てんかんの治療法とは? | 薬・手術・食事など最新情報を紹介
てんかんは、脳の神経細胞が異常に興奮することによって、発作を繰り返す病気です。
発作の症状は人によって非常に多様で、意識を失って全身がけいれんするものから、一瞬ぼうぜんとするだけ、体の片側だけがぴくつく、といった軽いものまで様々です。
てんかんは適切な治療を受けることで、多くの患者さんで発作をコントロールし、安定した日常生活を送ることが可能になります。
てんかん治療は、患者さんの年齢、てんかんの種類、発作の頻度や重症度、原因などを総合的に判断して行われます。
てんかんの主な治療法
てんかんの治療法は、主に薬物療法、外科治療、食事療法の3つが柱となります。患者さんの状態やてんかんのタイプに応じて、これらの治療法を単独または組み合わせて実施します。
薬物療法(抗てんかん薬)
てんかん治療の中心となるのが薬物療法です。抗てんかん薬を毎日服用することで、脳の神経細胞の異常な興奮を抑え、発作が起こりにくくする効果が期待できます。適切に薬を服用すれば、てんかん患者さんの約7〜8割は発作をコントロールできるようになるといわれています。
抗てんかん薬には非常に多くの種類があり、それぞれ作用のメカニズムや効果、副作用の傾向が異なります。医師は、患者さんのてんかんの種類、発作のタイプ、年齢、性別、併存疾患、他の薬剤の服用状況などを考慮して、最も適した薬剤を選択します。
初めは1種類の抗てんかん薬(単剤療法)から開始することが一般的です。効果が不十分な場合や副作用が強い場合には、薬剤を変更したり、複数の薬剤を併用したり(多剤併用療法)することもあります。薬の量は、効果を見ながら徐々に調整していきます。
抗てんかん薬を服用する上で最も重要なのは、医師の指示通りに毎日規則正しく飲み続けることです。自己判断で量を減らしたり、服用を中断したりすると、発作が再発したり、発作が重症化したりする危険性が高まります。飲み忘れを防ぐために、服用タイミングを決めたり、カレンダーに印をつけたり、服薬カレンダーやアラーム機能付きの携帯アプリなどを活用することも有効です。
抗てんかん薬には様々な副作用が現れる可能性があります。眠気、ふらつき、吐き気などの比較的軽いものから、発疹、肝機能障害、血液障害などのより重い副作用まであります。副作用が現れた場合は、自己判断せず必ず医師に相談しましょう。多くの場合、薬剤の調整や変更によって対処可能です。
主要な抗てんかん薬の作用機序の例を以下に示します。
作用機序の例 | 代表的な薬剤名(成分名)の例 |
---|---|
ナトリウムチャネルを抑え、神経細胞の興奮を抑制 | カルバマゼピン、フェニトイン、ラモトリギン、ゾニサミド、バルプロ酸など |
カルシウムチャネルを抑え、神経伝達物質の放出を抑制 | ガバペンチン、プレガバリン、エトスクシミド(欠神発作に有効)など |
GABA(抑制性の神経伝達物質)の働きを強める | バルプロ酸、ベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム、クロナゼパムなど)、フェノバルビタールなど |
グルタミン酸(興奮性の神経伝達物質)の働きを抑える | トピラマート、ペランパネルなど |
その他(作用機序が多様・不明なもの) | レベチラセタム、オクスカルバゼピン、ラコサミドなど |
※上記はあくまで作用機序の一例であり、実際には一つの薬剤が複数の機序を持つ場合や、特定の機序が主な作用である場合など多様です。また、代表的な薬剤名を全て網羅しているわけではありません。
てんかん外科治療
薬物療法を適切に行っても発作が十分に抑制されないてんかんを「難治性てんかん」と呼びます。難治性てんかんの一部は、てんかんの原因となっている脳の異常部位を手術によって取り除くことで、発作を抑制したり軽減したりすることが可能です。これがてんかん外科治療です。
