てんかんについて知ろう|定義から発作、原因までわかりやすく解説
てんかん とは、脳の慢性的な病気の一つで、突然起こる「てんかん発作」を繰り返すことが特徴です。
発作と聞くと、意識を失って全身がけいれんするイメージを持つ人が多いかもしれませんが、実はてんかん発作の症状は非常に多様です。
意識が保たれたまま体の片側がピクついたり、ぼうぜんとして周囲の呼びかけに反応しなくなったり、短い間だけ動作が止まったりするなど、脳の異常な電気活動が起こる場所や広がり方によって様々な症状が現れます。
てんかんは決して珍しい病気ではなく、適切な診断と治療によって、多くの人が発作をコントロールし、普通の生活を送ることが可能です。
この記事では、てんかんの定義から症状、原因、診断、治療、そして日常生活の注意点まで、詳しく解説します。
てんかん とは
てんかんは、脳の神経細胞(ニューロン)が突然、過剰かつ同期性の高い電気活動を起こすことによって引き起こされる「てんかん発作」を繰り返し起こす慢性の脳疾患です。この異常な電気活動は、脳のごく一部で始まることもあれば、脳全体で始まることもあります。そのため、発作の症状は、脳のどの部分が影響を受けるかによって多岐にわたります。
てんかんは子どもから高齢者まで、どの年代でも発症する可能性があり、日本には約100万人の患者さんがいると推定されています。これは国民の約1%にあたる数であり、決して特別な病気ではありません。
てんかんと診断されるには、通常、誘因なく2回以上のてんかん発作を起こしていることが国際的な定義の重要な要素となります。一度の発作や、明らかな原因(例:高熱による熱性けいれん、脳炎による発作など)がある場合は、てんかんとは区別されることがあります。
てんかんの定義
国際抗てんかん連盟(ILAE)によるてんかんの定義は、以下のいずれかに該当する場合とされています。
- 誘発因子なしのてんかん発作を24時間以上の間隔をおいて2回以上起こした場合
「誘発因子なし」とは、てんかん発作を起こしやすい状況(例:高熱、低血糖、急性期の脳炎や脳卒中など)ではない状態で発作が起きることです。 - 誘発因子なしのてんかん発作を1回起こした場合でも、てんかん原性てんかん症候群と診断された場合や、今後10年間に再度発作を起こす可能性が少なくとも60%以上であると診断された場合
てんかん原性てんかん症候群とは、特定のてんかんのタイプで、将来的に発作を繰り返すことが高い確率で予測されるものです(例:ウエスト症候群、レノックス・ガストー症候群など)。 - てんかんの診断がなされ、その後20年以上発作がなく、抗てんかん薬を10年以上服用していない場合を除く場合
この定義からもわかるように、「発作を繰り返すこと」がてんかんという病気の本質的な特徴の一つです。単に一度けいれんしただけでは、必ずしもてんかんに診断されるわけではありません。
てんかんの症状
てんかん発作の症状は、異常な電気活動が脳のどこから始まり、どのように広がるかによって、非常に多様です。大きく分けて、脳の一部から始まる「焦点発作(旧:部分発作)」と、脳全体から始まる「全般発作」の二つに分類されます。
てんかん発作の種類
1. 焦点発作 (Focal Seizures)
脳の一部で異常な電気活動が始まるタイプです。意識の状態によってさらに分類されます。
- 焦点意識保持発作 (Focal Aware Seizures)
発作中も意識が保たれているタイプです。- 運動症状: 体の一部(指先、手、顔など)がピクつく、力が抜ける、姿勢が崩れるなど。片側の手足にけいれんが広がることもあります(ジャクソン型発作)。
- 非運動症状:
- 感覚症状: 体の一部にしびれ、ピリピリ感、光が見える(閃光)、耳鳴り、特定の匂いや味がする、めまいなど。
- 自律神経症状: 動悸、呼吸の変化、胃がせり上がってくる感覚、顔色が悪くなる、汗をかくなど。
- 精神症状: 理由のない恐怖感、過去の体験が目の前で起きているように感じる(既視感)、体験したことがないのに見覚えがあるように感じる(未視感)、思考が止まる、感情の変化など。
- 焦点意識減損発作 (Focal Impaired Awareness Seizures)
発作中に意識がぼうぜんとしたり、完全に失われたりするタイプです。発作中の出来事を覚えていないことがほとんどです。- 目的のない複雑な行動(自動症)が見られることがあります。口をくちゃくちゃさせる、着衣やボタンをいじる、歩き回る、物を拾い上げたり置いたりするなどの動作を繰り返すことがあります。
