとも1か月以上にわたって持続することが診断の基準となります。
この行動は、小児や妊婦、知的障害のある人、特定の精神疾患を持つ人などで見られることが多いですが、誰にでも起こりうる可能性はあります。
異食症の原因は複雑であり、精神的な要因(ストレス、不安、発達障害、強迫性障害など)や身体的な要因(栄養欠乏、特に鉄欠乏性貧血など)が単独または複合的に関わっていると考えられています。
特に氷食症は鉄欠乏性貧血との関連が強く、貧血のサインとして現れることがあります。
異食症を放置すると、異食対象物による様々な健康被害(中毒、感染症、歯の損傷など)や、消化されない物質による消化管の問題(消化管閉塞、毛髪胃石など)を引き起こすリスクがあり、重篤な場合は命に関わることもあります。
また、栄養のある食事の量が減り、栄養不足を招く可能性もあります。
異食症の治療は、その根本原因に合わせたアプローチが必要です。
栄養欠乏が原因であれば栄養補給や食事指導、精神的な問題が原因であれば精神療法や行動療法が行われます。
必要に応じて薬物療法も検討されます。
周囲の理解と、本人を責めずに寄り添うサポートも回復には不可欠です。
異食症かもしれない、あるいは気になる異食行動が見られる場合は、自己判断せず、早めに専門家(精神科医、心療内科医、小児科医、内科医など)に相談することが重要です。
適切な診断と治療を受けることで、異食行動を改善し、健康を取り戻すことができます。
一人で悩まず、専門機関のサポートを求めましょう。
免責事項: この記事は異食症に関する一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断や治療を推奨するものではありません。
異食症の診断や治療に関しては、必ず専門の医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。
この記事の情報によって生じたいかなる損害についても、筆者および公開元は一切の責任を負いません。
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