インターネット依存症の診断書|取得方法・費用・どこで取れる?
インターネットやデジタルデバイスの普及は私たちの生活を豊かにしましたが、その一方で、使用をコントロールできなくなり、日常生活に支障をきたす「インターネット依存症」に悩む人が増えています。この状態は、単なる「使いすぎ」ではなく、専門的な診断と適切な対応が必要な病態として認識されつつあります。学校での学業不振、職場でのパフォーマンス低下、あるいは家族関係の悪化など、様々な問題の背景にインターネット依存症がある場合、その状態を証明するために「診断書」が必要となることがあります。診断書は、問題の性質を明確にし、学校や職場、行政機関などに対して、理解や支援を求めるための重要な手がかりとなります。この記事では、インターネット依存症の診断書が必要となるケース、診断基準、診断を受けられる医療機関、費用、そして診断書を取得するための具体的なプロセスについて詳しく解説します。もしご自身やご家族がインターネットの使用に関して問題を抱え、診断書の必要性を感じている場合は、ぜひこの記事を参考に、専門機関への相談を検討してみてください。
インターネット依存症とは、インターネットやオンラインゲームなどのデジタルデバイスの使用を、自分でコントロールすることが困難になり、その結果として日常生活(学業、仕事、人間関係、健康など)に重大な支障が生じている状態を指します。これは世界的に認識されつつある行動嗜癖の一種であり、特定の精神疾患の診断基準にも取り入れられ始めています。
「インターネット依存症」という言葉は広く使われていますが、医学的な診断名としては、世界保健機関(WHO)が定める国際疾病分類(ICD-11)では「ゲーム行動症(Gaming disorder)」が、アメリカ精神医学会(APA)が定める精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-5)では「インターネットゲーム障害(Internet Gaming Disorder)」が研究診断基準として記載されています。これらの診断基準は、特定のパターン化されたゲーム行動(オンラインまたはオフライン)に焦点を当てていますが、広義のインターネット依存症として、ゲーム以外のSNS、動画視聴、インターネットサーフィンなどが問題となるケースも含まれると考えられます。
なぜ、専門家による診断が必要なのでしょうか。まず、インターネット依存症は、うつ病、不安障害、注意欠如・多動症(ADHD)、発達障害、他の依存症(アルコール依存症など)といった他の精神疾患や障害と合併しているケースが少なくありません。専門家による診断を受けることで、インターネット使用の問題が単独で起きているのか、それとも他の問題と関連しているのかを正確に把握できます。
診断を受けることのメリットは多岐にわたります。
- 問題の明確化: 自身のインターネット使用の問題が、医学的な視点からどのような状態であるかを理解できます。
- 適切な治療への接続: 診断に基づき、認知行動療法などの効果が確認されている専門的な治療法や、合併している精神疾患に対する治療を受けることができます。
- 周囲の理解促進: 診断書があることで、家族や学校、職場などの周囲の人々が問題の深刻さを理解しやすくなり、適切な支援を得やすくなります。
- 公的な支援の活用: 状況によっては、福祉サービスや経済的な支援(障害年金など)の申請において、診断書が証明資料として必要となる場合があります。
自己判断や根拠のない情報に頼るのではなく、専門家による正確な診断を受けることが、問題解決への第一歩となります。特に、問題が長期化している場合や、学業・仕事・健康に深刻な影響が出ている場合は、早めに医療機関を受診することが重要です。
診断書が必要となる主なケース
インターネット依存症の診断書は、様々な公的・私的な場面で、本人の状態を証明し、必要な配慮や支援を得るために利用されます。具体的にどのようなケースで診断書が必要になるのかを見ていきましょう。
1. 学校関連
- 不登校・欠席の理由証明: インターネット依存により学校に登校できない、あるいは授業を欠席することが増えた場合、診断書は欠席理由の正当性を証明し、学校側の理解と協力体制を築くために役立ちます。
- 単位取得や進級・卒業に関する配慮: 長期欠席により単位が危うい、あるいは進級・卒業が困難になった場合、診断書を提出することで、追試や補習、課題免除など、個別の配慮や代替措置が検討されることがあります。
- 復学支援・学習環境の調整: 復学を目指すにあたり、学校側と連携して学習計画を立てたり、特別な支援クラスへの編入などを検討する際に、本人の状態を伝える重要な資料となります。
- 特別支援教育や通級指導教室の利用: 診断や状態によっては、特別支援教育の対象となったり、通級指導教室での専門的なサポートを受けるための根拠となることがあります。
2. 職場関連
- 休職・病気休暇の申請: インターネット依存が原因で心身の不調をきたし、業務遂行が困難になった場合、医師の診断書は休職や病気休暇を取得するための正式な手続きに不可欠です。
- 復職支援・職場環境の調整: 休職からの復帰にあたり、段階的な勤務や業務内容の調整、時短勤務などを希望する場合、診断書には本人の回復状況や職場に求める配慮事項などが記載され、スムーズな復職支援に役立ちます。
- 人事評価や配置に関する理解促進: パフォーマンスが低下している原因がインターネット依存症にあることを会社に理解してもらうことで、不当な評価や降格を避け、治療に専念できる環境を整える助けとなります。
- ハラスメントや人間関係の問題: 依存症の状態から職場での人間関係に問題が生じた場合、診断書が本人の状態を説明し、会社側が適切な対応を検討する際の参考となることがあります。
3. 行政・司法関連
- 障害年金の申請: インターネット依存症が原因で長期にわたり就労が困難であるなど、一定の基準を満たすと判断された場合、障害年金の申請が可能となることがあります。この際に、医師の診断書は最も重要な提出書類の一つです。
- 生活保護の申請: 病気や障害が原因で就労できず、経済的に困窮した場合、生活保護の申請が必要となることがあります。診断書は病状や就労能力について証明する書類となります。
- 裁判手続き(離婚、親権、賠償請求など): 夫婦の一方または双方がインターネット依存症である場合、離婚や親権、財産分与などの裁判において、その状態が争点となることがあります。診断書は、本人の状態や家庭への影響などを客観的に示す証拠資料として提出されることがあります。
- 犯罪行為との関連: インターネット依存が原因で、詐欺、横領、窃盗などの犯罪行為に関与してしまった場合、裁判において本人の精神状態を判断するための資料として診断書が必要となることがあります。
4. 家族の理解と支援
- 家族がインターネット依存症を「単なる怠け」や「意志の弱さ」と捉えている場合、医師による診断書を見せることで、これが病気であるという認識を共有し、適切な支援体制を築くきっかけとなります。
- 家族会や自助グループに参加する際に、自身の状況を説明するための根拠となることもあります。
5. 治療・リハビリテーション施設への入所
- 重症化した場合や、家庭環境での回復が難しい場合に、専門の治療・リハビリテーション施設への入所が検討されます。入所審査やプログラムへの参加にあたり、医師の診断書や紹介状が必要となることが一般的です。
このように、インターネット依存症の診断書は、様々な場面で本人の状況を正確に伝え、必要な支援や配慮を引き出すための有効な手段となります。ただし、診断書があれば全ての状況が解決するわけではなく、診断を基に適切な治療や支援に繋げることが最も重要です。
インターネット依存症の診断基準
インターネット依存症という状態を医学的に診断するために、国際的な診断基準が用いられます。主要なものは、アメリカ精神医学会が発行する「精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)」と、世界保健機関(WHO)が定める「国際疾病分類(ICD)」です。これらの最新版では、特定のインターネット使用に関する問題が取り上げられています。