- 呼びかけに反応しない、応答がちぐはぐになるなど、周囲とのコミュニケーションが難しくなります。
- 発作が両側の脳に広がると、全身のけいれん(二次性全般化発作)に移行することもあります。
2. 全般発作 (Generalized Seizures)
脳全体で異常な電気活動が始まるタイプです。最初から意識が失われることがほとんどです。
- 強直間代発作 (Tonic-Clonic Seizure): 以前は大発作と呼ばれていました。最もよく知られている発作タイプかもしれません。
- 突然意識を失い倒れる。
- 全身の筋肉が硬直する(強直期)。
- 手足がリズミカルにガクガクと曲げ伸ばしされる(間代期)。
- 呼吸が一時的に止まる、顔色が悪くなる、泡を吹く、尿をもらすこともあります。
- 通常数分でおさまりますが、発作後は意識がもうろうとし、眠気、頭痛、筋肉痛などを伴うことがあります。
- 欠神発作 (Absence Seizure): 特に小児に多い発作です。
- 数秒間、突然動作を停止し、ぼうぜんとしたり、一点を見つめたりします。
- 意識は短時間失われますが、倒れたりけいれんしたりすることはまれです。
- 発作が終わるとすぐに元の活動に戻り、発作中のことを覚えていません。
- 授業中に繰り返し起こると、集中力がないと間違えられることがあります。
- ミオクロニー発作 (Myoclonic Seizure):
- 体の特定の筋肉やグループが、瞬間的にピクッと収縮する発作です。
- 通常、意識は保たれますが、複数のミオクロニー発作が連続したり、全身に及んだりすると意識が損なわれることがあります。
- 朝起きたときに腕や肩がピクついて物を落としてしまうなどの症状が見られることがあります。
- 脱力発作 (Atonic Seizure):
- 突然全身または体の一部(頭や手足など)の筋肉の緊張が失われ、力が抜けてしまう発作です。
- 全身の脱力発作では、突然倒れ込んでしまうことがあります。
- 転倒による外傷のリスクがあります。
- 強直発作 (Tonic Seizure):
- 全身または体の一部の筋肉が数秒から数十秒間、持続的に硬直する発作です。
- 特に小児の重症てんかんで見られることがあり、立っている時に起こると倒れることがあります。
- 間代発作 (Clonic Seizure):
- 全身または体の一部が、リズミカルにガクガクとけいれんする発作です。強直間代発作の間代期に似ていますが、強直期を伴いません。
このように、てんかん発作の症状は非常に多様であり、「けいれん」だけがてんかんではありません。普段と違う行動や、意識の変化、体のピクつきなどが繰り返される場合は、てんかんの可能性も考慮して医療機関に相談することが重要です。
発作以外の症状・特徴
てんかんは発作という一時的な症状が特徴ですが、発作がない時にも患者さんは様々な影響を受けることがあります。
- 発作前・中の感覚(前兆): 焦点発作の場合、発作が始まる前に特定の感覚(匂い、味、視覚的な変化、胃の不快感など)や感情(不安、恐怖)を感じることがあります。これを「前兆」と呼び、発作が脳のどこから始まるかを知る手がかりになることがあります。
- 発作後の状態(後状態): 発作がおさまった後、一時的に意識がもうろうとしたり、混乱したり、眠気が強くなったりすることがあります。特に全般強直間代発作の後には顕著です。体の麻痺や脱力を伴うこともあります(Todd麻痺)。
- 認知機能への影響: てんかんの種類や原因、発症年齢によっては、記憶力、注意力、学習能力などの認知機能に影響が出ることがあります。これは発作そのものによる影響や、抗てんかん薬の副作用、てんかんの原因となっている脳の病変などが関与します。
- 精神・行動面への影響: 不安、抑うつ、イライラ感などの精神的な問題を抱えやすくなることがあります。また、多動や衝動性など、行動面の特徴が見られることもあります。
- 合併症: てんかんを持つ人は、発達障害(ADHD、学習障害など)、自閉スペクトラム症、うつ病、不安障害、睡眠障害などを合併しやすいことが知られています。これらの合併症は、てんかんそのものや、共通する脳の機能異常、社会的な困難などが関連していると考えられています。
これらの発作以外の症状や特徴は、てんかん患者さんの日常生活の質に大きく影響することがあります。発作のコントロールだけでなく、これらの問題への適切なケアやサポートも重要です。
