摂食障害の薬物療法|種類・効果・知っておくべきこと
摂食障害は、食事や体重に対する考え方や行動に異常が見られる精神疾患です。単に食事が偏るというだけでなく、心と体に深刻な影響を及ぼすため、専門的な治療が必要となります。治療法には精神療法、栄養療法など様々なアプローチがありますが、その中でも薬物療法は、特定の症状を和らげたり、合併症を治療したりする上で重要な役割を果たすことがあります。しかし、「摂食障害の薬ってどんなもの?」「飲むとどうなるの?」といった疑問や不安を感じる方も少なくありません。この記事では、摂食障害の治療における薬の位置づけや種類、効果、注意点について、専門的な視点から分かりやすく解説します。治療でお悩みの方、薬についてもっと知りたいと考えている方の参考になれば幸いです。
摂食障害の薬物療法とは?効果や副作用、治療の注意点
摂食障害の治療は、非常に複雑で個別性の高いものです。単一の治療法で全ての症状に対応できるわけではなく、多くの場合、複数のアプローチを組み合わせて行われます。その中で薬物療法は、あくまで治療全体の一部として位置づけられています。
摂食障害の治療における薬の位置づけ
摂食障害の治療において、薬は中心的な治療法というよりは、他の治療法をサポートする補助的な役割を担うことが多いです。特に、摂食障害に伴って現れる様々な精神症状や身体的な不調を和らげる目的で使用されます。
薬だけで治る?他の治療法との組み合わせ
残念ながら、現在のところ、摂食障害の中核的な症状(例えば、痩せたいという強迫的な思いや、過食・嘔吐の衝動そのもの)を直接的に「治す」薬は存在しません。そのため、薬物療法だけで摂食障害が完治することは稀です。
摂食障害の治療では、認知行動療法(CBT)や弁証法的行動療法(DBT)といった精神療法、栄養状態の改善や正常な食行動の獲得を目指す栄養療法・食事指導が中心となります。薬はこれらの治療の効果を高めたり、治療を継続しやすくするために用いられます。
例えば、重度のうつ状態や強い不安がある場合、薬でこれらの精神症状を和らげることで、精神療法に集中しやすくなったり、日常生活の困難さが軽減されたりします。また、過食嘔吐を繰り返す方の場合、衝動性を抑えるために薬が処方されることもあります。このように、薬は「摂食障害そのもの」を標的とするのではなく、それに「伴って現れる症状」や「合併症」を和らげる役割が大きいと言えます。
包括的な治療計画の中で、精神療法、栄養療法、そして必要に応じて薬物療法を組み合わせ、患者さん一人ひとりの状態や目標に合わせて進めていくことが、回復への鍵となります。
薬を使う目的(症状緩和、合併症治療)
摂食障害の治療で薬が使われる主な目的は以下の通りです。
- 精神症状の緩和:
- うつ症状や気分の落ち込みを和らげる
- 不安感や緊張を軽減する
- 強迫観念や衝動性を抑える
- 不眠を改善する
- 身体合併症の治療・緩和:
- 吐き気、腹痛、便秘などの消化器症状を和らげる
- 電解質異常に伴う症状を管理する(ただし、電解質異常そのものには点滴など別の治療が必要)
- 栄養状態の悪化に伴う身体的な不調(疲労感など)を間接的に改善する
拒食症の低体重そのものや、過食の衝動そのものを直接なくす薬はありませんが、それに伴う苦痛を和らげることで、患者さんが回復への意欲を持ちやすくなったり、治療への抵抗感が軽減されたりする効果が期待できます。
このように、薬物療法は摂食障害という複雑な病気に対処するための多角的なアプローチの一環として、患者さんの苦痛を軽減し、他の治療の効果を引き出すための重要な手段となり得るのです。
摂食障害に使われる主な薬の種類と効果
摂食障害の治療に使われる薬は、主に患者さんが抱える精神症状や身体合併症の種類に応じて選択されます。ここでは、代表的な薬の種類とそれぞれの効果について解説します。
抗うつ薬(SSRIなど)
摂食障害の治療において、最も頻繁に用いられる薬の一つが抗うつ薬です。特に、うつ症状や不安、強迫症状を伴う場合に有効性が期待されます。