DSM-5による診断基準
DSM-5(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition)では、「インターネットゲーム障害(Internet Gaming Disorder)」が、今後の研究のための病態(Conditions for Further Study)として記載されています。これは、現時点では正式な精神疾患として広く認められているわけではないものの、臨床的に重要であり、さらなる研究が必要であると位置づけられていることを意味します。
インターネットゲーム障害の診断基準は、以下の9つの項目のうち、12ヶ月の期間内に5つ以上を満たす場合に疑われます。
- ゲームへのとらわれ: ゲームのことばかり考える。以前のゲームプレイを思い出したり、次のゲームプレイを予期したり、ゲームをしていない時でもゲームについて考えたりする。
- 離脱症状: ゲームをしない時に、落ち着きのなさ、易怒性、不安、悲しさなどの離脱症状を経験する。
- 耐性: ゲームを楽しむために、より多くの時間を費やす必要を感じる。または、より多くのゲームをプレイする必要がある。
- コントロールの喪失: ゲームをする時間を減らそうとしたり、中止しようとしたりしても、うまくいかない。
- 興味・関心の喪失: ゲーム以外の以前楽しんでいた活動への興味や関心を失う、または大幅に減らす。
- 問題継続: ゲームの使用による心理的・社会的問題があることを知っているにもかかわらず、ゲームを継続する。
- 偽り: ゲームの使用時間や程度について、家族、治療者、その他の人々に嘘をつく。
- 逃避・救済: 嫌な気分(無力感、罪悪感、不安、抑うつなど)から逃れるため、あるいはそれらを和らげるためにゲームをする。
- 人間関係・仕事・学業への影響: ゲームの使用によって、重要な人間関係、仕事、学業、キャリアの機会を危うくしたり、失ったりした。
これらの基準は、特にゲームに焦点を当てたものですが、SNSやインターネットサーフィンなど、ゲーム以外の特定のインターネット使用が問題となっている場合も、臨床的な判断においてこれらの基準を参考にすることがあります。ただし、DSM-5で明確に定義されているのは「ゲーム障害」のみです。
ICD-11(ゲーム行動症/Gaming disorder)による診断基準
ICD-11(International Classification of Diseases, 11th Revision)は、世界保健機関(WHO)によって採択された国際的な疾病分類であり、2022年1月から発効しました。ICD-11では、「ゲーム行動症(Gaming disorder)」が正式な診断名として「依存症群(Disorders due to addictive behaviours)」に分類されています。これは、ゲーム行動症がギャンブル障害などと同様の行動嗜癖として医学的に正式に位置づけられたことを意味します。
ゲーム行動症の診断基準は、以下の3つの特徴的な行動パターンが、個人、家族、社会、教育、職業、または他の重要な機能領域において臨床的に重大な障害を引き起こすほど重症である場合に該当します。この行動パターンは、通常12ヶ月以上の期間にわたって明らかである必要がありますが、診断に必要な全ての要件が満たされ、症状が重症である場合は、より短期間でも診断されることがあります。
- コントロールの障害: ゲームをいつ始めるか、どれくらいの時間行うか、いつやめるか、頻度、強度、期間、文脈などに関して、ゲーム行動をコントロールできないこと。
- ゲームを最優先する: 生活上の関心事や日々の活動よりも、ゲームを優先するようになること。ゲームへの関心や活動が大幅に増加する。
- 否定的な結果を知っていても継続・エスカレートする: ゲーム行動によって否定的な結果が生じているにもかかわらず、そのゲーム行動を継続するかエスカレートさせること。
ICD-11におけるゲーム行動症は、オンラインまたはオフラインのゲーム活動に焦点を当てたものですが、ICD-11でも広義のインターネット使用に関する問題全体を包括的に捉えるための検討が進められています。
これらの診断基準は、医師が問診、本人からの情報収集、家族からの情報収集、必要に応じて心理検査などを総合的に判断する際の重要な枠組みとなります。診断にあたっては、これらの基準に機械的に当てはめるだけでなく、個々の状況や背景、合併症の有無などを考慮した臨床的な判断が不可欠です。
診断書を取得するためのプロセス
インターネット依存症の診断書を取得するためには、まず専門の医療機関を受診し、医師による診断を受ける必要があります。その具体的なプロセスを見ていきましょう。
診断を受けられる病院・医療機関の種類
インターネット依存症の診断や治療は、主に精神科や心療内科で行われます。しかし、全ての精神科・心療内科がインターネット依存症の診療に詳しいわけではありません。診断を受ける際は、以下のような医療機関を検討すると良いでしょう。
- 精神科・心療内科: 一般的な精神疾患を診療している医療機関です。予約が必要な場合が多いです。事前にインターネット依存症の診療が可能か、得意としているかなどを確認すると良いでしょう。
- 依存症専門病院: アルコール、薬物、ギャンブルなど、様々な依存症の治療を専門に行っている病院です。インターネット依存症も行動嗜癖として扱っており、専門的な知見やプログラムを持っていることが多いです。
- 大学病院精神科: 高度な医療を提供しており、複雑なケースや合併症がある場合にも対応可能です。研究機関でもあるため、最新の知見に基づいた診療を受けられる可能性があります。初診には紹介状が必要な場合が多いです。
- 児童精神科: 患者が未成年である場合、児童精神科を標榜している医療機関が適しています。子どもの発達段階や家族関係などを考慮した専門的なアプローチが期待できます。
医療機関を選ぶ際は、自宅からの通いやすさ、予約の取りやすさ、評判なども考慮に入れつつ、インターネット依存症の診療経験が豊富かどうかが重要なポイントとなります。インターネット検索や地域の精神保健福祉センターなどに相談して、適切な医療機関を紹介してもらうのも良い方法です。
診断の具体的な流れ
医療機関を受診してから診断書を受け取るまでの一般的な流れは以下のようになります。
- 予約: 多くの精神科・心療内科は予約制です。電話またはインターネットで予約を取りましょう。予約時に、インターネット依存症の相談である旨を伝えておくとスムーズです。
- 受付・予診票の記入: 受診当日、受付で保険証を提示し、問診票を記入します。問診票には、現在の症状、インターネットの使用状況(使用時間、頻度、内容など)、生活への影響、既往歴、家族歴、服用中の薬などを詳しく記入します。
- 医師による診察(問診): 記入した問診票を基に、医師が本人から直接症状について聞き取ります。インターネットの使用状況、問題がいつから始まったのか、どのような状況で問題が起きやすいか、やめようとしたか、やめられなかったか、身体的・精神的な症状、学業や仕事、人間関係への影響など、多岐にわたる質問があります。
- 心理検査・その他の検査(必要に応じて): 医師の判断により、症状の背景にある要因や合併症の有無を調べるために、心理検査(発達検査、知能検査、性格検査、抑うつや不安の評価尺度など)や、身体的な問題を除外するための血液検査などが行われることがあります。
- 家族からの情報収集(必要に応じて): 本人の同意があれば、同席した家族や後日、家族から本人の自宅での様子や問題行動について聞き取りが行われることがあります。本人の自己認識と実際の状況が異なる場合があるため、家族からの情報は診断の精度を高める上で非常に重要です。
- 診断結果の説明: これらの情報に基づいて、医師が診断を確定し、本人または家族に診断結果について説明します。インターネット依存症(またはゲーム行動症など)と診断された場合、その根拠や重症度、合併症の有無などについて説明があります。
