身体表現性障害の治療法とは?症状・原因から治し方まで徹底解説
身体に感じるつらい症状。検査をしても原因がはっきりしない、あるいは医学的な説明だけでは十分に症状を説明できない、という経験はありませんか。
もしかしたら、それは「身体表現性障害(現在は主に身体症状症と呼ばれます)」かもしれません。
身体表現性障害は、実際に身体的なつらさがあるにもかかわらず、その症状が心理的な要因と深く関連していると考えられる疾患です。この病気によって、日常生活に大きな影響が出ている方も少なくありません。
しかし、適切な治療法を知り、専門家のサポートを受けることで、症状の改善や、症状と上手に付き合いながら自分らしい生活を送ることは十分に可能です。この記事では、身体表現性障害(身体症状症)の具体的な治療法について、精神療法、薬物療法、リハビリテーションなど、多角的なアプローチを詳しく解説していきます。つらい症状に悩むあなたや、そのご家族が、治療への一歩を踏み出すための手助けとなれば幸いです。
身体表現性障害(身体症状症)とは?
身体表現性障害は、現在主に「身体症状症」という診断名で理解されています。これは、以前は複数の診断名に分かれていたものを、より実態に合わせて整理・統合されたためです。この病気は、身体的なつらさ(痛み、疲労、消化器症状、神経症状など)が中心ですが、その症状自体に加え、症状や健康に対する過度な考え、感情、行動を伴うことが特徴です。
身体症状症の方々は、実際に身体的な苦痛や不快感を感じています。しかし、医学的な検査や診察では、その症状を十分に説明できる身体的な病気が見つからなかったり、見つかったとしても症状の程度と医学的所見が一致しない場合があります。
身体表現性障害の定義と診断基準
「身体表現性障害」という名称は、精神疾患の診断・統計マニュアル第4版(DSM-IV)で使用されていましたが、最新版であるDSM-5では「身体症状症および関連症群」という章に再編成されました。その中で、「身体症状症」が主要な診断名として位置づけられています。
DSM-5における身体症状症の診断基準のポイントは以下の通りです。
- 1つ以上の身体症状が存在し、それがつらい、または日常生活に著しい障害をもたらしている。(具体的な症状の種類は問わない)
- 身体症状そのものに加えて、以下のいずれか1つ以上を特徴とする、身体症状または関連する健康問題についての過剰な思考、感情、または行動を伴う。
- 症状の重篤さに関する不釣り合いで持続的な思考。
- 健康または症状について持続的に強い不安を抱く。
- これらの症状または健康上の懸念に過剰な時間とエネルギーを費やす。
- これらの身体症状と過剰な思考、感情、行動は、通常6か月以上にわたって持続している。
つまり、単に身体症状があるだけでなく、その症状に対してどのように考え、感じ、行動するかに診断の焦点が当てられています。症状自体だけでなく、「症状へのとらわれ」や「健康に対する強い不安」が、病気の本質的な部分として捉えられているのです。
この診断基準により、「検査で異常がないから気のせいだ」と簡単に片付けられるのではなく、患者さんが実際に経験している苦痛や、それによる生活への影響をより深く理解し、適切なアプローチで治療を行うことが目指されています。
身体表現性障害の主な原因
身体症状症の原因は一つに特定できるものではなく、生物学的、心理学的、社会的な複数の要因が複雑に絡み合っていると考えられています。個々の患者さんによって、どの要因がより強く影響しているかは異なります。
1. 生物学的要因:
- 脳機能: 脳内の神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリンなど)の働きや、痛みを処理する脳の領域の機能異常などが関連している可能性が研究されています。これらの異常が、身体感覚に対する過敏さや、痛みを強く感じやすい体質に繋がる場合があります。
- 遺伝: 遺伝的な要因が関与している可能性も指摘されていますが、特定の遺伝子が直接病気を引き起こすというよりは、病気になりやすい体質や傾向を受け継ぐと考えられています。
- 自律神経の乱れ: ストレスなどにより自律神経のバランスが崩れると、消化器症状や心拍数の変化、めまいなど、様々な身体症状が現れやすくなります。
2. 心理的要因:
- ストレス・トラウマ: 慢性的または突発的なストレス、過去のつらい体験(虐待、事故、喪失体験など)が身体症状の引き金になったり、症状を悪化させたりすることがあります。心の中で処理しきれない感情が、身体症状として表現されるという考え方もあります。
- 感情の抑圧: 怒り、悲しみ、不安といった感情をうまく表現できない、あるいは抑圧してしまう傾向がある場合、それらの感情エネルギーが身体症状に変換されるという考え方があります。
- 完璧主義・心配性: 物事を完璧に行おうとする傾向や、些細なことでも過度に心配してしまう性格傾向がある場合、ストレスを感じやすく、身体症状へのとらわれが強まりやすいと言われます。
- 身体感覚への過敏さ: 生まれつき、あるいは後天的に、身体のわずかな変化や感覚に過敏に気づきやすく、それを危険なサインだと解釈しやすい傾向がある場合があります。
- 破局的思考: 少しの痛みや不調を「これは重大な病気の始まりだ」「もう治らないかもしれない」などと、最悪の事態に結びつけて考えてしまう思考パターンです。これが不安を募らせ、身体症状をさらに悪化させる悪循環を生み出します。
3. 社会的要因:
- 環境: 幼少期の安定しない環境、家族関係の問題、学校や職場でのストレスなど、周囲の環境が病気の発症や経過に影響を与えることがあります。
- 文化: 身体的な不調として苦痛を表現しやすい文化的な背景や、精神的な問題をオープンにしにくい社会的な雰囲気も関連する場合があります。
- 対人関係: 周囲からの理解やサポートが得られない場合、孤立感が深まり、症状が悪化することがあります。逆に、周囲からの過剰な心配や介入が、症状へのとらわれを強めてしまうこともあります。
これらの要因は独立しているのではなく、互いに影響し合っています。例えば、ストレス(社会的・心理的要因)が自律神経の乱れ(生物学的要因)を引き起こし、身体感覚への過敏さ(心理的要因)が症状へのとらわれ(心理的要因)を強める、といった具合です。
身体症状症の治療では、これらの様々な要因を包括的に捉え、それぞれの患者さんに合ったアプローチを選択していくことが重要になります。
身体表現性障害の具体的な治療法
身体症状症の治療は、単に身体症状を取り除くことだけを目的とするのではなく、身体症状に伴う苦痛や日常生活への影響を軽減し、患者さんが症状と上手に付き合いながら、より質の高い生活を送れるようになることを目指します。
治療の中心となるのは精神療法(心理療法)であり、必要に応じて薬物療法が併用されます。また、身体症状によって低下した身体機能や日常生活能力を回復させるためのリハビリテーションも有効なアプローチです。これらの治療法は、患者さんの症状の種類、重症度、原因、そして患者さん自身の希望や状況に合わせて、組み合わせて行われます。
精神療法(心理療法)によるアプローチ
精神療法は、身体症状症の治療において最も重要視されるアプローチの一つです。身体症状の背景にある心理的な要因に働きかけたり、症状に対する考え方や感じ方、行動パターンを修正したりすることで、症状の軽減や症状へのとらわれを和らげることを目指します。
認知行動療法(CBT)
認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy; CBT)は、身体症状症に対して最も科学的なエビデンス(根拠)が豊富であるとされている精神療法です。身体症状症に特化したCBTプロトコルも開発されています。
CBTでは、「認知(ものの考え方や捉え方)」と「行動」に焦点を当てます。身体症状症の場合、特に以下のような認知と行動パターンが問題視されます。
- 身体感覚に対する過敏さ: 体のわずかな変化や感覚(例えば、軽い腹痛、めまい、筋肉のぴくつきなど)に過度に気づきやすい。
- 破局的思考: 気づいた身体感覚を「これは深刻な病気のサインだ」「取り返しのつかないことになる」などと、最も悪いシナリオに結びつけて考えてしまう。
- 健康不安: 常に自分の体の状態を心配し、深刻な病気にかかっているのではないかという強い不安を抱く。
- 健康関連の行動の偏り:
- 過剰な確認行動: 頻繁に体温を測る、脈拍を測る、体を鏡で見る、インターネットで病気の情報を検索し続ける、繰り返し医療機関を受診するなど。
- 回避行動: 身体症状が出ることを恐れて、特定の活動(運動、仕事、外出など)を避けるようになる。