てんかん外科治療の対象となるのは、主に脳の一部分から発作が始まる「焦点性てんかん」で、かつ、発作の原因となる脳の病巣(てんかん原性焦点)が特定でき、その部位を切除しても日常生活に重大な支障(運動麻痺、言語障害、記憶障害など)が出ないと判断される場合です。特に、側頭葉てんかんの一部は手術による高い発作抑制効果が期待できるため、適応が慎重に検討されます。
てんかん外科治療にはいくつかの種類があります。
- 焦点切除術: 発作の原因となっている脳の特定の部位を切除する手術です。最も一般的な手術法です。成功すれば発作が消失する可能性も期待できます。
- 脳梁離断術: 全般てんかんや、焦点性てんかんでも片側の発作が反対側に波及してしまうような場合に、左右の大脳半球をつなぐ脳梁という部分を切断する手術です。発作自体を完全に消失させることは難しいですが、全身けいれんや転倒を伴う発作など、重篤な発作の頻度や重症度を軽減する効果があります。
- 多軟膜下皮質切除術(MST): 脳の広範囲から発作が起きている場合や、切除が難しい脳の重要な機能を持つ部位に近い場合に、脳の表面(皮質)に複数の切り込みを入れる手術です。てんかん波の広がりを抑えることを目的とします。
- 半球離断術: 脳の片側の半球全体から発作が起きている重症の小児てんかんに対して行われる非常に大きな手術です。発作の抑制には効果的ですが、手術側の体の麻痺などの後遺症を伴います。
てんかん外科治療を検討する際には、詳細な術前検査(長時間ビデオ脳波モニタリング、高精細MRI、SPECTやPETなどの核医学検査、脳磁図、神経心理検査など)を行い、てんかん原性焦点を正確に特定し、手術によるリスクと効果を十分に評価する必要があります。てんかん専門の脳神経外科医や神経内科医、精神科医、心理士、検査技師などがチームを組んで慎重に検討を行います。
食事療法(ケトン食療法など)
特定の種類のてんかん、特に小児の難治性てんかんに対して、食事療法が有効な場合があります。代表的なものが「ケトン食療法」です。
ケトン食療法は、炭水化物の摂取を極端に制限し、その代わりに脂肪を多く摂取する食事療法です。体内でブドウ糖の代わりに脂肪が分解されて作られる「ケトン体」をエネルギー源として利用することで、てんかん発作を抑制する効果があると考えられています。ケトン体がどのようにして発作を抑えるのか、詳しいメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、脳の神経細胞の興奮性を抑える働きがある可能性が示唆されています。
ケトン食療法は、厳密な栄養管理が必要であり、医師や管理栄養士の指導のもとで行われます。高脂肪・低炭水化物・適正なたんぱく質という特殊な食事バランスを守る必要があり、開始時には入院して行うこともあります。副作用として、便秘、吐き気、食欲不振、成長障害、腎結石などが起こる可能性があり、注意が必要です。
ケトン食療法は、特にドラベ症候群やウエスト症候群など、特定のてんかん症候群を持つ小児において有効性が報告されています。しかし、全てのてんかんに効果があるわけではなく、また長期にわたって継続することが難しい場合もあります。
その他の治療法
薬物療法、外科治療、食事療法以外にも、難治性てんかんに対して行われる治療法があります。
- 迷走神経刺激療法(VNS): 薬物療法で発作が抑制されない焦点性てんかんや全般てんかんの一部に対して検討される治療法です。左側の首にある迷走神経に小さな電極を巻き付け、鎖骨の下に埋め込んだ刺激装置から定期的に弱い電気刺激を送ることで、てんかん発作の頻度や重症度を軽減する効果があります。発作を完全に止める効果は限定的ですが、手術よりも侵襲性が低く、副作用も比較的少ないとされています。
- 脳深部刺激療法(DBS): 特定の難治性てんかん、特に焦点発作の患者さんに対して研究が進められている治療法です。脳の深部にある特定の部位に電極を埋め込み、体内に植え込んだ刺激装置から電気刺激を送ることで、脳の異常な電気活動を抑制します。まだ全てのてんかんに適用されるわけではなく、有効性や安全性について研究が続けられています。