中でも、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と呼ばれる種類の抗うつ薬が第一選択薬となることが多いです。SSRIは、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの働きを調整することで、気分の落ち込みや不安感を和らげると考えられています。過食や嘔吐を繰り返す神経性過食症(ブルミア神経症)に対しては、SSRIが過食や嘔吐の頻度を軽減する効果があるという報告もあります。
SSRIの例としては、フルボキサミン、パロキセチン、セルトラリン、エスシタロプラムなどがありますが、どの薬を選択するかは、患者さんの症状、他の病気の有無、これまでの治療経過などを総合的に考慮して医師が判断します。
ただし、神経性食欲不振症(アノレキシア神経症)で極端に体重が少ない状態では、SSRIの効果が限定的であったり、副作用が出やすかったりする場合があるため、使用には慎重な判断が必要です。
抗精神病薬
抗精神病薬と聞くと、統合失調症のような病気をイメージされるかもしれませんが、摂食障害の治療でも少量用いられることがあります。主な目的は以下の通りです。
- 強い不安や緊張の緩和: 特に症状が重く、強い不安や焦燥感を伴う場合に、精神的な落ち着きをもたらすために使用されることがあります。
- 衝動性の抑制: 過食や嘔吐、自己傷害行為などの衝動的な行動を抑える目的で検討されることがあります。
- 歪んだ身体イメージへの対処: まれに、自分の体型に対する認識が極端に歪んでしまい、それが修正困難な「妄想的」なレベルになっている場合に、補助的に使用されることがあります。
少量を使用することが多いため、統合失調症治療で見られるような重い副作用(錐体外路症状など)は比較的少ないですが、眠気や体重増加などの可能性はあります。使用の判断は、精神症状の重症度や患者さんの状態を慎重に見極めて行われます。
漢方薬
西洋医学的な治療と並行して、補助的に漢方薬が用いられることもあります。漢方薬は、個々の患者さんの体質や症状(「証」といいます)に合わせて処方されるため、同じ摂食障害でも使う漢方薬は異なります。
摂食障害に対して漢方薬が使われる主な目的は以下の通りです。
- 胃腸症状の改善: 拒食による胃もたれ、便秘、過食嘔吐による消化器系の不調などに対して、消化機能を整える目的で使用されることがあります。
- 精神的な不調の緩和: 不安、イライラ、不眠といった精神的な症状に対して、心身のバランスを整える目的で処方されることがあります。
- 体力や気力の回復: 低栄養状態や疲労感に対して、体力や気力を補う目的で検討されることがあります。
漢方薬は西洋薬に比べて穏やかな効果が期待される一方、効果が出るまでに時間がかかったり、特定の体質に合わなかったりすることもあります。また、副作用が全くないわけではないため、必ず専門知識のある医師や薬剤師の指導のもとで使用することが重要です。
その他(吐き気止め、下剤など対症療法薬)
摂食障害に伴う特定の身体症状を緩和するために、対症療法薬が処方されることがあります。
- 吐き気止め: 過食嘔吐を繰り返す方が、過食後の吐き気や胃のむかつきを訴える場合に処方されることがあります。しかし、吐くことを助長する目的で使用することは適切ではありません。
- 下剤: 拒食症に伴う頑固な便秘に対して処方されることがあります。ただし、下剤の乱用は電解質異常や腸の機能低下を招く危険があるため、使用は最小限にとどめ、医師の指示に従うことが非常に重要です。特に、過食嘔吐型で下剤を乱用している方には、安易な処方は避けられます。
- 胃酸分泌抑制薬: 嘔吐による逆流性食道炎や胃の痛みを和らげるために使用されることがあります。
これらの対症療法薬は、あくまでその時の不快な症状を一時的に和らげるためのものです。摂食障害そのものを治す効果はないため、これらの薬に頼りすぎるのではなく、根本的な治療と並行して使用する必要があります。また、自己判断での長期使用や過量使用は、かえって健康を損なうリスクがあるため、絶対に避けてください。
