秋にかけてストレス・うつ病に注意!
日本で猛暑が続く夏、厚生労働省から、初の「メンタルヘルス全国調査」の実施方針を固めたという発表がありました。
2020年4月から5月の精神状態やストレスへの対処法を記入し、不調のサインが出ていないかどうか等の調査を、インターネット上で2020年8月以降、性別・年齢問わず1万人を対象に調査を実施するとのことです。
コロナ禍においてのメンタルヘルス調査を実施するほどの状況の中、今年の夏、長期休暇でリフレッシュできたという方は少ないのではないでしょうか。
「帰省」「旅行」ができない?
例年であれば、お盆休みで家族のいる実家に帰省したり、仲の良い友人と普段行けないところへ旅行をしてみたりと、夏の長期休暇は心身をリフレッシュするのに最適な期間だと言えたでしょう。
しかし、2020年は新型コロナウイルス(COVID-19)が世界的な問題となり、日本で非常事態宣言の発令・解除から数ヶ月が経った現在も、感染者数が連日報道されています。
そのような状況下で、特に感染者数の多い都市部からの移動は推奨されていないのが現状です。
「田舎に帰省するなと言われている」
「コロナの影響で楽しみにしていた旅行の予定がなくなった」
など、今までは問題なくできた行動が制限されれば、ストレスを抱えやすい環境が生まれてしまいます。
夏の長期休暇後は秋うつに注意!
長い休暇であるほど、思うように行動できなかった場合の影響は大きく、もやもやとした感情を長期間抱えてしまいがちです。
それがストレスであると気付いて早期に対処できれば良いのですが、気付かないまま過ごして蓄積し、季節の変わり目にうつ病が発症する場合もあります。
また、長期休暇後のストレスが直接の原因でなくても、秋は特にうつ病が発症しやすい季節です。
いわゆる『秋うつ』と呼ばれる「季節性感情障害(季節性うつ病)」が、1984年にアメリカの精神医学者によって発表・命名されました。
秋うつは、夏から秋・冬にかけての日照時間が短くなると、「セロトニン」と呼ばれる脳内物質が生産されづらいうえ、ストレスによってセロトニンの働きが弱まることが発症の要因と言われています。
コロナ禍でも秋うつを予防するために
- ・感染対策をしつつ日光を浴びることを心掛ける
- ・ストレスを抱えにくい環境に身を置く
- ・ストレスに対して早期に対処する
「眠れない」「食欲がない」「倦怠感や気分の落ち込みが続いている」などの、うつ病の可能性がある症状に気付いたらすぐに心療内科やうつ病専門クリニックの受診をおすすめします。
品川メンタルクリニックの
新しいうつ病治療法
品川メンタルクリニックでは、『磁気刺激治療(TMS治療)』という新しい治療法に取り組んでいます。
TMS治療とは、脳内に直接電気刺激を与えることで、弱まっていた脳内物質の働きの活性化を図る治療法です。
一般的な心療内科・精神科においては薬物を活用して治療に取り組むことが多く薬剤調整の難しさや、副作用が現れ自己判断で服薬を中断してしまうなどの事例もあります。
既に薬物治療を行っていてなかなか効果が現れない方といった方は、品川メンタルクリニックをセカンドオピニオンとしての利用も可能です。
現在行っている薬物治療と並行して治療に取り組むこともできますので、公式サイトからぜひご相談、お問い合わせください。
【プロフィール】
小松 祐
四国地方出身、東京在住のWEBライター。
IT・WEB業界にWEBサイト管理者として携わりながら執筆活動を続けている。
小さい頃から文字と慣れ親しみ、書道の段位は特待生だった。
友人の精神疾患をきっかけに、精神科や心療内科について関心を持つようになる。
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