これらの治療法は、いずれもてんかんを専門とする医師によって、患者さんの状態を詳細に評価した上で慎重に選択されます。
てんかんの治療効果と完治の可能性
てんかん治療の目標は、発作を完全に消失させるか、発作の頻度と重症度を可能な限り減らし、患者さんが安全で質の高い日常生活を送れるようにすることです。
治療による発作の抑制について
適切な抗てんかん薬による治療を開始することで、多くの患者さんの発作は抑制されます。てんかん患者さんの約6〜7割は、1種類目の薬剤で、約1割は2種類目の薬剤で発作がコントロールできるようになるといわれています。つまり、全体の約7〜8割の患者さんが薬物療法によって発作が抑制される可能性があります。
発作が抑制されることで、日常生活での危険が減り、学校や仕事、趣味などを安全に楽しむことができるようになります。運転免許の取得や特定の職業への就労も、発作が一定期間抑制されていれば可能になる場合があります。発作がなくなることは、患者さん本人のみならず、ご家族の精神的な負担も大きく軽減します。
完治の定義と可能性
てんかんにおける「完治」の定義は、一般的な病気の「治癒」とは少し異なります。てんかんの場合、一般的には「一定期間、抗てんかん薬を服用しなくても発作が起こらない状態が続くこと」を指します。具体的には、通常2年以上(小児ではより短い期間の場合もある)発作がなく、かつ脳波検査などの結果も改善している場合に、医師と相談の上、抗てんかん薬の減量や中止を検討することがあります。
てんかんが完治する可能性は、てんかんの種類や原因、発症年齢などによって大きく異なります。
- 小児てんかん: 特定のてんかん症候群(例:良性ローランドてんかんなど)は、成長とともに自然に治癒する可能性が高いものがあります。また、小児期にてんかんを発症しても、適切な治療により成人期までに発作が消失し、薬の中止が可能となるケースも少なくありません。
- 成人てんかん: 成人で発症したてんかんは、小児期発症のものと比べて、薬を中止しても再発しにくいタイプと、生涯にわたって薬が必要となるタイプがあります。脳腫瘍や脳血管障害など、脳に明確な病巣がある場合は、その病巣がてんかんの原因となっていることが多く、病巣の種類や切除の可能性によって予後が異なります。原因不明のてんかんや、てんかん原性焦点が広範囲に及ぶ場合、特定の遺伝性てんかんなどは、薬物療法で発作をコントロールすることはできても、薬を中止すると再発する可能性が高い傾向があります。
- 難治性てんかん: 複数の抗てんかん薬を用いても発作が抑制されない難治性てんかんは、薬物療法のみでの完治は困難な場合が多いですが、外科治療や食事療法、その他の治療法によって発作が抑制され、結果的に薬の減量や中止に至るケースもあります。
統計的には、てんかん患者さんの約3〜4割は、最終的に薬を中止しても発作が再発しない状態(寛解)に至るといわれています。しかし、生涯にわたって薬物療法を継続する必要がある患者さんもいます。完治の可能性については、個々の患者さんの病状を詳しく評価した上で、医師から説明を受けることが重要です。
治療中止と再発リスク
抗てんかん薬を長期間服用し、発作が抑制されている患者さんの中には、薬を中止したいと考える方もいらっしゃるでしょう。薬の中止は、発作が一定期間(通常2年以上)なく、かつ医師が総合的に判断して安全と認められる場合に限り、慎重に行われます。
薬の中止を検討する際の判断基準としては、以下の点が考慮されます。
- 発作のない期間: 発作が2年以上(特に小児ではより短い期間でも可)抑制されていること。
- てんかんの種類・原因: 完治の可能性が高いとされるてんかんタイプであること。
- 脳波検査の結果: 脳波上のてんかん性異常波が消失または著しく改善していること。
- 画像検査の結果: てんかんの原因となる脳の病巣がない、または切除済みであること。
- 患者さんの年齢: 小児や若年者の方が、成人よりも薬中止後の再発リスクが低い傾向があります。