薬物療法の効果と注意点
摂食障害の薬物療法は、正しく用いれば症状の緩和に役立ちますが、効果が現れるまでには時間がかかったり、副作用が出たりすることもあります。また、自己判断で薬を扱うことには危険が伴います。
薬の効果を感じ始めるまでの期間
摂食障害でよく使われるSSRIなどの抗うつ薬は、服用を開始してすぐに効果が現れるわけではありません。多くの場合、効果を実感できるようになるまでに数週間から1ヶ月以上かかることがあります。
服用を開始したばかりの頃は、効果を感じられないだけでなく、軽い吐き気や胃の不快感、眠気やソワソワ感といった副作用が出やすい時期でもあります。このため、「効果がない」「副作用がつらい」と感じて、すぐに服用をやめてしまう方もいますが、これは非常にもったいないことです。
薬の効果が十分に出るまでには時間が必要ですし、副作用も多くの場合、飲み続けるうちに軽減していきます。医師は、効果と副作用のバランスを見ながら、適切な量や薬の種類を調整していきます。すぐに効果が見られなくても焦らず、医師の指示通りに服用を続けることが大切です。効果や副作用について不安な点があれば、必ず診察時に医師に相談してください。
よくある副作用と対処法
摂食障害の治療で使われる薬にも、残念ながら副作用は存在します。よく見られる副作用には以下のようなものがあります。
薬の種類 | よくある副作用 | 対処法 |
---|---|---|
抗うつ薬(SSRI) | 吐き気、胃の不快感、食欲不振 眠気、倦怠感 不眠、そわそわ感、不安感 口の渇き、便秘、下痢 性機能障害(性欲低下など) 頭痛、めまい 体重変化(増える、減るどちらも可能性あり) |
服用タイミングの調整(食後など)、少量から開始 服用時間を工夫(夜に飲むなど) 服用時間を工夫(朝に飲むなど)、医師に相談 水分摂取、食物繊維摂取 医師に相談(他の薬への変更など検討) 休息、医師に相談 食事内容や運動習慣の見直し、医師に相談 |
抗精神病薬 | 眠気、だるさ 体重増加 口の渇き 便秘 手の震え、体のこわばり(まれに) |
服用時間を工夫(夜に飲むなど) 食事内容や運動習慣の見直し 水分摂取 水分摂取、食物繊維摂取 医師に相談 |
漢方薬 | 胃の不快感、食欲不振 発疹、かゆみ むくみ、血圧上昇(甘草含有の場合、まれに偽アルドステロン症) |
服用タイミングの調整、医師に相談 服用中止、医師に相談 医師に相談 |
これらの副作用の多くは、飲み始めの一時的なものであることが多く、体が薬に慣れてくると自然に軽減していきます。しかし、症状が強くてつらい場合や、日常生活に支障が出る場合は、自己判断で我慢したりせず、必ず医師に相談してください。医師は、副作用の種類や程度に応じて、薬の量や種類を変更したり、副作用を抑えるための別の薬を処方したりといった対応をしてくれます。
重要なのは、「副作用が出たからすぐにやめる」のではなく、「副作用について医師に相談する」というステップを踏むことです。
薬の自己判断での中止は危険な理由
薬の効果がない、副作用がつらい、あるいは症状が少し落ち着いたからといって、自分の判断で薬の量を減らしたり、服用を中止したりすることは大変危険です。
抗うつ薬などを自己判断で急に中止すると、「離脱症状」と呼ばれる様々な不調が現れることがあります。離脱症状には、めまい、吐き気、頭痛、体の震え、不眠、イライラ、不安感などが含まれ、風邪のような症状から精神的な不安定さまで多岐にわたります。これらの症状は、体が薬がなくなることに順応しようとする過程で起こるもので、非常に不快な体験となり得ます。
また、自己判断での中止は、せっかく落ち着きかけていた症状が再び悪化するリスクを高めます。特に摂食障害は波のある病気であり、症状が改善したように見えても、まだ不安定な状態であることがあります。