- 治療方針の相談: 診断結果を踏まえ、今後の治療方針について医師と相談します。認知行動療法、家族療法、薬物療法(合併症に対して)など、様々な選択肢があります。
- 診断書の発行依頼: 診断書が必要な旨を医師または受付に伝えます。診断書の提出先(学校、職場、行政機関など)や、記載してほしい内容(病名、病状、経過、日常生活への支障、必要な配慮事項など)を具体的に伝えましょう。
- 診断書の作成・受け取り: 医師が診断書を作成します。作成には数日から1週間程度かかることが多いです。完成したら、医療機関の窓口で受け取るか、郵送してもらうことも可能です(郵送の場合は別途郵送費がかかります)。
診断書の内容は、医師が医学的な根拠に基づいて作成するため、希望通りの内容が必ずしも記載されるわけではありません。しかし、提出先で診断書がどのような目的で必要なのか、具体的にどのような情報が求められているのかを医師に伝えることで、より目的に合った診断書を作成してもらえる可能性が高まります。
診断にかかる費用について
インターネット依存症の診断にかかる費用は、医療機関の種類や行う検査によって異なりますが、一般的に保険診療の対象となります。
- 初診料・再診料: 病院に初めてかかる際には初診料、2回目以降は再診料がかかります。保険適用で3割負担となります。
- 各種検査費用: 医師が必要と判断した心理検査や血液検査などには費用がかかります。これらの費用も保険適用となります。検査の内容によって費用は大きく異なります。
- 診断書作成費用(文書料): 診断書を作成してもらう際には、保険診療とは別に文書料がかかります。これは自費となり、保険は適用されません。医療機関によって金額は異なりますが、一般的に3,000円から10,000円程度が相場です。複雑な内容や詳細な記述が必要な場合は、費用が高くなることがあります。
費用の種類 | 保険適用 | 費用目安(3割負担の場合) | 備考 |
---|---|---|---|
初診料 | ○ | 数百円〜2,000円程度 | 医療機関の種類や地域によって異なります |
再診料 | ○ | 数百円程度 | |
心理検査費 | ○ | 数千円〜1万円程度 | 検査内容によって大きく異なります |
血液検査費など | ○ | 数百円〜数千円程度 | 検査内容によって異なります |
診断書作成費用 | × | 3,000円〜10,000円程度 | 医療機関によって異なります(自費) |
総額としては、初回の受診で診断書を発行してもらう場合、初診料や検査費用に加えて診断書作成費用がかかるため、数千円から2万円程度になることが考えられます。ただし、診断が複雑で複数回の診察や検査が必要となる場合は、これ以上の費用がかかることもあります。
具体的な費用については、受診を検討している医療機関に直接問い合わせて確認することをおすすめします。また、経済的な理由で医療機関への受診が難しい場合は、後述する公的な相談窓口などに相談してみることも可能です。
診断書に関するよくある質問(PAA)
インターネット依存症の診断書について、多くの人が疑問に思う点についてQ&A形式で解説します。
ネット依存の正式な診断名は?
広く使われている「インターネット依存症」という言葉は、医学的な診断名としては、現時点では国際的な分類で完全に一致した正式名称としては確立されていません。
- ICD-11: 世界保健機関(WHO)の国際疾病分類第11版では、「ゲーム行動症(Gaming disorder)」が正式な診断名として採用されています。これは、オンラインまたはオフラインのゲーム活動に関する行動嗜癖を指します。
- DSM-5: アメリカ精神医学会の精神疾患の診断・統計マニュアル第5版では、「インターネットゲーム障害(Internet Gaming Disorder)」が今後の研究のための病態(研究診断基準)として記載されています。これもゲームに特化した基準です。
したがって、厳密には「インターネット依存症」全般(ゲーム以外を含む)を指す統一された正式診断名は、現在の主要な診断基準にはないと言えます。しかし、臨床現場では便宜上、「インターネット依存症」や「ネット依存」という用語が使用されたり、ゲーム以外の特定のインターネット利用(SNS、動画視聴など)が問題である場合は、「ゲーム障害」の診断基準を参考にしながら、臨床的な判断として診断されたりすることがあります。
診断書には、医師の判断に基づいて「ゲーム行動症」「インターネットゲーム障害」あるいはより広範な意味で「インターネット依存症」といった病名が記載されることがあります。
インターネット依存症の分類は?
インターネット依存症は、医学的には「行動嗜癖(こうどうしへき)」の一つとして捉えられています。行動嗜癖とは、特定の行動(ギャンブル、買い物、インターネットなど)を繰り返し行わずにはいられなくなり、それが本人の生活に深刻な問題を引き起こす状態を指します。
かつて「依存症」といえば、アルコールや薬物といった物質への依存を指すことがほとんどでしたが、近年はインターネットやギャンブルなど、特定の行動パターンに対する依存も精神疾患として認識されるようになりました。
DSM-5では、ギャンブル障害が「物質関連障害および嗜癖性障害群」の中に正式な疾患として位置づけられています。インターネットゲーム障害は、この章の最後に「今後の研究のための病態」として掲載されています。ICD-11では、ゲーム行動症が「依存症群」の中に「物質を使用しない依存症」として正式に分類されています。
インターネット依存症は、その対象によってさらに細かく分類されることもありますが、これらは研究上の分類であり、診断基準として確立されているわけではありません。例えば、以下のような分類が提唱されることがあります。
- オンラインゲーム依存
- SNS依存
- 動画視聴依存
- ポルノグラフィ依存
- オンラインショッピング依存
しかし、これらの分類は明確な線引きが難しく、複数の対象に依存しているケースも少なくありません。診断書においても、具体的な問題となっているインターネットの使用内容が記載されることはありますが、上記の細分類がそのまま病名として記載されることは一般的ではありません。
ゲーム依存症の診断基準について詳しく教えて
ゲーム依存症の診断基準は、前述のDSM-5における「インターネットゲーム障害」の研究診断基準と、ICD-11における「ゲーム行動症」の正式診断基準が主に用いられます。
DSM-5 インターネットゲーム障害(研究診断基準):
12ヶ月間に以下の9項目のうち5つ以上を満たし、臨床的に重大な苦痛または機能の障害を引き起こしている場合。
- ゲームへのとらわれ
- ゲームをしないときの離脱症状
- 耐性(ゲーム時間を増やす必要)
- コントロールの喪失
- ゲーム以外の興味・関心の喪失
- 問題を知っていても継続
- ゲーム使用に関する偽り
- 嫌な気分からの逃避
- 人間関係・仕事・学業への影響
ICD-11 ゲーム行動症(Gaming disorder)(正式診断基準):
持続的または反復的なゲーム行動パターンで、以下の3つの特徴がみられ、個人、家族、社会、教育、職業などの重要な機能領域に重大な障害を引き起こしており、通常12ヶ月以上続いている場合(重症の場合は短期間でも診断)。
- ゲームをコントロールできない(開始、頻度、強度、期間、終了など)
- 生活上の他の関心事や活動よりゲームを優先する
- 否定的な結果が生じてもゲームを継続・エスカレートさせる
どちらの基準も、ゲーム行動のコントロール喪失、ゲーム以外の活動への関心の低下、ゲームによる否定的な結果が生じているにもかかわらず継続すること、そしてそれが日常生活に重大な支障をきたしている点を重視しています。
診断は、これらの基準を満たすかどうかを医師が総合的に判断します。基準項目をいくつか満たすからといって、必ずしも診断がつくわけではありません。その行動によって実際にどのような問題が生じているか、その問題の深刻さが診断において重要となります。
インターネット依存症になりやすい年齢層は?