- 活動レベルの低下: 身体症状のために動けなくなり、活動量が著しく低下する。これにより、筋力低下や体力低下が生じ、さらに身体症状が悪化するという悪循環に陥る。
CBTでは、これらの問題のある認知や行動パターンを特定し、より健康的で適応的なパターンへと修正していくことを目指します。
CBTの具体的な進め方:
- アセスメントと病気の理解: セラピストが患者さんの身体症状、それに対する考え方、感情、行動パターン、そして生活状況などを詳しく聞き取ります。身体症状症のメカニズム(例えば、不安が自律神経を活性化させ、身体症状を悪化させるなど)について、患者さんが理解できるよう分かりやすく説明します。これは、「症状は気のせい」というメッセージではなく、「つらい症状は現実にあるが、考え方や行動パターンが症状を悪化させたり、症状への苦痛を強めたりしている可能性がある」という理解を促すものです。
- 認知の修正: 身体症状に対する非現実的で破局的な思考(例:「この頭痛は脳腫瘍に違いない」)を特定し、その考えの根拠を吟味し、より現実的でバランスの取れた考え方(例:「頭痛の原因は様々考えられる。疲労かもしれないし、専門医の診察で異常がないと言われたのなら、深刻な病気の可能性は低いだろう」)へと修正することを練習します。
- 行動の修正:
- 健康関連の確認行動の削減: インターネットでの検索を制限する、体温や脈拍の確認頻度を減らすなど、過剰な確認行動を段階的に減らす練習をします。最初は強い不安を伴いますが、不安に耐える経験を積むことで、確認行動をせずとも不安が時間とともに軽減することを学びます。
- 回避行動の克服と活動の活性化: 症状を恐れて避けていた活動に、無理のない範囲で段階的に取り組む練習をします(例:最初は短時間・短距離の散歩から始め、徐々に時間や距離を延ばす)。これにより、身体への信頼を取り戻し、活動レベルを向上させ、症状にとらわれず生活を楽しむことができるようになります。
- 感情調整とリラクセーション: 身体症状に伴う不安や抑うつといった感情に適切に対処するためのスキル(例:呼吸法、筋弛緩法、マインドフルネスなど)を学びます。これにより、自律神経の過剰な反応を抑え、身体症状を和らげる効果も期待できます。
- 問題解決スキルの向上: 身体症状によって生じる日常生活上の問題(例:仕事に行けない、人間関係の悩み)に対処するための問題解決スキルを学びます。
CBTは、通常週1回、数か月から半年程度の期間で行われることが多いですが、患者さんの状態や治療の進行度によって期間は異なります。セラピストとの協力を通じて、患者さん自身が新しい対処法を学び、実践していく能動的な治療法です。
精神力動的精神療法
精神力動的精神療法は、身体症状の背景に、無意識の葛藤、過去のつらい経験(特に幼少期の親子関係やトラウマ)、感情の抑圧などが関連していると考えるアプローチです。
この療法では、セラピストとの継続的な対話を通じて、自身の感情、思考パターン、対人関係のスタイル、そして過去の経験が現在の身体症状にどのように影響を与えているのかを探求します。患者さんが自分の内面について深く理解すること(インサイトまたは洞察を得ること)を目指します。
例えば、幼少期に感情を自由に表現することが許されず、怒りや悲しみを抑え込んできた経験がある場合、大人になってからその抑圧された感情が、説明のつかない身体の痛みや不調として現れていると考えることがあります。精神力動的精神療法では、こうした無意識のメカニズムに光を当て、感情を適切に表現できるようになることや、過去の経験を乗り越えることをサポートします。
CBTと比較すると、精神力動的精神療法はより長期にわたることが多く、症状そのものを直接的に操作するというよりは、症状を生み出していると考えられる心理的な根源にアプローチすることを目指します。全ての身体症状症の方に有効というわけではありませんが、特に過去のトラウマ体験や複雑な人間関係の問題が強く関連しているケースで有効な場合があります。
その他の精神療法
身体症状症に対して有効性が示唆されているその他の精神療法には、以下のようなものがあります。
- アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT): 身体症状そのものを無理に変えようとするのではなく、症状が存在することを受け入れ(アクセプタンス)、自分の人生で大切にしたい価値観に基づいた行動(コミットメント)を取ることに焦点を当てます。症状に囚われず、症状がありながらも充実した生活を送ることを目指します。