薬を中止する、あるいは減量する場合は、必ず医師の指示のもと、段階的に量を減らしていく必要があります。医師は患者さんの状態を慎重に判断し、安全な方法で薬を調整していきます。薬に関する疑問や不安、中止したいという気持ちがあれば、遠慮なく主治医に伝えましょう。医師と相談しながら治療を進めることが、安全で確実な回復につながります。
薬以外の摂食障害の主な治療法
前述の通り、摂食障害の治療において薬は補助的な役割であり、他の治療法が中心となります。ここでは、薬物療法以外の主な治療法について解説します。
精神療法・心理療法
摂食障害の治療において最も重要な位置を占めるのが精神療法、すなわち心理的な側面からのアプローチです。摂食障害は、食行動の異常という形で現れますが、その背景には様々な心理的な要因(自己肯定感の低さ、完璧主義、対人関係の困難さ、過去のトラウマなど)が隠れていることが多いからです。精神療法は、これらの根底にある問題に取り組むことを目的とします。
代表的な精神療法には以下のようなものがあります。
- 認知行動療法(CBT): 摂食障害に特化したCBTは、食行動の異常(過食、嘔吐、制限など)や体重・体型に対する歪んだ考え方(認知)と、それに基づく行動パターンを特定し、より健康的なものに変えていくことを目指します。具体的に食事記録をつけたり、安全な食品を増やす練習をしたり、過食や嘔吐に対処するスキルを身につけたりします。エビデンスが多く、特に神経性過食症に有効性が示されています。
- 弁証法的行動療法(DBT): 感情の調節が苦手な方、衝動的な行動(過食嘔吐、自己傷害など)が多い方に有効な場合があります。感情に圧倒されずに対処するスキル、対人関係スキル、ストレス耐性スキルなどを学びます。
- 対人関係療法(IPT): 摂食障害の症状が、対人関係の困難さと関連している場合に有効なことがあります。対人関係の問題に焦点を当て、コミュニケーションや問題解決スキルを向上させることで、結果的に摂食障害の症状改善を目指します。
- 家族療法(FBT – 青年期の神経性食欲不振症に対して): 特に思春期や青年期の神経性食欲不振症において、家族が治療チームの一員となり、患者さんの回復をサポートする方法です。家族全体で病気について学び、患者さんが健康的な食行動を取り戻せるように家族が具体的なサポートを行います。
これらの精神療法は、週に1回程度のセッションを数ヶ月から1年以上かけて行うことが一般的です。患者さんとセラピストとの信頼関係が非常に重要であり、根気強く取り組むことが求められます。
栄養療法・食事指導
摂食障害、特に神経性食欲不振症では、低体重や低栄養状態が深刻な問題となります。また、過食嘔吐型でも、栄養バランスが崩れたり、隠れた栄養失調があったりします。栄養療法・食事指導は、体の健康を取り戻し、正常な食行動パターンを再構築するために不可欠な治療です。
管理栄養士など栄養の専門家と協力して進めることが多いです。主な内容は以下の通りです。
- 栄養状態の評価: 現在の栄養状態、必要なエネルギー量や栄養素を評価します。
- 健康的な食事計画の立案: 患者さんの状態に合わせて、段階的に食事量や種類を増やし、栄養バランスの取れた食事を取れるように具体的な計画を立てます。
- 「安全な食べ物」「危険な食べ物」といった極端な考え方の修正: 食事に対する間違った知識や偏見を是正し、様々な食べ物に対する不安を減らします。
- 規則正しい食行動の確立: 決まった時間に食事を取る習慣をつけ、過食や欠食を防ぎます。
- 体重回復の目標設定と管理: 神経性食欲不振症の場合、健康的な体重を目指して段階的に体重を増やしていきます。体重増加に対する強い恐怖があるため、心理的なサポートと並行して慎重に進めます。
- 過食や嘔吐への対処: 過食や嘔吐の引き金となる状況を特定し、それに対処するための食事や行動のスキルを学びます。
栄養療法は、単に食べる量を増やすだけでなく、食事に対する考え方や、体と食べ物との関係性を変えていくプロセスです。栄養状態が改善することで、思考力や判断力が回復し、精神療法などの効果も出やすくなるという相乗効果も期待できます。