薬を中止する場合も、急にやめるのではなく、通常は数ヶ月から1年以上の期間をかけて、ゆっくりと薬の量を減らしていきます。減量中や中止後も、定期的に医師の診察を受け、脳波検査などを行いながら経過を観察することが非常に重要です。
残念ながら、一度薬を中止しても、約2〜3割の患者さんでてんかん発作が再発するといわれています。再発のリスク因子としては、思春期以降の中止、複数の抗てんかん薬を服用していた、脳波に異常が残存している、原因となる脳の病巣があるなどが挙げられます。薬の中止は慎重な検討が必要であり、必ずてんかん専門医とよく相談して決定しましょう。自己判断による中断は非常に危険です。
てんかんの診断について
てんかんの診断は、患者さんの発作の様子に関する詳細な情報と、様々な検査の結果を組み合わせて総合的に行われます。発作の症状が非常に多様であることや、てんかんに似た他の病気(失神、心因性非てんかん性発作など)との鑑別が必要なことから、診断には専門的な知識と経験が不可欠です。
診断方法と流れ
てんかん診断の基本的な流れは以下の通りです。
- 詳細な問診: 最も重要なステップです。患者さん本人だけでなく、発作を目撃したご家族や周囲の方から、発作が始まったときの状況、発作中の具体的な症状(意識の状態、体の動き、声、顔色など)、発作の持続時間、発作後の状態(意識の回復、疲労感、頭痛など)、発作が起こる頻度や時間帯、誘発因子(睡眠不足、ストレス、光刺激など)について詳しく聞き取ります。過去の病歴(頭部外傷、脳炎・髄膜炎、熱性けいれん、家族歴など)も重要な情報です。
- 神経学的診察: 医師が患者さんの体の動き、感覚、反射、認知機能などを検査し、脳や神経系に異常がないかを確認します。
- 脳波検査(EEG): 脳の電気活動を記録する検査です。てんかん患者さんの脳波には、発作時以外でも特徴的な異常波(てんかん性放電)が現れることがあります。標準脳波検査(覚醒時や睡眠時に短時間記録)、長時間ビデオ脳波モニタリング(数時間から数日かけて、脳波とビデオ映像を同時に記録し、実際に発作が起きたときの脳波を捉える)、睡眠脳波検査などがあります。
- 画像検査: 脳の構造に異常がないかを確認するために行われます。最も一般的に行われるのがMRI(核磁気共鳴画像法)です。脳腫瘍、脳血管障害、脳の奇形、海馬硬化症など、てんかんの原因となりうる病変を見つけることができます。CT(コンピュータ断層撮影法)が行われることもあります。
- その他の検査: 必要に応じて、SPECT(シングルフォトンエミッションCT)やPET(ポジトロンエミッション断層法)などの核医学検査で脳の血流や代謝を調べたり、脳磁図(MEG)で脳の電気活動を詳細に解析したり、遺伝子検査を行ったりすることがあります。
これらの情報と検査結果を総合的に評価して、てんかんかどうかの診断、てんかんの種類、可能な場合はてんかんの原因を特定します。
診断の難しさ
てんかんの診断は、時に難しい場合があります。その理由として、以下のような点が挙げられます。
- 発作の多様性: てんかん発作の症状は非常に多岐にわたり、見慣れない症状であるとてんかんと認識されにくいことがあります。
- 非てんかん性発作との鑑別: てんかん発作に似た症状を示す他の病気(失神、心因性非てんかん性発作、片頭痛、睡眠障害、不随意運動など)があり、これらとの鑑別が重要かつ難しい場合があります。
- 検査結果の変動: 脳波検査で、てんかん患者さんでも発作時以外は異常波が出ないこともあります。また、逆に健常な人でも非特異的な異常波が見られることもあります。画像検査で異常が見つからないてんかんもあります。
- 情報収集の限界: 発作時の状況が不明瞭であったり、目撃者がいなかったりする場合、診断に必要な情報が十分に得られないことがあります。
正確な診断のためには、てんかんに詳しい専門医を受診し、発作の状況を具体的に伝えることが非常に重要です。可能であれば、発作の様子をスマートフォンなどで動画撮影しておくと、診断の際に役立ちます。
血液検査でてんかんはわかる?