- 弁証法的行動療法(DBT): 感情の調節が苦手な方や、対人関係で困難を抱えやすい方に有効とされる療法ですが、一部の身体症状症の方にも応用されることがあります。感情調整スキル、対人関係スキル、苦悩耐性スキルなどを学びます。
- 集団精神療法: 身体症状症に悩む他の患者さんと共に、自分の経験を共有したり、お互いをサポートしたりしながら、病気への理解を深め、対処法を学ぶ療法です。同じ悩みを持つ人との繋がりは、孤立感を和らげ、病気と向き合う勇気を与えてくれます。
どの精神療法が適しているかは、患者さんの症状、性格、背景、そしてセラピストの専門性などによって異なります。治療開始前に、医師や専門家とよく相談することが大切です。
薬物療法によるアプローチ
身体症状症の治療において、薬物療法は精神療法を補完する役割として用いられることが一般的です。身体症状そのものを直接的に完全に消滅させる特効薬というわけではありませんが、身体症状症に伴う不安や抑うつといった精神症状を和らげたり、痛みの感覚を調整したりすることで、結果的に身体症状の軽減や症状への対処能力向上に繋がる場合があります。
使用される主な薬の種類と効果
身体症状症で主に用いられる薬の種類は以下の通りです。
- 抗うつ薬:
- 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI) や セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI) が第一選択薬として用いられることが多いです。これらの薬は、脳内のセロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質の働きを調整することで、不安や抑うつ気分を和らげる効果があります。身体症状症の方の多くが不安や抑うつを併存しているため、これらの症状の改善が身体症状の軽減にも繋がることがあります。
- さらに、SSRIやSNRIには、痛みの伝達経路に関与していると考えられており、慢性的な痛みを伴う身体症状症に対して鎮痛効果を示す場合があります。
- 三環系抗うつ薬が、特に慢性疼痛に対して用いられることもあります。
- 抗不安薬: 不安が非常に強い場合に、一時的に症状を和らげる目的で使用されることがあります。ただし、依存性のリスクがあるため、漫然と長期に使用することは避けるべきであり、必要な場合に最小限の期間だけ使用することが推奨されます。
- 鎮痛薬: 痛みが主な症状である場合、一般的な鎮痛薬が処方されることもありますが、効果がない場合や、漫然と使用することでかえって痛みが悪化する「薬剤誘発性頭痛」のような状態を引き起こす可能性もあるため、慎重な使用が必要です。身体症状症による痛みに対しては、前述の抗うつ薬が鎮痛効果を示す場合があるため、そちらが優先されることも少なくありません。
薬物療法の注意点と副作用
薬物療法を開始する際には、いくつかの注意点があります。
- 効果が出るまでの期間: 抗うつ薬の効果はすぐには現れず、通常服用を開始してから効果を実感できるようになるまで数週間から1ヶ月程度かかります。すぐに効果が出なくても、焦らずに医師の指示通り服用を続けることが大切です。
- 副作用: どのような薬にも副作用のリスクがあります。SSRIやSNRIの主な副作用には、吐き気、頭痛、眠気、めまい、口渇、性機能障害などがあります。ほとんどの場合、副作用は軽度で、服用を続けるうちに軽減することが多いですが、つらい副作用が出た場合は我慢せずに医師に相談してください。自己判断で薬を中止することは危険です。
- 用量調整: 効果や副作用を見ながら、医師が薬の種類や用量を調整します。最適な薬と用量を見つけるまでに時間がかかる場合もあります。
- 依存性: ベンゾジアゼピン系の抗不安薬は、長期間・高用量で使用すると依存性を形成するリスクがあります。必ず医師の指示された通りに使用し、自己判断で増量したり中止したりしないでください。
- 飲み合わせ: 他の薬やサプリメントを服用している場合は、必ず医師に伝えてください。飲み合わせによって薬の効果が変わったり、予期せぬ副作用が出たりする可能性があります。