入院治療が必要なケースとは
多くの場合、摂食障害は外来で治療を進めます。しかし、病状が非常に重い場合や、外来での治療がうまくいかない場合には、入院による集中的な治療が必要となります。入院は、生命の危険が迫っている状態や、外来では安全を保てない場合に検討されます。
入院が必要となる可能性が高いケースとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 極端な低体重: 特に神経性食欲不振症で、体重減少が著しく、生命維持に必要な最低限の体重を下回っている場合。
- 生命にかかわる身体合併症: 重度の電解質異常(カリウムなどのミネラルバランスが崩れること)による不整脈、極端な徐脈(脈が遅すぎる)、血圧の低下、低血糖、脱水、飢餓による臓器へのダメージ(腎不全、肝機能障害など)がある場合。
- 制御できない過食・嘔吐: 毎日何回も過食嘔吐を繰り返し、体がもたないほど衰弱している場合。
- 重度の精神症状: 強い自殺念慮がある、自傷行為が止められない、重度のうつ状態や精神病症状(幻覚、妄想など)を伴う場合。
- 外来治療が困難: 外来での治療に全く協力できない、あるいは家族のサポートが得られず自宅での管理が難しい場合。
入院治療の目的は、まず身体的な危機状態を脱し、生命を安全に保つことです。安定した環境で栄養状態を改善し、身体的な回復を図ります。並行して、集中的な精神療法や食事指導が行われ、退院後の生活に向けて準備を進めます。
BMIは何kg以下で入院になりますか?
神経性食欲不振症の場合、BMI(体格指数:体重kg ÷ (身長m)²) が入院を検討する一つの重要な目安となります。ただし、これはあくまで目安であり、個々の患者さんの全身状態、体重減少のスピード、年齢、合併症の有無によって、入院が必要かどうかは総合的に判断されます。
一般的に、BMI 15以下は重度の低体重とみなされ、入院が強く推奨される一つの基準とされることが多いです。しかし、例えばBMIが16や17であっても、短期間に急激な体重減少があったり、重度の電解質異常を伴っていたりする場合には、入院が必要となることがあります。逆に、BMIが15以下でも、比較的安定しており、自宅環境や家族のサポートが十分に得られる場合には、外来での治療が続けられることもあります。
小児・思春期の場合は、大人のBMI基準とは異なる指標(標準体重に対する割合など)を用いることが多く、成長・発達への影響も考慮されるため、より早期に入院が検討される傾向があります。
重要なのは、BMIの数値だけで判断せず、必ず専門の医師による診察を受け、現在の体の状態と今後のリスクについて正確な評価を受けることです。不安を感じる場合は、早めに医療機関に相談しましょう。
薬物療法を受けるには?病院の選び方
摂食障害の薬物療法を含む専門的な治療を受けるためには、適切な医療機関を受診することが第一歩です。どこで治療を受けられるのか、どのように病院を選べば良いのかを解説します。
精神科、心療内科、専門外来
摂食障害は精神疾患に分類されるため、精神科や心療内科を受診するのが一般的です。
- 精神科: 精神科は、うつ病、統合失調症、不安障害など、幅広い精神疾患を専門としています。摂食障害も精神科医が診断・治療を行います。重症の場合や、精神病症状、強い希死念慮などを伴う場合は、精神科病棟を持つ病院が適していることがあります。
- 心療内科: 心療内科は、心身症、すなわち心理的な要因が身体症状として現れる病気を専門とすることが多いです。摂食障害も心と体の両面に関わる病気であるため、心療内科でも診療が行われています。精神科と比べて、身体症状(胃痛、便秘など)へのアプローチに重点が置かれる傾向があるかもしれません。