インターネット依存症は、特定の年齢層に限定されるものではありませんが、思春期から青年期(10代半ばから20代)にかけてリスクが高いとされています。この時期は、脳の発達過程で衝動性のコントロールや将来を見据えた行動計画を立てる能力が未熟であることに加え、友人とのコミュニケーションや自己肯定感の形成においてインターネットやオンラインゲームが重要な役割を果たすことがあります。仲間との繋がりを維持したい、オンラインでの承認を得たい、現実逃避したいといった心理が、過剰な使用に繋がりやすいと考えられます。
また、進学や就職といった環境の変化が大きい時期でもあり、新たな環境への適応がうまくいなかったり、ストレスを抱えたりすることが、インターネットへの逃避を促す要因となることもあります。
しかし、近年はスマートフォンの普及やオンラインサービスの多様化により、子ども(特に小学生高学年から中学生)や、子育てや介護などによる孤立、退職後の喪失感などを背景とした成人、高齢者においてもインターネット依存の問題が増加傾向にあります。特に、コロナ禍以降は自宅で過ごす時間が増えたことで、年齢を問わずインターネットの使用時間が増加し、依存につながるリスクが高まっていると言われています。
どの年齢層でも、孤独感、ストレス、自己肯定感の低さ、コミュニケーション能力の課題、他の精神疾患(うつ病、不安障害、ADHDなど)の合併は、インターネット依存症のリスクを高める要因となります。
診断後の治療法と相談先
インターネット依存症と診断された場合、それは問題解決への第一歩です。診断を受けた後、どのように治療を進めていくか、どのような相談先があるかを知っておくことは非常に重要です。
認知行動療法などの治療について
インターネット依存症の治療法として、最も広く行われ、効果が確認されているのは「認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy: CBT)」です。認知行動療法は、患者自身の考え方(認知)や行動パターンに働きかけ、問題となる行動をコントロールできるようにしていく精神療法です。
インターネット依存症における認知行動療法では、以下のような点に取り組みます。
- 問題の認識: 自身のインターネット使用が問題であること、それが生活にどのような影響を与えているかを正しく認識する。
- 行動の記録と分析: どのような状況で、どのくらいの時間、どのような内容のインターネット使用をしているのかを記録し、問題となるパターンを特定する。
- 衝動への対処: インターネットを使いたいという衝動が起きたときに、その衝動をやり過ごしたり、別の行動に置き換えたりする方法を学ぶ。
- 否定的な思考パターンの修正: 「インターネットでしか自分は価値がない」「現実の世界はつまらない」といった、インターネット使用を促進するような歪んだ考え方を見つけ出し、より現実的で肯定的な考え方に変えていく。
- 代替行動の開発: インターネットに費やしていた時間やエネルギーを、趣味、運動、人との交流など、現実世界での建設的な活動に向ける。
- 問題解決スキルの向上: インターネットに逃避する原因となっている現実世界での問題(ストレス、人間関係、学業・仕事の悩みなど)に対処するスキルを身につける。
- 再発予防: 治療を通じて得たスキルを維持し、再び問題となる行動に戻らないための計画を立てる。
認知行動療法は、個人療法として医師や心理士とのセッションで行われるほか、集団療法として他の患者と共に取り組む場合もあります。
認知行動療法の他にも、以下のような治療法が併用されたり、選択されたりすることがあります。
- 動機づけ面接: 患者自身の「変わりたい」という気持ちを引き出し、行動変容への動機を高める面接技法。
- 家族療法: インターネット依存症は家族全体に影響を与えるため、家族の協力が不可欠です。家族が依存症を理解し、本人とのコミュニケーションを改善し、建設的な関わり方を学ぶための療法です。
- 薬物療法: インターネット依存症自体に直接的に効く特効薬はありません。しかし、うつ病、不安障害、ADHDなどの合併症がある場合には、それらの症状を緩和するために抗うつ薬、抗不安薬、ADHD治療薬などが処方されることがあります。これらの治療により、インターネット依存症の間接的な改善が期待できる場合があります。
治療期間や内容は、患者の症状の重さ、合併症の有無、本人の意欲などによって大きく異なります。医師や医療専門家とよく相談し、ご自身に合った治療計画を立てることが重要です。
入院が必要なケースと費用
インターネット依存症の治療は、基本的に通院治療で行われることが多いですが、以下のような重症なケースでは入院治療が検討されることがあります。
- 重度の精神的・身体的な合併症がある場合: インターネットの使用により、不眠、栄養失調、エコノミークラス症候群、うつ病、自殺念慮などが深刻な状態にある場合。
- 自己コントロールが極めて困難で、自宅環境での回復が難しい場合: 家庭内でインターネット環境を遮断することが困難であったり、家族との関係が破綻寸前であったりする場合。
- 他の依存症や精神疾患も併発しており、包括的な治療が必要な場合: アルコール依存症や薬物依存症、摂食障害など、複数の問題を抱えている場合。
- 本人に治療への抵抗が強く、家族の説得だけでは対応が難しい場合: 家族が本人の同意を得るのが困難であったり、医療機関への受診を頑なに拒否したりする場合。
入院治療は、インターネットから物理的に離れた環境で、集中的な治療プログラム(認知行動療法、集団療法、作業療法など)を受けられるというメリットがあります。また、規則正しい生活を取り戻し、心身の回復を図ることも目的となります。
入院にかかる費用は、医療機関の種類(精神科病院、依存症専門病院など)、病室の種類(個室か大部屋か)、入院期間、治療内容、保険の種類(加入している健康保険)によって大きく異なります。
- 医療費: 診断、検査、治療、薬剤費などがかかります。これらは保険適用となります。
- 食事代: 入院中の食事代がかかります。これも保険適用される部分と、自費負担となる部分があります。
- 差額ベッド代: 個室や少人数部屋など、大部屋以外の病室を希望した場合にかかります。これは全額自費負担です。
- その他の費用: 日用品費、テレビや冷蔵庫の使用料などがかかる場合があります。
入院期間にもよりますが、月額で数万円から数十万円かかることもあります。ただし、高額療養費制度を利用することで、医療費の自己負担額に上限が設けられる場合があります。この制度は、ひと月の医療費の自己負担額が高額になった場合に、所得に応じて定められた自己負担限度額を超えた分が払い戻される制度です。事前にご加入の健康保険組合や後期高齢者医療制度に確認することをおすすめします。