- 自己判断での中止の危険性: 抗うつ薬を自己判断で急に中止すると、めまい、吐き気、しびれ、不眠、イライラといった離脱症状が出ることがあります。薬を中止したい場合や減らしたい場合は、必ず医師と相談し、医師の指示に従って徐々に減量していく必要があります。
薬物療法は、精神療法と組み合わせて行うことで、より効果的な治療が期待できます。薬はあくまで症状を和らげる手助けであり、根本的な問題に対処するためには精神療法によるアプローチが重要であるということを理解しておくことが大切です。
リハビリテーションとその他の治療法
身体症状症によって、身体的な機能が低下したり、症状への恐怖から活動を制限してしまったりすることがあります。このような状況に対して、リハビリテーションやその他の身体的なアプローチが有効な場合があります。
精神科リハビリテーション
精神科リハビリテーションは、精神疾患を持つ方が、病気や症状と付き合いながら、自分らしい生活や社会参加を実現するための様々なプログラムを提供します。身体症状症の方の場合、以下のような要素が含まれることがあります。
- 活動レベルの向上: 症状への恐怖や体力低下によって活動が制限されている場合に、段階的に運動や日常生活動作のレベルを上げていくことをサポートします。理学療法士や作業療法士が関与することもあります。
- 生活技能訓練(SST; Social Skills Training): 対人関係が苦手な場合や、症状について周囲にうまく伝えられない場合に、コミュニケーションスキルや問題解決スキルを身につける訓練を行います。
- 作業療法: 症状がありながらも、趣味や仕事、家事といった日常生活上の活動に再び取り組めるようになるためのサポートを行います。活動を通じて達成感を得たり、症状以外のことに注意を向けたりすることで、症状へのとらわれを軽減する効果も期待できます。
- 病気に関する心理教育: 身体症状症について正しく理解し、症状のメカニズムや対処法を学ぶことで、不安を軽減し、病気と向き合う力を高めます。
精神科リハビリテーションは、患者さんが症状を抱えながらも、より自立した、充実した生活を送ることを目指す現実的なアプローチです。
運動療法
適度な運動は、身体症状症の治療において非常に有効な補助療法となり得ます。身体症状症の方の中には、身体の感覚に過敏であったり、運動によって症状が悪化するのではないかと恐れて運動を避けていたりする方が多くいます。しかし、運動を避けることで体力や筋力が低下し、かえって身体の不調を感じやすくなるという悪循環に陥ることがあります。
運動療法の目的は以下の通りです。
- 身体機能の回復・維持: 適度な運動は、筋力、持久力、柔軟性を向上させ、身体の基本的な機能を維持・回復させるのに役立ちます。
- 身体への信頼回復: 運動を通じて、自分の体が意外と動くこと、運動しても症状が必ずしも悪化するわけではないことを経験することで、身体への信頼を取り戻し、症状への恐怖を軽減することができます。
- ストレス・不安の軽減: 運動は、ストレスホルモンの分泌を抑え、気分を安定させる脳内物質(エンドルフィンなど)を放出する効果があります。これにより、身体症状に伴う不安や抑うつを和らげることができます。
- 睡眠の質の向上: 適度な運動は、良い睡眠を促し、疲労感の軽減に繋がります。
- 症状以外のことに注意を向ける: 運動に集中することで、身体症状へのとらわれから一時的に離れることができます。
運動療法の進め方:
- 無理のない範囲から始める: いきなり激しい運動をするのではなく、ウォーキング、ストレッチ、軽い体操など、現在の体力や症状に合わせて無理のない範囲から開始します。
- 段階的に負荷を上げる: 症状を観察しながら、徐々に運動の時間や強度を上げていきます。
- 継続する: 一度きりではなく、習慣として継続することが重要です。
- 楽しさを見つける: 自分が楽しめる運動を見つけると、継続しやすくなります。
- 専門家と相談: どのような運動から始めればよいか分からない場合や、運動中に症状が悪化しないか心配な場合は、医師や理学療法士などの専門家に相談しながら進めると良いでしょう。
運動療法は、薬物療法や精神療法と並行して行うことで、治療効果を高めることが期待できます。ただし、症状が非常に重い場合や、特定の身体疾患が隠れている可能性がある場合は、必ず医師の指示に従って運動を行ってください。
治療を成功させるための重要なポイント