- 摂食障害専門外来: 摂食障害の治療に特化した専門外来を持つ病院やクリニックも存在します。ここでは、摂食障害の専門知識や経験を持つ医師、看護師、公認心理師、管理栄養士などがチームを組んで、包括的な治療を提供していることが多いです。精神療法や栄養指導なども、より専門的なプログラムが用意されていることがあります。
摂食障害の治療経験が豊富な医療機関を選ぶことが重要です。初診前にホームページなどで診療内容を確認したり、問い合わせてみたりすると良いでしょう。
摂食障害の専門医を探す方法
摂食障害の治療は専門性が高いため、できれば摂食障害の診療経験が豊富な医師にかかるのが望ましいです。専門医を探す方法にはいくつかあります。
- 日本摂食障害学会のホームページ: 日本摂食障害学会のホームページなどで、摂食障害の専門医や治療施設に関する情報が公開されていることがあります。学会が認定する専門医や指導医を探すことができます。
- 地域の精神保健福祉センター: 各都道府県や政令指定都市にある精神保健福祉センターでは、心の健康に関する相談を受け付けており、地域の医療機関に関する情報を提供してもらえることがあります。
- かかりつけ医からの紹介: もし現在かかっている内科や他の診療科の医師がいる場合は、摂食障害の専門医療機関を紹介してもらえる可能性があります。
- インターネット検索や口コミ: 病院やクリニックのホームページで、医師の経歴や専門分野、摂食障害の診療実績などを確認することができます。ただし、インターネット上の口コミだけを鵜呑みにせず、複数の情報を参考にすることが大切です。
専門医を探すのが難しい場合でも、まずは精神科や心療内科を受診し、自分の状態について相談してみましょう。初診を受けた医療機関で、より専門的な治療が必要と判断されれば、適切な医療機関を紹介してもらえることもあります。最初の一歩を踏み出すことが、回復への道を開きます。
よくある質問
摂食障害と薬に関して、よくある質問にお答えします。
摂食障害は精神疾患ですか?
はい、摂食障害(神経性食欲不振症、神経性過食症など)は、国際的な診断基準(DSM-5やICD-11など)において精神疾患に分類されています。食行動の異常という形で現れますが、その背景には、自己評価の低さ、体型や体重への強いこだわり、完璧主義、不安、抑うつなど、様々な心理的・精神的な要因が深く関わっています。
しかし、摂食障害は単なる「心の病気」というわけではありません。食行動の異常は、低栄養や電解質異常といった深刻な身体合併症を引き起こし、生命にも関わる危険な状態を招くことがあります。そのため、治療には精神的な側面へのアプローチだけでなく、身体的な管理や栄養状態の改善も同時に行う必要があります。
摂食障害は、脳の機能や神経伝達物質のバランス、遺伝的な要因、生育環境、社会文化的な要因など、様々な要素が複雑に絡み合って発症すると考えられており、心と体の両方に影響を及ぼす病気です。
摂食障害は薬だけで回復しますか?
いいえ、摂食障害が薬だけで完全に回復することは、一般的に難しいと考えられています。
薬物療法は、摂食障害に伴ううつ症状、不安、衝動性といった精神的な苦痛を和らげたり、吐き気や便秘などの身体的な不調を改善したりする上で有効な場合があります。特に、他の精神疾患(うつ病、不安障害、強迫性障害など)を併発している場合には、その治療のために薬が重要な役割を果たします。また、神経性過食症においては、SSRIが過食や嘔吐の頻度を軽減する効果が期待できることもあります。
しかし、薬は摂食障害の根底にある歪んだ思考パターンや行動様式、自己肯定感の低さといった心理的な問題を直接解決するものではありません。これらの問題に取り組むためには、認知行動療法などの精神療法や、健康的な食習慣を身につけるための栄養療法が不可欠です。
したがって、摂食障害の治療は、薬物療法が必要な場合でも、精神療法や栄養療法といった他の治療法と組み合わせて包括的に行うことが重要です。専門医の指導のもと、自分に合った多角的な治療計画を立て、根気強く取り組むことが回復への近道となります。
拒食症の人はどんな気質ですか?