血液検査のみでてんかんそのものを診断することはできません。血液検査は、てんかんの診断を補助したり、てんかんの原因を探ったり、抗てんかん薬による治療の効果や副作用を評価したりするために用いられます。
具体的には、以下のような目的で血液検査が行われます。
- てんかんの原因検索: 感染症、代謝異常、免疫疾患など、てんかんの原因となりうる病気を調べるために特定の血液検査が行われることがあります。特定の遺伝性てんかんでは、遺伝子検査(血液を用いることが多い)によって原因遺伝子を特定することもあります。
- 抗てんかん薬の血中濃度測定: 服用している抗てんかん薬が体内でどのくらいの濃度になっているかを測定し、薬の効果が十分か、または多すぎていないか(副作用のリスクが高まっていないか)を評価するために行われます。
- 抗てんかん薬の副作用のチェック: 抗てんかん薬によっては、肝機能や腎機能、血液成分(白血球、血小板など)に影響を与えることがあるため、定期的な血液検査でこれらの異常がないかを確認します。
- 発作後の状態評価: 発作後の一時的な状態変化(筋肉の破壊を示す酵素の上昇など)を確認するために血液検査を行うこともあります。
したがって、血液検査はてんかん診断プロセスの一部として重要ですが、「血液検査だけでてんかんとわかる」わけではないことを理解しておく必要があります。
てんかん診断テストについて
インターネット上などで「てんかん診断テスト」といったものが存在する場合がありますが、これらは簡易的なチェックリストであり、医学的なてんかんの診断を行うものではありません。これらのテストの結果だけで自己判断することは非常に危険です。
てんかんの診断は、前述のように、経験豊富な専門医が詳細な問診、神経学的診察、脳波検査、画像検査などを総合的に評価して行うものです。発作のように見える症状がある場合や、てんかんの可能性があると感じた場合は、必ず医療機関を受診し、医師による正式な診断を受けるようにしてください。特に、てんかん専門医がいる病院を受診することが推奨されます。
てんかんの原因
てんかんの原因は非常に多様であり、特定できる場合と特定できない場合があります。原因を特定することは、適切な治療法を選択し、予後を予測する上で重要です。
てんかんの原因は、大きく以下のカテゴリーに分類されます。
- 構造的てんかん: 脳のMRIなどで確認できる、脳の構造的な異常が原因となっているものです。例として、脳腫瘍、脳血管障害(脳卒中、脳出血など)、脳の奇形(皮質形成異常など)、頭部外傷による瘢痕、脳炎や髄膜炎の後遺症、海馬硬化症などがあります。
- 遺伝性てんかん: 特定の遺伝子の変異によって引き起こされるてんかんです。家族にてんかん患者さんがいる場合に多いですが、親からは遺伝せず、本人に突然変異で遺伝子異常が起きる場合もあります。多くの遺伝性てんかんは、脳の構造的な異常は見られず、神経細胞の機能(イオンチャネルや受容体など)の異常が原因と考えられています。
- 感染性てんかん: 脳炎や髄膜炎などの感染症が原因で引き起こされるてんかんです。感染症が治った後も、後遺症としててんかんが続くことがあります。
- 代謝性てんかん: 体の代謝異常が原因で引き起こされるてんかんです。稀な疾患が多いですが、生まれつきの代謝異常や、後天的な代謝障害(低血糖、腎不全、肝不全など)が原因となることがあります。
- 免疫性てんかん: 自己免疫疾患など、免疫系の異常が原因で脳に炎症が起こり、てんかんを引き起こすものです。診断や治療が難しい場合があります。
- 原因不明てんかん(特発性てんかん): 現在の診断技術では原因を特定できないてんかんです。以前は「特発性」と呼ばれていましたが、遺伝子診断技術の進歩などにより、このカテゴリーに分類されるてんかんの一部は遺伝性てんかんとして原因が特定されるようになってきています。しかし、依然として原因が不明なてんかんも多く存在します。
てんかんの原因は一つだけでなく、複数の要因が組み合わさって発症することもあります。原因が特定できなくても、適切な治療によって発作をコントロールすることは十分に可能です。
てんかん患者さんの日常生活での注意点
てんかん患者さんが安全に日常生活を送り、発作のリスクを最小限に抑えるためには、いくつか注意すべき点があります。これらの注意点を守ることは、治療を継続することと同様に重要です。
てんかん発作時の対処法
てんかん患者さん本人だけでなく、ご家族や周囲の方々が発作時の適切な対処法を知っておくことが非常に重要です。発作の種類によって対応は異なりますが、意識を失って全身けいれんを起こすような「強直間代発作」の場合の一般的な対処法を以下に示します。
- 落ち着いて観察する: まずは何が起きているか落ち着いて観察しましょう。発作の状況(始まった時間、体の動き、意識の状態、持続時間など)を覚えておくことは、後で医師に伝える重要な情報になります。
- 安全を確保する: 患者さんの周囲にある危険な物(家具の角、刃物、熱いものなど)を遠ざけ、けいれんによって体に当たらないようにします。固い床にいる場合は、頭の下に柔らかいものを敷くなどして頭を保護します。
- 体を揺らさない、押さえつけない: けいれんを止めようとして患者さんの体を揺らしたり、無理に押さえつけたりしてはいけません。骨折などの怪我につながる可能性があります。