身体症状症の治療は、患者さん自身の積極的な取り組みが非常に重要となる病気です。専門家による治療を受けるだけでなく、ご自身や周囲の方がどのように治療に関わるかが、回復の道のりを大きく左右します。
医師との信頼関係の築き方
身体症状症の治療において、医師(精神科医、心療内科医など)やセラピストとの良好な信頼関係は不可欠です。つらい身体症状を抱えながらも、検査で異常がないと言われたり、「気のせい」だと言われたりした経験から、医療者に対して不信感を抱いている方も少なくありません。しかし、信頼できる専門家と共に治療を進めることが、回復への第一歩となります。
信頼関係を築くために大切なこと:
- 症状を正直に伝える: 感じている身体的なつらさ、それによって困っていること、不安に思っていることなどを、遠慮なく医師に伝えてください。些細だと思うことでも、診断や治療のヒントになることがあります。
- 疑問点や懸念を尋ねる: 診断名、治療法、薬の効果や副作用、治療期間など、分からないことや心配なことがあれば、納得がいくまで質問してください。医師はそれに分かりやすく答える義務があります。
- 治療計画について話し合う: どのような治療法があり、どれが自分に合っているか、治療の目標は何かなど、医師と対等な立場で話し合い、共に治療計画を立てていく意識を持つことが大切です。
- 医師の専門性を尊重する: 医師は身体症状症に関する専門知識を持っています。症状の原因や治療法についてインターネットなどで情報を得ることも役立ちますが、得た情報について医師に相談し、専門的な見解を聞くようにしましょう。自己判断で治療を中断したり、医師に無断で他の治療を試したりすることは避けてください。
- セッションの継続: 精神療法や定期的な診察を継続して受けることが、信頼関係を深め、治療効果を高める上で重要です。
医師もまた、患者さんの話を丁寧に聞き、病気について分かりやすく説明し、共感的な態度で接することで、信頼関係の構築に努めます。もし、現在の主治医との相性が合わないと感じる場合は、他の医療機関を検討することも一つの選択肢です。
家族や周囲ができる対応
身体症状症は、本人だけでなく、家族や周囲の人々にとっても理解しにくく、対応に悩むことの多い病気です。しかし、家族や周囲の適切なサポートは、患者さんの回復にとって大きな力となります。
家族や周囲の方ができること:
- 病気について正しく理解する: 身体症状症は「気のせい」や「怠け」ではなく、脳機能や心理的な要因が複雑に絡み合った病気であることを理解しましょう。本人は実際に身体的な苦痛を感じており、それは嘘ではありません。
- 症状を否定しない: 「考えすぎだ」「気の持ちようだ」といった、症状を否定するような言葉は、本人の苦痛を増幅させ、孤立感を深めてしまいます。「つらいね」「大変だね」と、本人が感じている苦痛に共感的な姿勢を示しましょう。
- 過剰な介入や心配を避ける: 心配するあまり、過剰に干渉したり、常に症状を気遣ったりすることは、かえって本人の「病人としての役割」を強化し、症状へのとらわれを強めてしまうことがあります。必要なサポートは提供しつつも、本人の自立を促し、症状以外の側面に目を向けるように促しましょう。
- 回復を焦らせない: 身体症状症の治療は長期にわたることが多く、症状には波があります。すぐに良くならなくても、焦らず、本人のペースを尊重し、小さな変化や努力を認め、励ますことが大切です。
- 症状以外の話題を提供する: 症状のことばかり話すのではなく、趣味や世間の出来事など、症状以外の話題を振ることで、症状から注意をそらし、気分転換を促すことができます。
- 家族自身のケアも大切に: 身体症状症の家族をサポートすることは、大きな負担を伴います。家族自身も休息を取ったり、支援団体や専門家からサポートを受けたりすることが重要です。家族が心身ともに健康でいることが、本人へのサポートにも繋がります。
- 治療への同行や情報共有: 必要であれば、診察に同行し、医師から説明を聞いたり、本人の状態について情報を提供したりすることも有効です。ただし、本人の同意を得ることが前提です。
家族は、患者さんにとって最も身近な存在です。適切な理解と温かいサポートを提供することで、患者さんが安心して治療に取り組み、回復に向かうための大きな支えとなることができます。
身体表現性障害と転換性障害の違い