てんかんの原因
てんかんの原因は多様であり、患者さん一人ひとりによって異なります。原因が特定できる場合もあれば、現在の医療技術では明確な原因が見つからない場合もあります。
てんかんの原因分類
てんかんの原因は、国際的に以下のカテゴリーに分類されています。
- 構造的原因 (Structural Causes): 脳の構造的な異常や損傷が原因となるものです。
- 脳腫瘍、脳卒中(脳梗塞や脳出血)、頭部外傷、脳奇形(皮質形成異常など)、脳炎や髄膜炎の後遺症、脳の低酸素障害(周産期の低酸素など)、海馬硬化症など。
- 年齢によって原因の傾向が異なり、成人の新規発症てんかんでは脳卒中や脳腫瘍が比較的多い原因となります。
- 遺伝的原因 (Genetic Causes): 遺伝子の変化(変異)が原因となるものです。
- 特定の遺伝子の変異が、脳の電気活動に関わるイオンチャネルや受容体の機能異常を引き起こし、てんかん発作を起こしやすくします。
- 遺伝形式が明確なものもあれば、複数の遺伝子が複雑に関わるものもあります。
- 小児期に発症するてんかんに比較的多く見られます。
- ただし、遺伝性てんかんの全てが遺伝するわけではなく、突然変異による場合もあります。
- 感染性原因 (Infectious Causes): 脳への感染が原因となるものです。
- 脳炎や髄膜炎(細菌性、ウイルス性)、神経梅毒、神経嚢虫症(寄生虫による感染)など。
- 感染の急性期にてんかん発作を起こすことがありますが、これらは急性症候性発作と呼ばれ、てんかんとは区別されることもあります。感染の後遺症として脳に損傷が残り、慢性的に発作を繰り返す場合に、てんかんと診断されます。
- 代謝性原因 (Metabolic Causes): 体の代謝の異常が原因となるものです。
- 特定の先天性代謝異常症(アミノ酸代謝異常、糖代謝異常など)、ミトコンドリア病など。
- 脳の機能に必要なエネルギー供給や物質代謝に問題が生じることで、発作を起こしやすくなります。
- 免疫介在性原因 (Immune-mediated Causes): 自己免疫疾患など、免疫系の異常が原因となるものです。
- 抗体関連脳炎(例:抗NMDA受容体脳炎)、橋本脳症など。
- 自身の免疫系が脳の一部を攻撃することで炎症や機能異常が生じ、てんかん発作を引き起こします。
- 原因不明 (Unknown Causes): 現在の医療技術では、上記のいずれにも分類できない場合です。以前は「特発性」と呼ばれていましたが、遺伝的原因がまだ特定できていない場合なども含まれます。
てんかんの原因を特定することは、適切な治療法を選択し、予後を予測する上で非常に重要です。そのため、診断時には詳細な問診や様々な検査が行われます。
てんかん発作の誘発原因
てんかんを持っている人が、発作を起こしやすくなる特定の状況や要因を「誘発原因(誘発因子)」と呼びます。これらの要因を避けることは、発作の予防につながります。
- 睡眠不足: 最も一般的な誘発原因の一つです。寝不足や不規則な睡眠は、脳の興奮性を高め、発作を起こしやすくします。
- ストレス・疲労: 心身の過労や強いストレスも発作の引き金になることがあります。
- 飲酒: 過度のアルコール摂取や、飲酒後の離脱期に発作が起こりやすくなることがあります。
- 光刺激: 特定の種類のてんかん(光過敏性てんかん)では、点滅する光(テレビ、ゲーム、ディスコの照明など)が発作を誘発することがあります。
- 特定の薬: 風邪薬に含まれる成分(エフェドリンなど)、一部の抗うつ薬や抗精神病薬などが、てんかん発作を起こしやすくすることがあります。他の病気で薬を服用する際は、必ず医師にてんかんがあることを伝えましょう。
- 体調不良・発熱: 発熱や感染症など、全身の体調が悪い時にも発作が起こりやすくなることがあります。
- 服薬忘れ: 抗てんかん薬を飲み忘れると、体内の薬の濃度が下がり、発作が起こりやすくなります。
これらの誘発原因を把握し、可能な限り避けるように心がけることが、発作のコントロールにおいて重要です。
てんかんになりやすい人・リスク因子
てんかんは誰にでも起こりうる病気ですが、特定の要因がある人は、そうでない人に比べててんかんを発症するリスクがやや高いと考えられています。
- 脳への損傷や病気の既往:
- 脳卒中(脳梗塞、脳出血)を経験した人
- 重度の頭部外傷を経験した人
- 脳炎や髄膜炎にかかったことがある人
- 脳腫瘍がある人