- 口の中に物を入れない: 舌を噛むことを恐れて口の中に物を入れようとするのは危険です。かえって窒息や怪我の原因になります。舌を噛むこと自体は、命にかかわるほど重篤になることは稀です。
- 衣類を緩める: 首元のネクタイやボタンなどを緩め、呼吸を楽にしてあげます。
- 横向きにする(可能であれば): 発作が治まった後、回復体位として横向きにすることで、吐物などによる窒息を防ぎます。ただし、発作中は無理に動かさないでください。
- 発作が治まるのを待つ: ほとんどのてんかん発作は数分以内に自然に治まります。慌てず、発作が治まるのを待ちましょう。
- 救急車を呼ぶ判断: 通常の発作であれば、救急車を呼ぶ必要はありません。しかし、以下の場合は救急車を呼ぶ必要があります。
- 発作が5分以上続く場合(てんかん重積状態の可能性)
- 発作が短時間で繰り返し起こり、その間に意識が完全に回復しない場合
- 怪我をした場合
- てんかん発作として初めての経験である場合
- 患者さんの呼吸が困難な場合
- 妊娠している、糖尿病であるなど、他の病気がある場合
- 発作後の回復を見守る: 発作が治まった後、患者さんはしばらく混乱していたり、眠っていたりすることがあります。意識が回復するまで安全な場所で休ませ、そばで見守りましょう。
日常生活で避けるべきこと
てんかん発作を誘発する可能性のある因子を避けることも重要です。
- 睡眠不足、不規則な生活: 十分な睡眠は発作予防に非常に重要です。夜更かしを避け、規則正しい生活を心がけましょう。
- 過労、ストレス: 体力的、精神的な疲労やストレスも発作の誘発因子となることがあります。適度な休息を取り、ストレスを溜めないように工夫しましょう。
- 過度の飲酒: アルコールの多量摂取は、脳の興奮性を高めたり、抗てんかん薬の効果に影響を与えたり、睡眠不足を引き起こしたりすることで、発作のリスクを高めます。飲酒量については医師と相談してください。
- 特定の光刺激: テレビゲームの画面の点滅やストロボライトなど、速い点滅光が原因で発作が誘発されるタイプのてんかんがあります(光感受性てんかん)。このような場合は、点滅光を避ける、画面から離れる、明るい部屋で見る、テレビの画面を小さくするなどの対策が必要です。
- 服薬忘れ: 最も重要な注意点です。前述の通り、自己判断での服薬中断や飲み忘れは、発作の再発や重症化に直結します。
- 発熱、体調不良: 風邪などで体調を崩したり、高熱が出たりすると、発作が起こりやすくなることがあります。体調管理に気を配り、体調が悪いと感じたら早めに休息を取りましょう。
- 入浴や水泳: 発作が起きた場合に溺れる危険があるため、単独での入浴や水泳は避けるべきです。家族が見守る、または浴室の鍵を開けておくなどの対策が必要です。水深の浅い場所で楽しむなど、安全な方法を選びましょう。
- 高所での作業や危険な場所: 発作が起きた場合に転落などの危険がある場所での作業や、危険な場所への単独行動は避けるべきです。
てんかん患者さんの日常生活における注意点は、個々の病状や発作のタイプによって異なります。どのような点に注意すべきか、医師や看護師、薬剤師から具体的な指導を受け、患者さん本人やご家族が十分に理解することが大切です。
最新のてんかん治療
てんかんの治療法や診断技術は日々進歩しています。より効果が高く、副作用の少ない新しい抗てんかん薬の開発、外科治療の技術向上、診断の精度を高めるための新しい検査方法などが研究されています。
近年、特に注目されている分野をいくつかご紹介します。
- 新規抗てんかん薬: これまでの抗てんかん薬とは異なる作用機序を持つ薬剤や、特定のてんかん症候群に高い効果を示す薬剤が次々と開発されています。これらの新しい薬剤は、従来の薬剤で効果が不十分だった難治性てんかんの患者さんにとって新たな選択肢となり、発作抑制率の向上や副作用の軽減に貢献しています。
- てんかん遺伝子の研究: 全ゲノム解析技術の進歩により、てんかんの原因となる遺伝子の特定が以前より容易になってきました。遺伝子診断によっててんかんの原因が明らかになることで、病態に合わせたより適切な薬剤を選択したり、予後を予測したりすることが可能になります。将来的には、遺伝子治療の可能性も検討されています。
- 手術技術の進歩: MRIや脳磁図などの画像解析技術の向上により、てんかん原性焦点をより正確に特定できるようになっています。また、ロボット支援手術やレーザー焼灼術(LITT)など、より低侵襲で精密な外科治療技術の開発も進んでいます。
- 刺激療法の進歩: 迷走神経刺激療法(VNS)や脳深部刺激療法(DBS)に加え、応答性神経刺激療法(RNS)など、てんかん波を感知して自動的に刺激を与えることで発作を抑制しようとする新しいタイプの刺激療法も研究・実用化されています。
- AI(人工知能)の活用: 脳波データの解析にAIを活用することで、てんかん性異常波の検出精度を高めたり、発作予知の可能性を探ったりする研究も進められています。
これらの最新治療は、まだ全てのてんかん患者さんに適用できるわけではありませんが、これまでの治療で十分な効果が得られなかった患者さんにとって、希望となる可能性があります。最新のてんかん治療について興味がある場合は、てんかん専門医療機関に相談してみると良いでしょう。
てんかん治療に関するよくある質問(Q&A)
てんかん治療に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
てんかんは治せますか?