DSM-5では「身体症状症および関連症群」という同じ章に分類されていますが、身体症状症と転換性障害にはいくつかの特徴的な違いがあります。かつてはどちらも「身体表現性障害」に含まれていましたが、診断基準の変更により区別されるようになりました。
以下に、それぞれの特徴を比較した表を示します。
特徴 | 身体症状症(身体症状症) | 転換性障害(機能性神経症状症) |
---|---|---|
主な症状の種類 | 多様。痛み、疲労、消化器症状、神経症状など、特定の臓器やシステムに限定されないことが多い。つらい身体症状全般。 | 神経学的な疾患や医学的状態に類似した症状が多い。麻痺、脱力、異常運動、歩行障害、感覚消失、視力・聴力障害、非てんかん性発作など。 |
症状への反応 | 症状や健康状態への過度な心配、不安、とらわれが顕著。健康関連の行動に過剰な時間・エネルギーを費やす。 | 症状があるにも関わらず、症状に対する苦痛や関心が比較的少ないことがある(「美しい無関心:La belle indifférence」)。ただし、これは常にみられるわけではない。 |
症状のメカニズム | 身体感覚の過敏性、破局的思考、慢性ストレス、感情の抑圧など、複合的な要因が関与すると考えられる。 | 心理的ストレスや葛藤が、身体症状という形で無意識的に「転換」されると考えられてきた。神経系の機能的な問題として捉えられる。 |
診断上のポイント | つらい身体症状に加えて、症状への過剰な思考・感情・行動があるか。これらの特徴が診断の核となる。 | 症状が神経学的疾患と一致しない(矛盾がある)が、臨床的に重大な苦痛や障害を引き起こしているか。心理的要因との関連が示唆されることが多い。 |
解説:
- 身体症状症は、幅広い身体症状に対して、患者さんがどのように反応するか(過剰な心配や行動)に焦点を当てた診断です。症状の種類そのものよりも、症状に伴う心理的な側面が重視されます。
- 転換性障害は、特に神経学的な症状(麻痺やけいれんなど)に類似した症状が出現し、その症状が医学的に説明できない場合に診断されることが多いです。症状に対する本人の苦痛の程度が、医学的な所見と比較して低い場合があるという特徴が指摘されることもあります。
どちらの病気も、身体的な苦痛は本人にとって現実であり、その背景に心理的要因が関わっている可能性があるという点は共通しています。しかし、DSM-5では上記のような違いに基づいて区別されており、治療アプローチも若干異なる場合があります。いずれにしても、正確な診断と適切な治療のためには、専門医の診察が不可欠です。
身体表現性障害の治療期間と予後
身体症状症の治療期間は、個々の患者さんの症状の種類、重症度、罹病期間、併存疾患の有無、そして治療への取り組み方などによって大きく異なります。一般的に、身体症状症の治療は長期にわたることが多い傾向があります。
- 急性期: 症状が最もつらい時期は、症状の軽減を目指した集中的な治療(精神療法、薬物療法など)が行われます。この期間は数週間から数か月程度かかることがあります。
- 回復期: 症状が落ち着いてきたら、症状と上手に付き合いながら日常生活を送るためのスキルを習得したり、再発予防のためのメンテナンスを行ったりします。この期間は数か月から年単位に及ぶこともあります。
- メンテナンス期: 症状が安定している場合でも、再発を防ぎ、維持するために定期的な精神療法や診察を続けることがあります。
身体症状症は、完全に症状がゼロになることを目指すよりも、症状の程度を軽減し、症状があっても日常生活の質を維持・向上させることを目標とすることが現実的である場合があります。根気強く治療を続けること、そして治療で学んだ対処法を日常生活で実践していくことが、予後を左右する重要な要素となります。
予後について:
身体症状症の予後は、患者さんの状態や治療への取り組み方によって大きく異なります。
- 良好な予後が期待できるケース:
- 比較的若年で発症した場合。
- 症状の種類が限定されている場合。
- 症状が出現してから比較的短い期間で治療を開始した場合。
- 不安や抑うつなどの精神症状の程度が軽い場合。
- 知的な機能や社会適応能力が高い場合。
- 家族や周囲からのサポートが得られる場合。
- 精神療法に積極的に取り組める場合。
- より慎重な経過をたどるケース:
- 高齢で発症した場合。
- 症状が長期間続いていたり、複数の身体部位にわたる場合。