- アルツハイマー病や血管性認知症などの神経変性疾患がある人
- 出生時の問題:
- 難産や仮死など、出産時に脳に低酸素状態が起きた既往がある人
- 低出生体重児
- 家族歴:
- 血縁者にてんかんの人がいる場合、特定のタイプのてんかんでは発症リスクが高まることがあります。ただし、多くのてんかんは遺伝性が低いか、遺伝子が関わっていても必ず発症するわけではありません。
- 熱性けいれんの既往:
- 小児期に複雑型熱性けいれん(長時間続く、部分的な動きを伴うなど)を起こしたことがある場合、後にてんかんを発症するリスクがわずかに高まるとされています。単純型熱性けいれんの場合は、通常リスクは増加しません。
これらのリスク因子があるからといって、必ずてんかんを発症するわけではありません。あくまで統計的な傾向であり、不安を感じる場合は医師に相談することが大切です。
てんかんの診断と検査
てんかんの診断は、主に以下の情報や検査結果を総合的に判断して行われます。最も重要なのは、患者さん本人や家族など、発作を目撃した人からの詳しい情報(問診)です。
- 問診(発作の状況の詳細な聞き取り):
- てんかん診断において最も重要なステップです。
- 発作がいつ、どのような状況で始まったか?(睡眠中、覚醒時、特定の誘因があったかなど)
- 発作が始まる前に何か前兆はあったか?
- 発作中の具体的な症状は?(体の動き、意識の状態、表情、声、体の色など)可能であれば動画があると非常に有用です。
- 発作の時間はどのくらいか?
- 発作の後、どのような状態だったか?(意識の回復時間、混乱、眠気、頭痛、体の痛みなど)
- 過去にてんかんを思わせる発作や症状はなかったか?
- 既往歴(過去の病気、頭部外傷、周産期の問題など)
- 家族にてんかんやけいれんを起こす人がいるか?
- 現在服用している薬、アレルギーなど
- 生活習慣(睡眠時間、飲酒、ストレスなど)
- 脳波検査:
- てんかん診断に不可欠な検査の一つです。
- 頭皮に電極を装着し、脳の電気活動を波形として記録します。
- てんかん患者さんの脳波には、発作時だけでなく、発作と発作の間(発作間欠期)にもてんかん特有の異常な波形(棘波、鋭波、棘徐波複合など)が現れることがあります。
- 睡眠中の脳波や、光刺激・過呼吸を負荷する脳波などを行うこともあります。
- ただし、てんかんがある人でも脳波に異常が出ないこともありますし、逆に脳波に異常があってもてんかんではない場合もあります。あくまで診断の一要素として解釈されます。
- 脳画像検査(MRI、CT):
- てんかんの原因となる脳の構造的な異常(脳腫瘍、脳卒中、脳奇形、海馬硬化症など)がないかを確認するために行われます。
- MRIの方がCTよりも脳の細かい構造を鮮明に描出できるため、てんかんの原因検索にはMRIが推奨されることが多いです。
- 特に焦点てんかんや、成人になってから発症したてんかんでは、原因となる病変が見つかる可能性が高いため重要な検査です。
- 血液検査:
- 発作に似た症状を引き起こす可能性のある他の病気(低血糖、電解質異常、肝臓や腎臓の機能障害など)を除外するために行われることがあります。
- 抗てんかん薬を服用している場合は、薬の血中濃度や副作用の有無を確認するために定期的に行われます。
- その他の検査:
- てんかん外科を検討する場合など、より詳細な脳機能の評価が必要な場合には、長時間脳波モニタリング(ビデオ脳波同時記録)、PET、SPECT、MEGなどの専門的な検査が行われることもあります。
- 特定のてんかん症候群や代謝異常が疑われる場合には、遺伝子検査や代謝スクリーニング検査が行われることもあります。
これらの検査結果と問診による情報を総合的に判断し、てんかんの種類(てんかん分類)や原因を診断します。正確な診断は、最適な治療法を選択するために非常に重要です。
てんかんの治療法
てんかん治療の主な目標は、てんかん発作を完全に抑制し、患者さんが安全で質の高い日常生活を送れるようにすることです。多くのてんかんは、適切な治療によって発作をコントロールすることが可能です。
てんかん治療の中心は薬物療法(抗てんかん薬)です。
- 抗てんかん薬: 脳の神経細胞の過剰な電気活動を抑える作用を持つ薬です。現在、様々な種類の抗てんかん薬があり、てんかんのタイプ(焦点てんかんか全般てんかんか、具体的な発作型など)、患者さんの年齢、性別、併存疾患、副作用のリスクなどを考慮して、最も適した薬が選択されます。