具体的な入院費用や高額療養費制度については、入院を検討している医療機関や、お住まいの自治体の福祉担当窓口に相談してください。
その他の専門機関・相談窓口
インターネット依存症に関する問題は、医療機関だけでなく、様々な専門機関や相談窓口でも対応しています。診断書が必要かどうかに関わらず、まずは相談してみたいという場合に活用できます。
- 精神保健福祉センター: 各都道府県・政令指定都市に設置されている公的な機関です。精神的な問題や依存症に関する相談を無料で受け付けています。保健師、精神保健福祉士、医師などの専門職が配置されており、電話相談や面接相談が可能です。適切な医療機関や支援機関を紹介してもらうこともできます。
* メリット: 専門家による相談が無料で受けられる。地域の医療・支援情報に詳しい。
* デメリット: 予約が取りにくい場合がある。診断や治療は行っていない。 - 依存症専門医療機関の相談窓口: 依存症専門病院などでは、受診する前に電話相談窓口を設けている場合があります。病状や治療について具体的な情報を得ることができます。
- 自助グループ・家族会: 同じ問題を抱える当事者やその家族が集まり、経験や気持ちを共有し、互いに支え合う場です。「GA(ゲーマーズ・アノニマス)」など、ゲーム依存に特化したグループもあります。医療機関の治療と並行して利用することで、回復の大きな助けとなります。
* メリット: 同じ経験を持つ人々と繋がれる。安心して本音で話せる。参加費が無料または低額。
* デメリット: 専門的な医療行為は行われない。グループによって雰囲気や活動内容が異なる。 - 児童相談所(18歳未満の子どもがいる家庭): 子どものインターネット依存が疑われる場合、児童相談所に相談することができます。虐待や非行だけでなく、様々な養育上の困難に対する相談に応じています。
- 学校のスクールカウンセラー・養護教諭: 子どもの場合、まず学校の先生やスクールカウンセラー、養護教諭に相談してみるのも良いでしょう。学校内での状況を把握しており、学校としての対応や外部機関への相談を一緒に考えてくれます。
- 職場の産業医・産業保健師: 成人の場合、職場の産業医や産業保健師に相談することで、業務との関連性や休職・復職に関するアドバイスを得られることがあります。
これらの相談窓口は、抱えている問題の整理、適切な対応策の検討、そして必要な場合は専門医療機関への橋渡し役となります。一人で悩まず、まずは相談してみることを強くおすすめします。
まとめ:インターネット依存症と診断書について
インターネット依存症は、インターネットやデジタルデバイスの使用をコントロールできなくなり、学業、仕事、人間関係、健康といった日常生活に深刻な影響を及ぼす状態であり、専門的な診断と治療が必要な病態として認識されつつあります。
この問題が原因で学校や職場、行政手続きなどで支障が生じている場合、医師による診断書が、本人の状態を客観的に証明し、必要な理解や支援を得るための重要な書類となります。診断書が必要となる具体的なケースは、不登校や休職の申請、復学・復職支援、障害年金などの行政手続き、裁判上の証拠など多岐にわたります。
インターネット依存症の診断は、主に精神科や心療内科、依存症専門病院などの医療機関で行われます。診断基準としては、WHOのICD-11における「ゲーム行動症(Gaming disorder)」や、APAのDSM-5における「インターネットゲーム障害(Internet Gaming Disorder)」などが参考にされます。医師は問診や心理検査、家族からの情報などを総合的に判断して診断を行います。
診断書を取得するためには、まずこれらの専門医療機関を受診し、医師の診断を受ける必要があります。診断にかかる費用は、初診料、再診料、各種検査費用などが保険適用となりますが、診断書作成費用は保険適用外(自費)となり、医療機関によって金額が異なります。
診断を受けた後の治療法としては、認知行動療法(CBT)が中心となります。これは、問題となる考え方や行動パターンを修正し、現実世界での代替行動を増やしていく精神療法です。重症の場合や合併症がある場合は、入院治療が検討されることもあります。
医療機関での治療と並行して、精神保健福祉センターや自助グループ、家族会などの相談機関や支援団体も重要な役割を果たします。これらの機関は、相談対応、情報提供、当事者や家族の交流支援などを行っており、一人で抱え込まずに問題に取り組むための大きな助けとなります。
インターネット依存症は回復可能な病態ですが、そのためには早期の専門的な診断と適切な治療、そして周囲の理解と支援が不可欠です。もしご自身やご家族のインターネット使用について不安を感じていたり、診断書の必要性を感じたりしている場合は、まずは専門機関に相談してみてください。
免責事項: 本記事は情報提供を目的としており、医学的診断や治療を推奨するものではありません。個々の症状や状況については、必ず専門の医師にご相談ください。本記事の情報に基づいて行われた行為や判断によって生じたいかなる結果に関しても、筆者および公開元は責任を負いかねます。
インターネット依存に関するご相談はこちら
ご自身やご家族のインターネット使用についてお悩みの方は、まずはお近くの精神科、心療内科、または依存症専門医療機関にご相談ください。
また、以下の公的な機関でも相談を受け付けています。
- 精神保健福祉センター: [お住まいの都道府県名] 精神保健福祉センター
(各都道府県の公式サイトなどで検索できます) - 各自治体の保健センター・福祉担当窓口
一人で悩まず、専門家のサポートを受けて問題解決への第一歩を踏み出しましょう。
- 公開
関連記事
- メトクロプラミドの効果・副作用の真実|知っておくべき危険性や注意点
- 不眠に効く?ラメルテオンの効果と副作用|個人輸入はNGって本当?
- デュタステリドの効果・副作用はやばい?個人輸入の危険性とは
- フルニトラゼパムの効果と副作用|「やばい」と言われる理由とは?
- タダラフィル「やばい」って本当?効果・副作用と個人輸入の危険性
- 知っておくべき!レボセチリジン塩酸塩の効果と副作用|個人輸入の危険性
- トウガラシの効果と副作用は?「やばい」と言われる理由を徹底解説
- セフジトレン ピボキシル|効果・効能と副作用、気になる不安を解消
- ウコンの効果とは?「やばい」副作用・危険性まで徹底解説
- トレチノインの効果と副作用はやばい?安全な使い方と個人輸入の注意点
- 「withコロナ(ウィズコロナ)」の時代でも健康的な心身を保つために
- うつ病とSNSの関係について
- 秋にかけてストレス・うつ病に注意!
- 「産後うつ」に気付くために
- うつ病は心の病?脳の病?
- 「受験うつ」への対処はどのようにすればいいの?