てんかんは「治る可能性のある病気」です。特に適切な治療を受けることで、多くの患者さんの発作は抑制され、一部の患者さんは薬を中止しても発作が再発しない状態(寛解)に至ります。これをてんかんにおける「治癒」や「完治」と見なすことがあります。ただし、全てのてんかんが治るわけではなく、生涯にわたって治療が必要な場合もあります。
てんかんは完治しますか?
「完治」の定義にもよりますが、医学的には、薬を中止した後も長期にわたり発作が再発しない状態を指して「寛解」と呼び、これを事実上の「完治」と考える場合があります。前述の通り、てんかんの種類や原因、発症年齢などによって完治の可能性は異なります。特に小児てんかんの一部や、原因が取り除かれた場合は完治が期待できることがあります。成人てんかんでも完治の可能性はありますが、生涯にわたって薬が必要なケースもあります。
てんかん発作にはどのような治療法がありますか?
てんかん発作を抑えるための主な治療法は、抗てんかん薬による薬物療法です。適切に薬剤を選択し、量を調整することで、発作が抑制されることが期待できます。薬物療法で効果が不十分な難治性てんかんに対しては、てんかん原性焦点を取り除く外科手術、食事療法(ケトン食)、迷走神経刺激療法(VNS)などの治療法が検討されます。どの治療法を選択するかは、てんかんの種類、発作のタイプ、原因、患者さんの状態などを総合的に判断して決定されます。
てんかんの人がしてはいけないことは?
てんかん患者さんが「絶対にしてはいけないこと」というよりも、発作を誘発する可能性のある行動や、発作が起きた場合に危険を伴う行動を避けることが重要です。例えば、睡眠不足、過労、過度の飲酒は発作を誘発しやすいことが知られています。また、単独での入浴や水泳、高所での作業など、発作が起きた場合に生命に関わる危険がある行動は避けるべきです。医師や専門家から、ご自身のてんかんタイプや状態に合わせた具体的な注意指導を受け、安全な日常生活を送ることが大切です。自己判断で抗てんかん薬の服用を中断することは、最も危険な行為の一つであり、絶対にしてはいけません。
てんかん治療は専門医へ相談を
てんかんの診断と治療は、非常に専門的な知識と経験を必要とします。てんかんは発作の症状が多様であるため、他の病気と間違えられたり、診断が遅れたりすることもあります。また、数多くの抗てんかん薬の中から、患者さんの状態に最も適した薬剤を選択し、適切に量を調整することは容易ではありません。
もし、ご自身やご家族にてんかんの可能性があると感じたり、てんかんと診断されたものの治療について不安があったりする場合は、必ずてんかんを専門とする医師にご相談ください。てんかん専門医は、正確な診断に基づき、最新の情報を踏まえた上で、個々の患者さんに最適な治療計画を提案してくれます。
日本てんかん学会などのホームページでは、てんかん専門医や専門医療機関の情報を得ることができます。信頼できる専門家と連携しながら、根気強く治療に取り組むことで、発作をコントロールし、てんかんと共に質の高い生活を送ることが十分に可能です。
免責事項:
本記事は、てんかんの治療法に関する一般的な情報を提供することを目的としています。個々の病状や治療に関しては、必ず医師の診断と指導を受けてください。本記事の情報に基づいて行ったいかなる行為についても、一切の責任を負いかねます。
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