- 通常は1種類の薬から少量で開始し、発作が抑制されるまで徐々に量を増やしていきます。
- 1種類の薬で効果がない場合や、複数の発作型がある場合には、複数の抗てんかん薬を組み合わせて使用することもあります(多剤併用療法)。
- 抗てんかん薬は、毎日決められた時間に、指示された量を正しく服用することが非常に重要です。飲み忘れると発作が起こりやすくなります。
- 抗てんかん薬には副作用が出ることがあります。眠気、めまい、ふらつき、発疹、吐き気など様々ですが、ほとんどは軽度で、体が慣れると軽減することが多いです。重篤な副作用は稀ですが、気になる症状が出た場合はすぐに医師に相談しましょう。自己判断で薬を中止するのは非常に危険です。
- 発作が長期間(通常2年以上)完全に抑制された場合、医師の判断のもと、慎重に薬を減量・中止できる場合もあります。しかし、自己判断での中止は絶対にいけません。
薬物療法で十分な効果が得られない「難治性てんかん」の場合には、他の治療法が検討されます。
- てんかん外科手術:
- てんんかんの原因となっている脳の病変(腫瘍、奇形、海馬硬化症など)が特定でき、その病変を切除しても脳の重要な機能(言語、運動など)に影響が出ない場合に検討されます。
- 手術によって発作が消失したり、著しく軽減したりする効果が期待できます。
- 手術が可能かどうかは、詳細な検査(長時間ビデオ脳波、脳画像、脳機能検査など)に基づいて慎重に判断されます。
- 迷走神経刺激療法 (VNS):
- 薬物療法や外科手術が難しい難治性てんかんに対して行われる治療法です。
- 左側の鎖骨の下に小さな装置を植え込み、頚部を通る迷走神経を電気刺激することで、脳の電気活動を抑制し、発作を軽減することを目指します。
- 発作が完全になくなることは稀ですが、発作の回数や重症度を減らす効果が期待できます。
- ケトン食療法:
- 特に小児の難治性てんかんに適用される食事療法です。
- 高脂肪・低炭水化物・適切なたんぱく質の食事によって、体内でケトン体が産生される状態を作り出し、これが脳の興奮を抑える効果があると考えられています。
- 専門家の指導のもとで行う必要があり、厳密な管理が必要です。
てんかんの治療は長期にわたることが多く、患者さんや家族が病気について正しく理解し、医療従事者と協力して取り組むことが重要です。
てんかん発作が起きた時の対応
てんかん発作を目撃した場合、適切な対応を知っておくことは非常に重要です。パニックにならず、落ち着いて対処しましょう。
やること | やってはいけないこと | 補足事項 |
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周囲の安全確保:
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口の中に物を入れる: 舌を噛むことを心配して、箸やタオルなどを口に入れるのは絶対にやめましょう。かえって口の中を傷つけたり、窒息の原因になったりする危険があります。 無理に体を押さえつける・揺さぶる: けいれんを止めようと体を強く押さえつけると、骨折などの怪我をさせてしまう可能性があります。発作は自然におさまります。 無理に起こそうとする: 発作後の混乱している状態の患者さんを無理に動かしたり、立たせたりすると、転倒したり抵抗されたりすることがあります。 水などを飲ませる: 意識が完全に回復する前に飲ませると、誤嚥(食べ物や飲み物が気管に入ってしまうこと)を引き起こす危険があります。 大声で呼びかけたり、刺激を与えたりする: 不要な刺激は、発作を長引かせたり、混乱を招いたりすることがあります。静かに見守りましょう。 |
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衣服を緩める: 首周りの衣服(ネクタイ、シャツの襟など)を緩め、呼吸を楽にする。 |
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横向きに寝かせる(回復体位):
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発作の様子を観察・記録する:
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静かに見守る: 発作は多くの場合、数分以内におさまります。発作がおさまるまで静かに見守りましょう。 |