- 【精神科・心療内科に行ってみた】次世代のうつ病治療「TMS治療」体験記
- 【精神科・心療内科に行ってみた】 うつ病治療を効率的にする「光トポグラフィー検査」体験記
- コロナ禍でストレスを溜めない、自宅でのストレス解消法!
- ⾮定型うつ病とは?うつ病との違いや症状
- 4月、5月は新生活によるストレスを感じやすい時期
- 五月病かも?ゴールデンウィーク明けのストレスに注意!
- 適応障害とうつ病の違い
- 親のうつ病を⼼配されている⽅へ~家族としてできる事~
- うつ症状でクリニックを受診するタイミングは?
- 【うつ病かもと思ったら】コロナで孤立しやすい今だからこそ受診
- コロナ後遺症の「ブレインフォグ」とは?
- 50代キャリア女性必見!ミッドライフ・クライシスとうつ病
- 受験生も安心して受けられるTMS治療が「受験うつ」の助けに
- うつ病かも?周りの⼈だからこそ気づけるサイン
- 受験うつの対処と予防
- IT業界で働く人に知ってほしい「うつ病」になりやすい理由
- 大人の発達障害とうつ病
- 五月病とは?症状と対処法について
- 六月病の要因と対処法
- 働きすぎてうつ病に?
- 昇進うつとは? ~管理職とうつ病~
- 高齢者うつの現状
- トラウマが残り続けるとどうなる? ~PTSDとうつ病の関係~
- 快適な睡眠をとるには〜不眠症とうつ病について〜
- 周囲からは分かりにくいうつ病? 〜「微笑みうつ病」と「仮⾯うつ病」〜
- うつ病に気づくには?~うつ病による影響と変化について~
- 受験後の無⼒感〜燃え尽き症候群とは?〜
- 男性更年期障害(LOH症候群)とうつ病
- 【簡単】躁鬱チェック(双極性障害)|気になる症状をセルフ診断
- 鬱の再発が怖いあなたへ|知っておきたいサイン・原因・対策
- 適応障害かも?具体的な症状を解説【自分で気づくサイン】
- 適応障害で顔つきは変わる?疲れた顔・無表情など特徴とサイン
- 適応障害で傷病手当金をもらうデメリットは?知っておきたい注意点
- 躁鬱の原因とは?遺伝・脳機能・ストレスの影響を解説
- 適応障害の診断書は簡単にもらえる?もらい方・費用・休職 | 完全ガイド
- 適応障害で休職を伝える手順とポイント|診断書や上司への話し方
- 情緒不安定で悩む方へ|原因とタイプ別対処法で穏やかな日々を取り戻す!
- 【最新版】うつ病末期症状の全貌|見逃せないサインと適切な対応策
- 大人のADHD女性に多い4つの特徴と悩み|仕事・人間関係の負担を減らすには?
- 適応障害の薬|種類・効果・副作用と注意点を徹底解説
- つらい自律神経失調症が「治ったきっかけ」とは?効果的な改善策を徹底解説
- 大人の自閉症:当事者が語る「生きづらさ」の理由と支援のヒント
- その不調、もしかして?自律神経失調症は病院に行くべきか徹底解説!
- 大人の女性の発達障害 特徴|なぜ気づかれにくい?生きづらさの理由
- 自律神経失調症の治し方6選!今日から始めるセルフケアで楽になる
- 双極性障害の「末路」とは?症状の進行と克服への5ステップ
- 病んだ時の対処法|辛い心を癒やすセルフケア&相談
- 適応障害の治し方|乗り越えるための具体的なステップと心がけ
- 病んでる人の特徴とは?言葉・行動・顔つきで見抜くサイン
- 適応障害で休職中は何をすべき?心と体を癒す具体的な過ごし方
- 辛い失恋、それ「鬱」かも?症状・落ち込みとの違いと立ち直る方法
- 双極性障害の原因は幼少期に? 発症リスクを高める要因と親ができること
- 「統合失調症の人にしてはいけないこと」|悪化を防ぐ適切な接し方
- うつ病でずっと寝てるのは甘えじゃない。原因と少しずつ楽になる対処法
- 大人の発達障害、自覚がない本人にどう伝える?|家族や周りの人ができること
- 不安障害の治し方|自力で改善する方法と治療ガイド
- 【医師監修】自閉症スペクトラムに「特徴的な顔つき」はある?ASDの見分け方と特性
- 強迫性障害の母親のヒステリー|苦しい親子関係の原因と対応策
- うつ病の診断書|休職・手当に必要?すぐもらう方法・注意点
- 【適応障害】なりやすい人の10の特徴と克服への第一歩
- 自律神経失調症?5分でできる診断テスト!あなたの不調の原因をチェック
- アスペルガー症候群の顔つき・表情|特徴や診断の可否を解説
- 「自律神経失調症が治らない」と悩むあなたへ | 諦める前に試すべき3つのアプローチ
- 大人の発達障害は「手遅れ」じゃない!診断・治療で変わる未来
- 双極性障害になりやすい性格とは?特徴と関係性、注意すべきサインを解説
- ADHDは見かけでわかる?知っておきたい本当の特徴
- アスペルガーとは?特徴・症状・ASDとの関係をわかりやすく解説
- 大人のADHDは見た目ではわからない?行動や特性で見抜くポイント
- HSPあるある〇選|繊細さんの特徴と思わず共感する瞬間
- 「ADHD 女性あるある」で共感!大人の特徴と知られざる困りごと
- ASDの人が向いている仕事・適職【特性を活かす探し方・一覧】
- 精神疾患の種類と症状を一覧で解説【代表的な病気まとめ】
- 大人のASD女性の特徴5つ|「自分かも?」と思ったら知りたいこと
- ADHDの顔つきに特徴はある?見た目だけでは分からない特性を解説
- HSP診断テスト・セルフチェック|あなたの敏感さがわかる
- ADHDに向いている仕事・働き方|特性を活かす適職と続けるコツ
- HSPとは?敏感・繊細な人が知るべき特徴と向き合い方
- 【強迫性障害】気にしない方法とは?つらい思考から抜け出すコツ
- 大人のADHD診断で悩みを解消!診断基準や受診方法をわかりやすく解説
- ASDとADHDの違いとは?特性・症状・併存の可能性を解説
- HSPの人に言ってはいけない言葉〇選|傷つけないための接し方
- ASDとアスペルガー症候群 違いは?|今はどう呼ばれる?
