五月病かも?ゴールデンウィーク明けのストレスに注意!
「五月病」という言葉はよく聞くけれど、具体的な症状や原因、治す方法については知らないという方も多いのではないでしょうか。
今回は五月病についてお話します。
4月に就職・進学したものの新しい環境に馴染めなかったり、緊張や不安からストレスを感じたりする方が増加する5月。五月病はその「ストレス」が大きく関わっています。
今までに経験したことのない環境におかれて強いストレスを感じた場合は、五月病にならないためのストレスケアを実践しましょう。
五月病の症状となりやすい人の特徴
五月病は下記のような症状が現れます。
- ・不安、緊張、イライラする
- ・倦怠感がありやる気がでない
- ・食欲不振が続く
- ・寝つきが悪く、寝ても疲れがとれない
- ・頭痛、めまい、動悸
真面目で責任感が強く、熱心で他の人と良好な関係を保とうとする方ほど、五月病になりやすいと言われています。
2018年に、全国20代~50代の有識者1,000人を対象に行われた「ビジネスパーソンが抱えるストレスについての調査」(※)のうち、五月病に関するアンケート結果で男性21.6%、女性25.0%が五月病になったことがあると回答しています。
年代別で最も多く五月病になったと回答したのは、男性30代、女性20代という結果で、特に20代女性は39.2%と約4割の方が五月病の経験があるようです。
また、五月病になったと思われる原因の1位は「入社」、次いで「人間関係の変化」、「転職」となっています。
人生の転機に環境が変化すると、五月病が発症しやすいと言えるでしょう。
特に新社会人や新入生は、息抜きの方法やタイミングが分からず、期待に応えようと頑張りすぎてしまうとストレス原因となりますので注意が必要です。
五月病にならないために出来ること
五月病を予防するために自分に合ったストレス発散法を持つことが大切です。
- ・友人、同僚、同期など悩みを話せる相手と会話の機会を増やす
- ・バランスの良い食事を心がける
- ・適度な運動でリフレッシュする
- ・早寝早起きを心がけ、生活リズムを整える
食べることが好きならおいしい食事、スポーツが好きなら身体を動かすなど、自分に合ったストレス発散方法で、うまくストレスと距離を置きましょう。
五月病予防におすすめの食材に「えのき」があります。
抗ストレス効果があると言われているえのきを使った味噌汁は、簡単に作れておすすめです。
えのきにはビタミンB1が多く含まれており、疲労回復や食欲増進効果が期待できる食材です。
他にもGABAという天然のアミノ酸が含まれています。
GABAには自律神経のバランスを整えリラックスさせる働きもあるため、安眠の効果も期待できるでしょう。
もしかして五月病かも?と思ったら
「五月病の症状が自分にも当てはまるので不安」という方は、まずは専門医に相談することをおすすめします。
どんな些細なことでも今までと何かが違うと感じたら、無理せず精神科・心療内科などに相談しましょう。
症状がひどくなる前に対処することが重要です。
【プロフィール】
小松 祐
四国地方出身、東京在住のWEBライター。
IT・WEB業界にWEBサイト管理者として携わりながら執筆活動を続けている。
小さい頃から文字と慣れ親しみ、書道の段位は特待生だった。
友人の精神疾患をきっかけに、精神科や心療内科について関心を持つようになる。
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