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必要に応じて救急車を呼ぶ: 以下のいずれかに当てはまる場合は、迷わず119番に連絡してください。
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発作後:
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発作時の対応を知っておくことは、患者さん自身の安全を守るだけでなく、周囲の人々の不安を軽減することにも繋がります。可能であれば、てんかんを持つ本人だけでなく、家族や職場、学校の関係者など、身近な人も発作時の対応について知っておくと良いでしょう。
てんかん患者さんの日常生活
てんかんと診断されても、適切な治療と管理によって、多くの人が仕事、学業、趣味など、活動的な生活を送ることが可能です。てんかんがあることで、日常生活においていくつか注意すべき点や配慮が必要な場面があります。
日常生活で注意すべきこと(してはいけないこと)
- 服薬の遵守:
- 抗てんかん薬は、医師の指示通りに、毎日決まった時間に服用することが最も重要です。飲み忘れは発作を誘発する大きな原因となります。
- 薬の管理を工夫する(例:ピルケースを使う、リマインダーを設定するなど)ことが有効です。
- 自己判断での減量や中止は、発作の再発や重積状態を引き起こす非常に危険な行為です。必ず医師と相談してください。
- 発作誘発因子の回避:
- 睡眠不足、過労、過度のストレス、過度の飲酒などは発作の引き金となりやすいので、可能な限り避けるように心がけましょう。規則正しい生活を送ることが大切です。
- 特定の刺激(光点滅など)が発作を誘発するタイプのてんかんの場合は、その刺激を避ける工夫が必要です。
- 運転免許:
- てんかんのある人は、発作によって運転中に事故を起こすリスクがあるため、道路交通法によって運転免許の取得や更新に制限があります。
- 病状が安定しており、一定期間(通常2年以上)無発作であることなどの基準を満たせば、運転が認められる場合があります。詳細は主治医や運転免許センターに確認する必要があります。
- 無発作期間が基準を満たしていないにも関わらず運転することは、法律違反であるだけでなく、自分自身や他者の命に関わる非常に危険な行為です。
- 入浴、水泳:
- 入浴中に発作が起こると、溺れる危険性があります。一人での入浴は避け、家族に見守ってもらう、湯船にお湯をためすぎないなどの工夫が必要です。
- 水泳も同様に溺れるリスクが伴います。必ず監視員がいるプールを利用し、発作が起こった場合にすぐに気づいてもらえるよう、周囲の人に病気のことを伝えておくなどの配慮が必要です。
- 高所での作業、危険な機械の操作:
- 発作が起こると転落したり、怪我をしたりする危険があるため、高所での作業や危険な機械の操作を伴う仕事や活動は避けるべき場合があります。
- 仕事・学業:
- てんかんがあっても、多くの人が自分の能力を活かせる仕事や学業を続けることができます。
- 職場で発作が起こる可能性がある場合や、仕事内容に制限が必要な場合は、あらかじめ雇用主や同僚に病気について伝え、理解や協力を得ることで、安心して働くことができます。
- 学校生活でも、発作時の対応や、学業への影響に対する配慮が必要な場合があります。学校の先生や養護教諭と情報共有し、連携をとることが大切です。
- 妊娠・出産:
- てんかんのある女性が妊娠を希望する場合、計画的に専門医(てんかん専門医や産婦人科医)と相談することが非常に重要です。
- 妊娠中に抗てんかん薬を服用すると、胎児に影響を与えるリスクがゼロではありませんが、発作が頻繁に起こる方が母子ともに危険な場合が多いです。胎児へのリスクが比較的低い薬剤を選択したり、単剤で最小量にするなど、専門医の指導のもとで妊娠・出産を進めることができます。
- 心理的な側面:
- てんかんがあることで、将来への不安、病気へのスティグマ(偏見)、就労や対人関係の困難などから、うつ病や不安障害などの精神的な問題を抱えやすくなることがあります。
- 一人で抱え込まず、家族、友人、医療従事者、てんかん患者会などに相談し、サポートを得ることが大切です。
てんかんがあっても、これらの注意点を守り、周囲の理解と協力を得ることで、活動的な日常生活を送ることができます。病気と向き合い、上手に付き合っていくことが大切です。