- HSPの「特徴あるある」総まとめ|生きづらさ、疲れやすさの対処法
- ADHDあるある|「これ私だ!」と共感する日常の困りごと
- 大人のアスペルガー症候群 特徴あるある|診断・仕事・人間関係のヒント
- アスペルガー症候群とは?特徴・症状とASDとの違いを解説
- ADHD診断テスト50問|あなたの可能性を今すぐセルフチェック
- アスペルガー症候群の主な特徴とは?ASDとの違いも解説
- 精神病とは?症状・種類・治療法まで【正しい理解のためのガイド】
- 強迫性障害の原因は母親?真相と複数の要因を解説
- 強迫性障害かも?簡単なセルフチェック&診断テストで症状確認
- むずむず脚症候群とチョコレート:カフェインが症状を悪化させる?対策と注意点
- PTSDの治し方とは?効果的な治療法と克服へのステップ
- パニック障害の原因とは?ストレスとの関係や脳機能の異常を解説
- ASDの顔つきに特徴はある?表情や行動から読み解く真実
- HSP女性の特徴あるある|繊細さんが生きづらさを楽にする方法
- ADHDの大人女性|見過ごされがちな特徴・症状と生きづらさへの対処法
- もしかして私も?パニック障害になりやすい人の特徴とチェックリスト
- うつ状態の過ごし方|つらい時にどう過ごす?回復のヒント
- HSPで生きづらい…病院に行くべきか?受診の判断目安とメリット
- うつ病の診断書はすぐもらえる?即日発行の条件と注意点
- うつ病の診断書はすぐもらえる?もらい方・期間・費用を解説
- うつ病の再発が怖いあなたへ|サインと原因、再発しないための対策
- パニック障害の症状とは?動悸・息切れ・めまい…具体的に解説
- パーソナリティ障害とは?|特徴・種類・原因・治療法をわかりやすく解説
- ASD(自閉スペクトラム症)の主な特徴とは?理解と対応のポイント
- アスペルガー症候群の主な特徴とは?ASD・症状・診断を解説
- 大人のASD(自閉スペクトラム症)かも?特徴とセルフチェック
- トラウマを克服する治し方・対処法|PTSDを予防し心の傷を癒す
- トラウマとPTSDの違いとは?症状・関係性を分かりやすく解説
- 自律神経失調症は何科を受診すべき?症状別の選び方を解説
- 自閉症スペクトラム 軽度の特徴とは?見過ごしがちなサインと困りごと
- パニック障害の病院は何科?行くべき目安と治療法を解説
- 適応障害で休職「どうすれば?」不安解消!流れ・期間・お金・過ごし方
- パニック障害かも?初めての病院は何科?失敗しない選び方
- トリンテリックスの副作用【完全ガイド】症状・期間・対処法・重大なサイン
- 認知症薬を飲まない方がいいって本当?医師が解説する効果・副作用と判断基準
- コンサータがやばいと言われて不安な方へ|医師が解説する効果・リスク・安全な使い方
- 当帰芍薬散は自律神経の不調に効果あり?体質・期間・注意点を解説
- インチュニブの効果は?いつから効く?副作用と他の薬との違い【ADHD治療薬】
- エスシタロプラム(レクサプロ)の効果と副作用|SSRIの中でどのくらい強い?
- カフェイン離脱症状:頭痛やだるさはいつまで?期間と対処法【医師監修】
- クエチアピンがやばいと言われるのはなぜ?|知っておくべき副作用とリスク
- ゾルピデム5mgはどのくらい強い?効果、副作用、依存性を徹底解説
- クエチアピンとは?やばいと言われる理由から安全な使い方まで解説
- 睡眠薬の危険度を種類別に徹底比較!リスクを知って安全に使うには?
- 暴露療法(エクスポージャー)とは?効果・やり方・種類を徹底解説
- 睡眠薬の種類と選び方|効果・副作用・市販薬の違いを徹底解説
- 軽度自閉症スペクトラムの特徴|グレーゾーンとの違い・困りごと・診断・相談先
- 夜中に何度も目が覚める原因と対策|中途覚醒を改善し熟睡する方法
- 加味帰脾湯はいつから効果が出る?目安期間と効かない時の対処法
- 抑肝散の効果はいつから?出るまでの期間と目安【徹底解説】
- 加味逍遥散は効果が出るまでいつから?期間と効く症状、副作用を解説
- 【社会不安障害の診断書】休職や申請に必要なもらい方・費用・基準!症状例や休職手続きも紹介
- 自律神経失調症になりやすい人の特徴とは?原因・症状と自分で整える方法
- デエビゴの効果とは?何時間寝れるか、副作用や正しい飲み方を徹底解説
- レクサプロの効果・副作用・飲み方|離脱症状やジェネリックまで徹底解説
- 休職で診断書のもらい方|心療内科や精神科での対応方法!期間・費用・手当・もらえない場合を解説
- 睡眠障害の治し方|「一生治らない」不眠、原因や症状から改善方法まで紹介
- パニック障害の治し方|診断書から休職までつらい症状を克服する治療法とセルフケア
- 半夏厚朴湯の効果が出るまで|いつから効く?副作用や飲み方・口コミ・処方
- 考えたくないことを考えてしまうあなたへ|原因・対処法・病気の可能性
- メイラックス 効果が出るまでいつから?副作用・正しいやめ方、処方情報
- 甘麦大棗湯は効果が出るまでいつから?即効性・効能・副作用を解説
- 【東京】心療内科・精神科クリニックのおすすめ98選
- 【新宿】心療内科・精神科クリニックのおすすめ83選
- 【横浜】心療内科・精神科クリニックのおすすめ81選
- 【渋谷】心療内科・精神科クリニックのおすすめ87選
- 【池袋】心療内科・精神科クリニックのおすすめ87選
- 【品川】心療内科・精神科クリニックのおすすめ90選
- 【中野】心療内科・精神科クリニックのおすすめ87選
- 【吉祥寺】心療内科・精神科クリニックのおすすめ88選
- 【町田】心療内科・精神科クリニックのおすすめ91選
- 【川崎】心療内科・精神科クリニックのおすすめ93選
- 【代々木】心療内科・精神科クリニックのおすすめ93選
- 【恵比寿】心療内科・精神科クリニックのおすすめ90選
- 【五反田】心療内科・精神科クリニックのおすすめ89選
- 【溝の口】心療内科・精神科クリニックのおすすめ94選
- 【中目黒】心療内科・精神科クリニックのおすすめ98選
- 【大久保】心療内科・精神科クリニックのおすすめ89選
- 【みなとみらい】心療内科・精神科クリニックのおすすめ86選
- 【柏/松戸】心療内科・精神科のおすすめメンタルクリニック12選!口コミ、評判の良いメンタルクリニックを紹介
- うつ病の診断書のもらい方は!【即日発行可能】すぐもらえる人やもらうべき理由、タイミングを解説
- 自律神経失調症の診断書のもらい方!すぐもらえる人の特徴や休職方法を詳しく解説
- うつ病診断書をすぐもらうには?発行期間・もらい方・注意点を精神科医が解説
- 【即日休職する方法】診断書発行から会社への伝え方、お金の話まで
- ストレス・パワハラで休職する流れ|手続き、お金、復職/退職まで徹底解説
- 【休職の診断書がすぐほしい】ストレスで診断書が必要なケースは?もらい方・費用・会社への伝え方を徹底解説
- パワハラで診断書はもらえる?取得方法・証拠の効力・活用シーンを徹底解説
- 【即日退職】うつ病での退職手続き・診断書取得の流れ完全ガイド|お金や支援制度も解説
- 診断書費用はいくら?目的別の相場から保険適用外まで解説
- 【診断書即日発行】不眠症の診断書のもらい方や費用、休職・傷病手当金の手続きなど詳しく解説
- 【休職方法】涙が止まらないのは適応障害のサイン?原因・対処法を精神科医が解説
- うつ病で傷病手当金はいくら?手続きの流れや条件、申請方法を徹底解説
- 「仕事に行けない」は甘えじゃない?原因別の対処法や会社への伝え方を詳しく解説!