- 重度の不安、抑うつ、パーソナリティ障害などを併存している場合。
- 治療に対する抵抗が強い場合や、医療者への不信感が強い場合。
- 社会的孤立が大きい場合。
身体症状症は再発しやすい側面もありますが、適切な治療と自己管理によって、症状をコントロールし、社会生活や職業生活を維持・改善することは十分に可能です。症状そのものに一喜一憂するのではなく、症状があってもいかに自分らしく生きていくか、という視点を持つことが大切です。治療の過程で、症状との付き合い方を学び、身体への信頼を取り戻し、自分自身の心と体の声に耳を傾けられるようになることが、長期的な回復に繋がります。
身体表現性障害の治療が受けられる医療機関の選び方
身体症状症の治療は、専門的な知識と経験を持つ医療機関で受けることが重要です。適切な医療機関を選ぶことは、治療の第一歩となります。
身体症状症の治療は主に以下の医療機関で提供されています。
- 精神科・心療内科クリニック:
- 身近な地域にあり、比較的受診しやすい場合が多いです。
- 精神療法(特に認知行動療法)に力を入れているクリニックや、心理士などの専門スタッフがいるクリニックを選ぶと良いでしょう。
- 予約制の場合が多いので、事前に確認が必要です。
- 軽症から中等症の身体症状症の治療に適しています。
- 総合病院・大学病院の精神科・心療内科:
- 重症の場合や、診断が難しい場合、他の身体疾患との鑑別が必要な場合などに適しています。
- 様々な専門医(内科、神経内科など)との連携が取りやすいメリットがあります。
- 入院設備がある場合もあり、集中的な治療が必要な場合に選択肢となります。
- 初診までに時間がかかる場合があります。
医療機関を選ぶ際のポイント:
- 身体症状症や心身症の治療経験が豊富か: 医療機関のウェブサイトや、口コミなどを参考に、身体症状症や心身症の治療に力を入れているか、経験豊富な医師がいるかを確認しましょう。
- 治療方針は自分に合っているか: 精神療法(特に認知行動療法)を重視しているか、薬物療法はどのように考えられているかなど、治療方針が自分の考えや希望に合っているか確認しましょう。可能であれば、初診時に医師に質問してみましょう。
- 通いやすさ: 精神療法などは継続して通院することが重要です。自宅や職場からのアクセスが良いか、予約が取りやすいかなども考慮しましょう。
- 医師やスタッフとの相性: 治療は医療者との協力関係が不可欠です。初診で医師やスタッフとの相性を見極めることも大切です。話しやすいか、信頼できそうかなどを感じ取ってみましょう。
- 心理士などの専門スタッフがいるか: 精神療法は医師だけでなく、専門の心理士(臨床心理士、公認心理師など)が行う場合が多いです。心理士が常駐しているか確認すると良いでしょう。
- 紹介状の必要性: 総合病院などでは、他の医療機関からの紹介状が必要な場合があります。事前に確認しましょう。
受診の準備:
- 症状についてメモしておく: いつから、どのような症状があるのか、症状の程度、頻度、症状が出やすい状況、症状によって困っていることなどを具体的にメモしておくと、診察時にスムーズに伝えることができます。
- 服用中の薬があればリストアップ: 現在服用している全ての薬(処方薬、市販薬、サプリメントなど)をリストアップしておきましょう。
- これまでの検査結果など: 他の医療機関で受けた検査の結果や診断書などがあれば、持参すると良いでしょう。
最初から「この医療機関でなければならない」と決めつけず、いくつかの医療機関を検討し、自分に合った場所を見つけることが大切です。不安な場合は、まず地域の精神保健福祉センターなどに相談してみるのも良いでしょう。
免責事項:
本記事は身体表現性障害(身体症状症)の治療法に関する一般的な情報を提供するものであり、個別の症状や状況に対する診断・治療を保証するものではありません。記載されている治療法は一般的なものであり、全ての方に有効とは限りません。実際の診断や治療に関しては、必ず医療機関を受診し、医師の診断と指導に従ってください。本記事の情報に基づいて行った行動によって生じたいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いません。
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