てんかんの予後・予期せぬ突然死(SUDEP)について
てんかんの予後は多様です。多くのてんかんは適切な治療によって発作を抑制することが可能であり、発作が完全に消失する人もいます。しかし、一部には薬物療法で十分な効果が得られにくい難治性てんかんもあります。
てんかんと余命
てんかんそのものが直接の死因となることは稀ですが、てんかんを持つ人は、一般人口に比べて死亡率がやや高いという報告があります。これは、発作中の事故(転倒、溺水など)や、後述するSUDEP(てんかんに関連する予期せぬ突然死)、てんかんの原因となっている脳の病気、またはてんかんに合併しやすい他の疾患などが関連していると考えられています。
しかし、これはあくまで統計的な傾向であり、全てのてんかん患者さんの余命が短いということではありません。特に、抗てんかん薬によって発作が良好にコントロールされている人では、死亡率のリスクは一般人口と大きく変わらないという報告もあります。
重要なのは、適切な診断と治療を継続し、発作を可能な限り抑えること、そして発作時の安全対策を講じることです。これにより、事故やSUDEPのリスクを減らすことができます。
てんかんにおける予期せぬ突然死(SUDEP)
SUDEP(エスユーデップ:Sudden Unexpected Death in Epilepsy)とは、てんかん患者さんに起こる、発作以外の原因が特定できない突然死のことです。てんかんを持つ人が亡くなる原因の一つとして知られています。
- 発生率: SUDEPの発生率は比較的稀ですが、てんかん患者さんのタイプによってリスクは異なります。特に発作が薬で十分にコントロールできていない難治性てんかんの患者さん、特に全身の強直間代発作が頻繁に起こる患者さんでは、SUDEPのリスクが比較的高いと考えられています。年間発生率は、てんかん患者さん全体では1,000人に0.5~1人程度、難治性てんかんの患者さんでは1,000人に3~9人程度と推定されています。
- 原因: SUDEPの正確なメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、発作中の呼吸停止、心停止、脳機能の広範な抑制などが複合的に関与していると考えられています。特に夜間睡眠中に起こる強直間代発作中に発生することが多いとされています。
- リスク因子:
- 全身強直間代発作が頻繁に起こる(特に夜間睡眠中)
- 難治性てんかんである(複数の抗てんかん薬でも発作が抑制されない)
- 抗てんかん薬を飲み忘れることが多い
- 若年でてんかん発症
- てんかん発作重積状態の既往
- SUDEPのリスクを減らすために:
- 最も重要なのは、抗てんかん薬を毎日指示通りに服用し、発作(特に強直間代発作)を可能な限り抑制することです。
- 規則正しい生活を送り、睡眠不足や過労を避けることも重要です。
- 夜間睡眠中の強直間代発作がある場合は、一人で寝るのを避ける、発作を感知するアラームやモニタリング機器を使用する、といった対策が有効な場合があります。
- てんかん専門医と密に連携し、適切な治療と管理を継続することが、SUDEPのリスクを減らす上で最も効果的な方法です。
SUDEPはてんかん患者さんにとって不安な情報かもしれませんが、適切な情報と対策を知ることで、過度に恐れることなく、病気と向き合っていくことが可能です。SUDEPについて不安がある場合は、必ず主治医に相談してください。
てんかんに関するよくある疑問
てんかんについて、多くの人が疑問に思っていることや、誤解されやすいことがあります。ここでは、よくある質問にお答えします。
てんかんは大人になって突然発症しますか?
はい、てんかんは大人になってから初めて発症することも珍しくありません。てんかんは乳幼児期、学童期、思春期に発症のピークがありますが、高齢期にも再び発症率が上昇します。特に成人になってから発症したてんかんの場合、脳腫瘍、脳卒中(脳梗塞や脳出血)、頭部外傷の後遺症などが原因となっていることが比較的多い傾向があります。
「突然発症」と感じられることが多いですが、これはてんかん発作が予告なく突然起こる性質があるためです。実際には、脳の中に発作を起こしやすい状態(てんかん原性)が既に存在していた可能性があります。
もし成人になってから初めてけいれんや意識の変化など、てんかんを疑う症状が現れた場合は、放置せずに必ず医療機関(神経内科など)を受診し、原因を調べることが非常に重要です。
てんかん発作で死亡した芸能人はいますか?