- 【今すぐ休みたい】うつ病は早期治療で回復を早めよう!メリット・期間・サインを解説
- 心療内科・精神科に行く基準は?こんな症状は精神疾患のサインかも?【受診目安】
- 【仕事のストレスが限界】休職すべき心身のSOSサインは?辞める判断基準と対処法を詳しく紹介
- 「仕事から逃げたい」は甘えじゃない?休職?続ける?正しい判断基準と対処法
- 朝起きられないのはうつ病かも?原因や対処法、受診の目安を詳しく解説!
- 心療内科・精神科で診断書はすぐもらえる?即日発行の条件と費用・注意点を詳しく解説!
- 「仕事に行きたくない」を乗り越える対処法|原因・休み方・辞める判断の完全ガイド
- 仕事が辛いあなたへ|限界のサインと休職・対処法について詳しく解説!
- 【診断書即日発行】辛い吐き気もしかして不安障害?原因、症状、治療法を医師が解説!
- 【診断書即日】息苦しさはパニック障害のサイン?原因・対処法と病院に行く目安
- レバミピドの効果・副作用・注意点を解説|『やばい』噂は本当?
- アセトアミノフェンは「やばい」?効果・副作用・安全性を徹底解説
- トラネキサム酸で美肌・シミ対策!効果や副作用、正しい使い方を解説
- クラリスロマイシンの効果と副作用 | 「やばい」個人輸入リスクを徹底解説
- イベルメクチン」の効果・副作用は?個人輸入のリスクを解説
- 生薬「キキョウ」の効果・効能と気になる副作用|安全に使うには
- 酸化マグネシウムの効果と副作用|便秘薬は安全?【やばい噂の真相】
- リスペリドンは「やばい」薬?効果・副作用から個人輸入まで徹底解説
- ファモチジンとは?効果・副作用・「やばい」噂の真相を徹底解説
- シテイの効果・副作用は?「やばい」と言われる真相を解説【生薬/医薬品】
- 【知っておきたい】プレガバリンの効果・副作用|「やばい」と言われる理由とは?
- 【徹底解説】ロラタジンの効果と副作用|「やばい」って本当?
- ドンペリドンの効果と副作用|使う前に知りたいリスクとは?
- アルプラゾラムは「やばい」薬?効果・副作用・個人輸入のリスクを解説
- 五苓散の効果とは?気になる副作用や「やばい」噂を徹底解説
- 半夏(ハンゲ)の効果・副作用を解説!「やばい」って本当?
- セレコキシブの効果と副作用を徹底解説!気になる「やばい」噂の真相とは?
- ランソプラゾールの効果は?副作用は「やばい」?飲む前に知るべきこと
- エチゾラムの効果と副作用:本当に「やばい」?個人輸入のリスクも解説
- ジエノゲストの効果と副作用を解説!気になる不正出血はやばい?
- 【サンショウの効果】「やばい」ってホント?副作用や注意点も解説
- 高血圧の薬アジルサルタン(アジルバ)の効果・副作用・注意点をすべて解説
- グルタチオンの効果は「やばい」?副作用・安全性を徹底解説!
- イブプロフェンの効果・副作用|『やばい』噂と個人輸入の本当の危険性
- シャクヤクの驚くべき効果と副作用|飲む前に知るべき注意点
- 【やばい?】ニンジンの驚くべき効果と怖い副作用を徹底解説
- サフランの効果と副作用|やばい噂の真偽を徹底解説!
- 【シオン】驚きの効果と知っておきたい副作用・個人輸入のリスク
- ブロチゾラムは「やばい」薬?効果・副作用・安全性を徹底解説
- ロラゼパムの効果と副作用は?危険性や個人輸入の注意点を徹底解説
- 知らないと怖い?ビタミンaのやばい噂と正しい効果・副作用情報
- アンブロキソール塩酸塩の効果と副作用|「やばい」ってホント?個人輸入は危険?
- フェブキソスタットの効果とは?気になる副作用・個人輸入の注意点
- センノシドはやばい?効果と副作用、正しい使い方を医師が解説
- デキサメタゾンの効果と危険性|副作用・個人輸入のリスクを解説
- メコバラミンの効果と副作用を徹底解説!しびれ改善の真実|個人輸入は危険?
- クロチアゼパムの効果と副作用|正しく知って安全に使うガイド
- アスピリンの知っておきたい効果と副作用|なぜ「やばい」と言われる?
- ミルタザピンの効果と副作用|「やばい」って本当?不安を解消
- ニフェジピン「やばい」は本当?効果・副作用・個人輸入のリスクを解説
- エスゾピクロンの効果は?気になる副作用と安全な使い方【ルネスタ】
- ベタメタゾンはやばい?効果・副作用と正しい使い方を徹底解説
- プレドニゾロンの効果と「やばい」と言われる副作用|誤解されやすいポイントを解説
- スルピリドの効果と副作用|「やばい」って本当?飲む前に知るべきこと
- フロセミドの効果と副作用を徹底解説【個人輸入はやばい?】
- オランザピンはなぜ「やばい」?効果・副作用・注意点を徹底解説
- アリピプラゾールの効果・副作用を解説|知っておきたいリスクと正しい使い方
- スピロノラクトンの効果・副作用を解説|個人輸入の危険な落とし穴
- リマプロスト アルファデクスの効果と副作用|腰痛・しびれ改善薬の真実
- アゾセミドの効果と副作用|「やばい」と言われる理由とは?
- ショウキョウの効果と副作用を徹底解説!使う前に確認すべき注意点
- ニトログリセリン|薬と爆薬の顔を持つ驚きの効果と副作用【やばいの真相】
- ジアゼパムのすべて|効果・副作用から危険な個人輸入まで解説
- ブドウ糖の効果とは?「やばい」副作用と正しい摂り方・食品
- メトトレキサートの効果と副作用|服用前に知っておきたいこと
- 知っておきたいメラトニンの効果と副作用|安全な使い方・個人輸入の闇
- 葉酸の【効果】と【副作用】は?「やばい」って本当?知っておくべきリスク
- カルベジロール「やばい」ってホント?効果と副作用を詳しく解説
- テルミサルタンの効果と副作用|『やばい』って本当?個人輸入の危険性も解説
- ビオチン効果は肌・髪に?副作用「やばい」噂と個人輸入リスクを解説
- 炭酸水素ナトリウムの効果と副作用|安全に使うための注意点
- バルプロ酸ナトリウムの効果・副作用|「やばい」って本当?知っておくべきこと
- ゼラチンの効果は?「やばい」「副作用」の真相を徹底解説!
- レベチラセタムの効果と副作用|服用者が知るべき注意点
- エゼチミブとは?効果、副作用、個人輸入のリスクを解説