神経性食欲不振症(拒食症)の患者さんに見られる傾向として、いくつかの気質や性格特性が指摘されることがあります。ただし、これはあくまで傾向であり、全ての拒食症の方がこれらの特徴に当てはまるわけではありません。また、病気によってこれらの気質が強調されることもあります。
一般的に指摘される気質としては、以下のようなものがあります。
- 完璧主義: 物事を完璧に行いたいという強いこだわりがあり、少しの失敗も許せない傾向があります。体重や体型に対しても極めて厳格な基準を自分に課します。
- 真面目で努力家: 与えられた課題や目標に対して、非常に真面目に取り組み、努力を惜しまない人が多いです。ダイエットに関しても、一度目標を決めると極端な努力を続けてしまいます。
- 感受性が高く、他者の評価を気にしやすい: 周囲の言動や評価に敏感で、傷つきやすい側面があります。他者からの評価を過度に気にし、自分の価値を体重や体型で判断してしまう傾向があります。
- 融通が利かない、柔軟性に欠ける: 物事の見方や考え方が固定的で、新しい状況への適応や考え方の変更が難しいことがあります。食習慣や運動習慣も、一度決めたルールから外れることを極度に恐れます。
- 感情の表出が苦手: 自分の感情、特にネガティブな感情(怒り、悲しみなど)をうまく表現したり、対処したりすることが苦手な場合があります。感情を抑圧する代わりに、食行動のコントロールに意識が向かうことがあります。
- 衝動性が低い(神経性過食症と比べて): 神経性過食症と比べると、衝動的な行動は少ない傾向がありますが、病状が進行すると過食や自己傷害などの衝動的な行動が見られることもあります。
これらの気質は、必ずしも病気の原因ではありませんが、摂食障害を発症しやすい土壌となったり、病気を維持する要因となったりすることが考えられます。これらの気質を理解し、その上で適切な心理療法などを通じて、より柔軟で健康的な考え方や行動パターンを身につけていくことが、回復プロセスにおいて重要となります。
まとめ:摂食障害の薬物療法は専門医に相談を
摂食障害の治療において、薬物療法は非常に重要な選択肢の一つです。しかし、薬だけで摂食障害が完治するわけではなく、うつ、不安、衝動性、身体合併症といった付随する症状を緩和し、精神療法や栄養療法といった他の治療の効果を高めるための補助的な役割を担います。
使用される主な薬には、抗うつ薬(特にSSRI)、抗精神病薬、漢方薬、吐き気止めや下剤などの対症療法薬があります。これらの薬は、患者さん一人ひとりの症状や状態に合わせて専門医が慎重に選び、処方します。薬の効果が現れるまでには時間がかかる場合があり、また副作用が生じる可能性もありますが、多くは一時的なものです。不安や疑問があれば、必ず主治医に相談し、自己判断で薬の量を変更したり、服用を中止したりすることは絶対に避けてください。自己判断での中止は、離脱症状や症状の悪化を招く危険があります。
摂食障害の根本的な回復には、薬物療法に加えて、認知行動療法などの精神療法や、管理栄養士による栄養指導といった多角的なアプローチが不可欠です。病状が重く、生命の危険がある場合や外来治療が困難な場合は、入院による集中的な治療が必要となることもあります。特に神経性食欲不振症では、BMIが15以下といった重度の低体重が目安の一つとなりますが、個々の全身状態によって判断は異なります。
摂食障害の薬物療法を含む専門的な治療を受けるためには、精神科や心療内科、特に摂食障害の専門外来がある医療機関を受診することをお勧めします。日本摂食障害学会のウェブサイトなどを参考に、摂食障害の診療経験が豊富な専門医を探しましょう。
摂食障害は一人で抱え込まず、専門家のサポートを得ながら治療を進めることが、回復への確実な一歩となります。薬について疑問がある方、治療を始めたいと考えている方は、勇気を出して医療機関に相談してみてください。
免責事項: 本記事は、摂食障害の薬物療法に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、医療的なアドバイスや診断、治療方針を示すものではありません。個々の症状や状態に合わせた診断や治療については、必ず医師などの専門家にご相談ください。本記事の情報に基づいて行われたいかなる行為についても、当方は一切の責任を負いません。
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