過去に、著名人の中にてんかんに関連して亡くなったと報じられたケースはいくつか存在します。しかし、詳細な死因や病状については、プライバシーに関わるため一般的には公にされません。
前述の通り、てんかんそのものが直接的な死因となることは稀ですが、発作中の事故(例:入浴中の溺水、転倒による頭部外傷など)や、SUDEP(てんかんに関連する予期せぬ突然死)のリスクはゼロではありません。特に、発作が薬で十分にコントロールできていない難治性てんかんの場合、これらのリスクがやや高まります。
したがって、特定の個人名を挙げることは控えますが、てんかんを持つ人が発作によるリスクを抱えていることは事実です。しかし、これは適切な治療と管理によって、リスクを最小限に抑えることが可能な病気でもあります。不確かな情報や噂に惑わされず、主治医の指導に従い、安全に生活することが最も大切です。
てんかんに関する相談先・医療機関
てんかんを疑う症状がある場合や、てんかんと診断された場合は、早めに専門の医療機関を受診することが重要です。
- 受診すべき診療科:
- 神経内科: 成人のてんかんの専門医が多くいます。
- 脳神経外科: てんかんの原因が脳腫瘍や脳奇形などの構造的な病変である場合や、てんかん外科手術を検討する場合に受診します。
- 小児科: 小児のてんかんの専門医が多くいます。
- てんかん専門医: てんかんの診断・治療に詳しい医師です。日本てんかん学会のウェブサイトなどで、てんかん専門医やてんかん専門施設のリストを検索することができます。
- まずはかかりつけ医に相談し、適切な専門医を紹介してもらうのも良い方法です。
- てんかんに関する相談窓口・情報提供機関:
- 公益社団法人 日本てんかん協会: てんかん患者さんや家族のためのピアサポート、情報提供、相談事業、社会啓発活動などを行っています。各都道府県に支部があります。
- 難病情報センター: てんかんを含む様々な難病に関する医学的な情報や、医療費助成などの制度に関する情報を提供しています。
- 地域の保健所・精神保健福祉センター: てんかん患者さんの社会生活に関する相談(医療費、福祉制度、就労など)に応じてくれる場合があります。
- 患者会: 同じ病気を持つ人同士の情報交換や支え合いの場です。
てんかんは慢性的な病気であり、治療や日常生活において様々な困難や不安を感じることがあります。一人で抱え込まず、医療機関やこれらの相談窓口を活用することで、適切なサポートを受けながら病気と向き合っていくことが可能です。
まとめ
てんかん とは、脳の異常な電気活動によっててんかん発作を繰り返す慢性の脳疾患です。発作の症状は意識を失う全身のけいれんだけでなく、体のピクつき、感覚の変化、ぼうぜんとするなど、非常に多様です。原因も構造的な異常、遺伝、感染など多岐にわたりますが、中には原因が特定できない場合もあります。
てんかんの診断は、発作の詳細な問診と、脳波検査、脳画像検査などの結果を総合的に判断して行われます。治療の中心は抗てんかん薬による薬物療法であり、多くの場合、適切な服薬によって発作をコントロールすることが可能です。薬物療法で効果が不十分な場合には、外科手術などの他の治療法が検討されます。
てんかんがあっても、適切な治療を継続し、睡眠不足や過労などの発作誘発因子を避け、日常生活での注意点(運転、入浴など)に配慮することで、多くの人が活動的な生活を送ることができます。発作時の対応を知っておくことも、患者さん自身と周囲の人々の安全を守る上で重要です。
てんかんは予期せぬ突然死(SUDEP)のリスクもゼロではありませんが、発作を良好にコントロールすることが最も有効な予防策です。不安がある場合は、主治医と率直に話し合うことが大切です。
てんかんは適切な診断と治療、そして周囲の理解と協力があれば、決して特別な病気ではありません。てんかんを疑う症状がある場合や、てんかんと診断された場合は、一人で悩まず、早めに専門の医療機関や相談機関に相談しましょう。正しく病気を理解し、適切に対応することで、てんかんと共に自分らしい人生を送ることが可能です。
免責事項
この記事は、てんかんに関する一般的な情報提供を目的としています。個々の症状や状況は異なり、医学的な診断や治療は必ず医師や専門家にご相談ください。この記事の情報のみに基づいて、自己判断で治療法を変更したり、医療機関への受診を遅らせたりしないでください。記事内容の正確性には努めておりますが、その内容を保証するものではありません。
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